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フィールドノートの総合的な学習の時間

15歳の提案 KUSHIROマスタープラン

2021年6月17日。北海道教育大学附属釧路中学校へ伺い、3年生の「総合的な学習の時間」でフィールドノートの清水がお話させていただきました。

附属中学校では地域の課題を解決していくため、1年生では「くしろ再発見」をテーマに北大通のフィールドワークを。2年生では他都市との比較を行い、お話させていただいた3年生は「15歳の提案 KUSHIROマスタープラン」といった計画をつくるために学習を進めているそうです。(すばらしい...)

最終的には、釧路の「課題解決のための提案を釧路市民に発信すること」が目的だそうで、フィールドノートの取り組みを少しでも役立ててもらいたいと思い参加させていただきました。

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多様な生きかたを学べるモデルケース

清水を中心に90人の生徒たちが輪となり、円形で囲まれるスタイル。(緊張...)内容については、そもそもフィールドノートとは?といった話から、地元のお店を利用することで、どのようなお金や人、情報の循環がおこなわれるか?など、時代の移り変わりによるメディアや暮らしかた、働きかたの変化といった話。

とくに力をいれて伝えたことは、課題を解決するうえで「自らが興味・関心のあるものを通じて取り組んでみる」ということ。「じぶんごと」として関わるにはどうしたらいいか?といったことでした。

というのも、地域でお店をやられている人たちは誰に頼まれている訳でもなく、自分の「やりたい」を実践している人たち。自ら考えて、計画し、実行している店主さんたちは、生徒たちにとっても「地域の中で多様な生きかたを学べるモデルケース」になる人たちだと思うのです。

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地域の課題を「じぶんごと」に

自分の「夢中になっていること」や「好きなこと」というのは、「じぶんごと」にとらえる良いきっかけになると思います。そうした自分の「興味・関心を引き出す」ためにも「取材してみよう」というワークも行いました。

取材してみたい友だちや先生に「夢中になっているもの」や「興味・関心のあるもの」について聞いてみる。そうすることで取材する人は聞く力を、取材された人は自分なりの答えを引き出されるはずです。そうした前向きな「自分で出した答え」を課題に対する解決方法にプラスしてもらえたらと思い取り組みました。

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よく言われる「釧路には、なにもない」。でも、それは「ただ知らないだけ」であって、地域の中には「夢中になれるもの」や「興味・関心」を広げて、充実した暮らしを実現している人たちがいます。

そうした地域に「いる人」、「あるもの」でもっと「できること」があるはず。生徒たちには、楽しみながら地域の課題を「じぶんごと」としてとらえて取り組んでもらえたらと思います。

お声かけいただきました附属中学校のみなさま、どうもありがとうございました。

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写真:北海道教育大学附属釧路中学校

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