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グローバル展開で躍進!Audiostock海外版

ついに2023年7月、Audiostockの海外版がスタートしましたね!!おめでとうございます🎉 2019年に英語版サイトはスタートしていたそうですが、今回は完全リニューアルとのことです。

ようやくSNSでも公開OKになりました。今回は、日本のクリエイターがAudiostock海外版サイトで販売するための流れ海外版サイトを見て気づいたことなどを自由に書いていきたいと思います。


クリエイターは日本版サイトで登録

まずはじめに、クリエイターがAudiostock海外版サイトで販売するためには次の2つのステップが必要です。

  1. 日本版サイトで会員登録

  2. 提携サービスを許諾

日本版サイトにアカウント登録できるクリエイターの条件は、国籍が日本で、日本語が理解でき、日本の銀行口座を持っていることです。海外で販売するには、さらに提携サービス販売設定(海外)画面で設定します。

国内版Audiostock、fm23のプロフィール。

私自身は、2020年に定額制プラン報酬を受け取り始めました。今はBGM257点、効果音136点を登録中。2022年にアルバムをまとめて手続きして、110点ほどのBGMを配信しています。

>> オリジナルアルバム一覧

私の場合、何日も時間をかけて作り込むというより「とにかく短い時間で作り切る」といったクイック&ファスト系DTMです。出来がイマイチでも完遂するのが大切というモットーがあって、こういう作り方になっています。

細く長い継続が功を奏したのか、毎月ほぼ同額の報酬(高級ランチに行けるぐらい)を安定的にいただけるようになりました。

作品登録が順調にできればもっと報酬を大きくすることができるはずです。しかしながら、厳しくなった審査が高いハードルとなり半ば諦めている状況。そんな事情で、最近では過去作品の宣伝が専業になっております。

ただ、国内版サイトからのダウンロード以外に、動画サービスや音楽配信サービスからのチリツモ報酬があります(チリツモ:塵も積もれば山となる)。

TikTok、YouTubeショート、PIXTA、各種音楽配信サービスからの報酬が入るタイミングについてはこちらの記事でも紹介しています。

また、来月からは新たな報酬システムの導入が予定されています。少し前、新たな報酬システムが発表されたとき、Twitter上では批判や不満が観測されましたね。数年後、「そんなことあったよなぁ!」とドヤってもらうぐらいの快進撃を期待したいところです。

Audiostockの場合、アカウント登録するにあたって持ち出しのお金はゼロ。音楽配信代行も任せられます。これからやってみるか迷っている方は、ひとまずクリエイター登録してみてはいかがでしょうか?

海外版ができるとどうなるのか

このたびのAudiostock海外版がスタートしたことにより、海外ユーザーが徐々に増えていくことが考えられます。現在、海外版の発売を記念してAudiostock ではすべての海外新規ユーザーに 30 日間の無料トライアルが提供されている。

「海外ユーザーが日本人クリエイターに何を期待するのか」を考えて制作するといいのかもしれませんが、基本的には作りたいものを作ることがBGMストック継続のポイントでしょう。なぜならば続けることが一番大切だからです。

これからもし海外ユーザーがダウンロードしてくれたら、定額制の売れ筋がだいぶ変わることを予測しています。日本版と海外版と分けて教えてくれるのでしょうか?そうだとすれば分析しやすいですね。

季節ごとにどんな曲が売れ筋なのか、どんなタイトルが検索されやすいのか。定額制プラン報酬のダウンロード作品リストを見るだけでも勉強になっています。

JETROのホームページには「売上高に占める海外比率を5年後までに50%以上にすることを目標にしている。」との代表メッセージが掲載されていました。

目標が叶えば、来月から報酬比率が下がっても今よりクリエイターの実入りは良くなるでしょう。

海外版サイトはこちら>> https://audiostock.net/

海外版サイトでは、海外のユーザーのみが登録できるようになっています。

ちなみに、私がまだ何もわかっていない状態の時に「もしかして海外での再生数がチェックできるんかいな?」と思い、自分のメアドで登録を試みましたが登録できない旨のエラーメッセージが出ました。再生数が気になる。

日本版と海外版サイトの比較

海外版Audiostock、fm23のプロフィール。
背景を黒にすると海外っぽい?

コーポレートカラー

カラーが全く異なりますね。赤でないところにとても驚きました。海外向けのコーポレートカラーはレモンライム色のようです。

爽やかな色。

アニメが前面に出ている

日本と言えばアニメ。なるほど〜。クールジャパンで海外勢に覚えてもらいやすそうです。この絵でTシャツ作ってくれたら買います。ちょっと強そうな猫もいる↓

ウォーターマークがない

日本版にあって海外版にないもの。それはウォーターマークです。ウォーターマークがなくなったことでユーザーの試聴ストレスがなくなりました。

私は今までSoundCloudにわざわざ楽曲をアップしたり、配信リンクを載せたりしていましたが、これからは海外版をリンクして宣伝することも考えたい。

次の音源が自動再生される

Audiostock日本版サイトでは、1曲再生するといったん終わる仕様になっています。

しかし、Audiostock海外版サイトでは1曲再生すると、自動的に次の作品が再生されるようになっています。念願の「バックグラウンド再生」が叶いました。この使い方、気づかれましたか?

購入するためではなく、単に楽しむためです。広告なしでいろんな音楽が聴けてしまいます。私がブログを書くときよく聴くのはharryfaokiさんのBGM。

日本版より海外版の方が音が小さい

何か意図があるのでしょうが、海外版サイトで聞くと日本版サイトで再生するより音が小さいです。海外版で聞いた後にSpotifyやYouTubeを開くと音が大きくてびっくりする。

ジャケットデザインが自動設定

楽曲のタグ情報をもとにしているのか、ジャケットデザインが自動で設定されています。楽曲のアイコンに画像があるのは、可視性がプラスされたと感じました。ある程度、直感的に選びやすい。

猫をテーマにした作品↓リアルな猫の写真が割り当てられていてラッキー。

サックス音源が使われている作品はこちら↓曲のイメージにぴったりなデザイン。

イメージと違うデザインになっている作品も見受けられるので、欲を言えば自分でデザインや差し替えできるようにして欲しいです。あとnoteで画像がカード表示されるようになると最高!

まとめ

さいごに本記事のまとめです。

  1. 日本国内の音楽クリエイターは日本版サイトで登録・設定

  2. 海外版スタートによって販路が大幅拡大

  3. 日本版サイトとは違った仕様になった

クリエイターとしてはどんな動きをするのか楽しみですね!

私は現在、別の海外ストックサービスでも効果音を販売しています。ストックサービスでの販売にご興味があれば読んでみてください♪

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