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誰もが暮らしやすい社会に貢献~病院向け呼び出しシステムの紹介~

※2022年12月1日に公開した記事です

12月3日から9日は、誰もがお互いを尊重し支え合う「共生社会」への関心と理解を深めることを目的として定められた「障がい者週間」です。全ての人が暮らしやすい社会には何が必要でしょうか?この機会にぜひ、一緒に考えてみませんか。

今回は、そんな社会の実現に貢献する当社製品の一つとして
病院の待合室に設置する、呼び出しシステム「Hospision(ホスピジョン)」 をご紹介します。

このシステムにより、順番が来ると自分の番号がモニターに表示され、どの診察室に行けばいいのか、あとどれくらい待ち時間がかかるのかがわかります。
モニターを見れば状況が確認できるため、音声による情報の把握がしにくい方でも、スムーズに診察を受けることができます!

病院の待合室に設置されたモニター

このシステムに込められた工夫について、開発担当者にインタビューしました!

工夫の一つ目が、人間の色覚の違いに配慮した表示画面です。
実は、色の感じ方はみんな一緒ではなく、遺伝子タイプや、様々な目の疾患などにより違いがあります。

そこで、モニターの表示画面は、多様な色覚に対応した「カラーユニバーサルデザイン」にもとづいた色使いとしています。さらに、開発チーム内でも「どのような色の組み合わせが見やすいか」などを繰り返し議論し、どなたにも見やすい表示画面を目指しました。

二つ目に、実際に操作をされる病院の先生やスタッフの方への聞き取りを行い、なるべく少ないクリック数で操作ができるようにするなど操作性の工夫も行いました。
ちなみに、病院の規模や診療科によってもシステムに対するニーズは全く異なります。
例えば、病院のスタッフ全員が操作できるようにするなど、納入先の病院に合わせてシステムの変更を行い、ご提案しています。また、病院によっては、スマホで呼び出し状況が分かるサービスも提供していて、待合室の混雑緩和や、時間を有効に活用したいという患者さんから好評です!

システム稼働時に病院へ伺った際には、その場にいらした患者さんから「見やすくなったね!」とお声がけいただき、とても嬉しかったです!また、スタッフの方からも「順番に関する問い合わせやクレームが減って、働きやすくなった!」とおっしゃっていただきました。

このようなシステムを活用することは、全ての人が暮らしやすい共生社会につながるだけではありません。
従来、病院では紙の掲示物や受付票などが多用されていましたが、システムの活用によってはペーパーレス化も期待でき、資源の有効活用にも貢献できると考えています!

誰もが使いやすいシステムを目指したHospisionには、様々な患者さんやスタッフの方々を想う気持ちが込められています。
病院の待合室で見かけた際にはぜひ、注目してみてくださいね!

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