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私が見る夢

春が過ぎれば、やがて夏が来るからか、最近水の夢をよく見る。夢と現との間で水と戯れている私の夢を。それだけ身体が疲れているのか、彼の腕のなかが恋しいのか、気がつけばパジャマを脱ぎ捨てて、一衣も纏わない姿で眠っていることさえある。(週末に限るが)

SNSの友人たちで、泳ぐのが好きで習っていたり、定期的にプールに通ったりしている友人も何人かいるが、そういう時間があることが羨ましいと思う。
実際、私は泳ぎが下手で、やっと泳げるようになったのが11歳の小学5年の夏で、その時覚えた泳法というのが、息継ぎをあまりせずに潜水の平泳ぎで25m泳ぐという結構キツい泳ぎ方だった。幼少の頃から心配性な母親の「ふうちゃんは、足が悪いからプールは無理よ、溺れて死んじゃうわよ!」という呪縛のせいで、本当は習いたかったのだが、性に合わないピアノと英会話を習わせられたが、正直、あまり身に付かなかった。それだったら、まだ書道や絵画の方がよっぽど私向きだったのに。

昔、小学6年の時だったか、日曜日のフジテレビのアニメ・「世界名作劇場」でシャチと家族と海を旅する少女の冒険物語・「七つの海のティコ」というアニメをよく観ていたが、私は主人公の七海(ななみ)に憧れていた。彼女は、海を服のままで素潜りしたり、どこまでも泳ぐことが出来る、「海の妖精」的な存在。あんな風になれたら楽しいだろうな、とは思っていた。

先ほど、絵画の話をしたが、私は海や魚の絵が好きだ。上野の日展で度々出会う海の絵画や、魚が泳ぐ絵画を観ていると、夢中になり何分も見いってしまう。あと、水族館は私の癒しスポットだ。一昨年に、彼とサンシャインシティの水族館に行ったが、あの興奮は忘れられない。鰯の群れの輝きや、色鮮やかな熱帯魚たち。美しかった。

毎年、誕生日デートで横浜に行くが、その時必ずシーバスに乗る。横浜の海はロマンチックで、ベイブリッジやみなとみらいが美しい。浜離宮からの水上バスもいい。東京湾から、隅田川を通り浅草にいくルート。やっぱり、水辺を見ているとどこかホッとする。

私は、きっと癒されたいのだと思う。夏が来たら、また、海にいきたい。海の見える温泉で、ゆっくりと身体の疲れをほぐす。そうして、美味しいお酒をゆっくりと頂く。本当は、温泉に入りたいのか(笑)。

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