若手が育つ三原則

メンバーが育つ為には、いくつか原則があると思います。





特に新卒や第二新卒くらいの時期。メチャ重要ですよね。





弊社でも毎年15名を目標に新卒採用していますが、採用と同等に戦力化について悩むのはどの企業も一緒だと思います。





戦力化していく為には、色々なことを教育してかなくてはいけない訳ですが、そこについて自分はこう思います。





1 . 量
2 . 負荷
3 . 過不足





新卒を含め、若手が育つ三原則として、この三つが超重要だと思います。





かなりブラックな会社っぽいですがw でも心底そう思っています。






時代と共に沢山働けなくなってきているので、量を熟すのが難しくなってきていると思いますが、量を沢山熟さないと質を高めることはできないと思う訳です。






量は経験となり、経験は成長になります。AIに学習させるのでも一緒です。まとまった量が無いと正しい学習ができないのと一緒で、思考するだけのサンプル数(失敗経験や成功経験)が足らないということです。







なので量を熟すまでは、「思考」よりも「行動」を優先した方が良いと思っています。というよりも、思考してもあまり意味が無いと言った方がいいかもしれません。






行動すれば、何度も何度も失敗します。ただその失敗の原因と、偶発的に成功した成功要因を考えてみることで、メチャ勉強になる訳です。





そしてその失敗原因と成功要因は、人によって大きく違います。それはタイプや強み/弱みが異なるからです。






なので他人が経験した成功要因や失敗原因を自分に当てはめても、その整合性は高くない場合が多いです。つまり「自から行動し、沢山の経験値を得る
」ことが重要な訳です。






しかし、勿体ないことに「思考優先」になってしまうケースがありますね。沢山考えてしまい、行動が遅くなってしまうパターンです。






このパターンに多いのは、「固定観念が強く、新しい観点が全くない」ケースです。新しいやり方や手法を提案した際に、「それは既に考えたんですが、、、」という回答よりかは、「それは、、、考えて無かったですね」という回答が多いパターンです。






つまり思考するだけの失敗経験や成功経験が足らないということです。これを"経験幅"と定義すると、縦軸の経験幅が狭いのだと思います。






経験幅が狭いと比例して思考幅も狭くしてしまいます。それは非常に勿体ないことです。






なので、新卒や第二新卒と言われる20代~26歳位は沢山行動して量を熟しましょう。勿論、会社の規定などで思いっきり仕事ができないケースもあると思います。なので限られた時間の中でいいので、思いっきり量をやりましょう。そうすれば経験幅は必ず広がっていきます。







2つめに「負荷」ですね。これもブラックっぽいですが、負荷もメチャ大事です。






自分は"役職が人を育てる"という言葉に共感していますが、その理由の中の一つに「負荷かかるから」という理由は大きく占めると思います。






そもそも成長の定義は「出来なかったことが出来る様になること」だとした場合、「出来ること」をやっていてもあまり意味がありません。「出来ないこと」へのチャレンジがマストです。







ここで言う「出来ないこと」というのは、苦手分野を指している訳ではなく、「やったことが無いこと」という意味です。求められることが高くなっていくということですね。






自身がコンフォートゾーンに居ては絶対に成長は無いと思います。いかにアンコンフォートゾーンに身を置くか。これが"負荷"だと思います。






役職が上がると「求められるMission」が変わります。そうなると、今まで考えてこなかった様なことを考えなければなりません。






でも考えたことが無いので、迷ったり間違えたりします。でもそれで良いということです。※迷いっぱなしはダメです。自身の迷いを排除する為に、答えを持ってそうな人に対して積極的に壁打ちしに行きましょう。







何度もチャレンジしていくウチに"勝手"がわかってきます。この「勝手がわかる」という経験は財産です。気が付いたらアンコンフォートではなく、コンフォートになっているハズです。






これが成長ですね。なので適切な"負荷"はマストだと思います。







最後に過不足ですね。これは"認識"の話なので、自身の中で過不足を感じる状態になっていればOKだと思います。完璧にできていることであったとしても、必ずそこに過不足があります。なぜならば、相手が求めているレベルは無限大だからだと思います。





不足が全く無い状態というのは、ある意味存在しないと思います。






この"過不足が無い"という思考性になってしまうと大変危険です。量に対しても負荷に対しても必要性を感じなくなってしまうので、成長STOP!という状態ですね。







なので、自身の過不足はどこにあるのか?という観点は毎日忘れずに持っておくべきです。必ず過不足は存在します。







この「量 / 負荷 / 過不足」を熟していくと、目まぐるしく成長するハズです。気づいたら出来ないことが出来る様になっているハズです。成長とはそんなものだと思います。






よく就活生や面接時にも聞かれますが、「何か社会人になるまでにやっておいた方が良いことはありますか?」と聞かれたり、「入社した後のビジネスマナー研修とかありますか?」と聞かれたりしますが、社会人になるまでにやっておいた方が良いことは、沢山遊ぶことと、本気でインターンをやる?位しか思いつかないです。





なぜならば、「量 / 負荷 / 過不足」をやることで成長する訳なので、社会人になる迄は、好きなことをやっていたら良いと思います。もしくはどこかのインターンにでも入るか。






学業も書籍も大事だと思いますが、「沢山勉強した!」とか「沢山書籍を通じてインプットした!」という自己評価は不要だと思います。あくまで現場と勉強は往々にして異なるケースが多いです。







話をまとめますと、限られた時間の中で構わないので、限界まで量を熟し、負荷をかけ、毎月振り返って不足を洗い出してみて下さい。そしたら成長します。絶対に。






ちなみに自分にも言えることです。みな頑張りましょう!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?