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【熱中症】フェスの体調不良者が100人超とのニュースを読んで

来週も暑さが続きそうですね!きのうのサマソニで救護所に行った人が大勢いたとのニュースを読んだので、本記事では熱中症(脱水)に関して、ピックアップしたいと思います。


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体が水を吸収するには20〜30分ぐらいかかる

水を飲んだ瞬間から体全体にしみ渡りそうなイメージを持っていませんか?

私たちが飲んだ水は、体に吸収されるまでに20〜30分ぐらいかかります。

「こまめに水を飲みましょう」といわれるのは、

  • 飲んだ水分が腸まで届くのに20〜30分ぐらいかかる

  • 1回に吸収される量には限界がある

という理由があるためです。

フェスや屋外スポーツ、畑仕事のように汗をダラダラとかく環境では、体内の水分とともに塩分やミネラルも奪われてしまう。

その時に水だけを飲んだのでは、体の中の塩分濃度が下がってしまい熱中症になりやすい。そこでスポドリや経口補水液が水分摂取の助けになります。

のどの乾きはすでに脱水が始まっていることを示しており、乾きを感じる前に水分を摂ることが大事。小さなお子さんや高齢者はとくに脱水になりやすいため要注意です。

マッチョな人は筋肉に水分をためられる点で有利です。一方、体についている脂肪には水分をためられません。残念!

お酒を飲んだ時は脱水になりやすい

アルコールに利尿作用があることはすでに皆さんご存知かと思います。

特にビールは利尿作用が強く、1リットルのビールを飲むことで、1.1リットルの水を失うそうです。脱水になりやすいのは、アルコールの分解に水が必要なためです。

フェスの炎天下で飲酒して、その後何も飲まずにうっかり寝てしまうと、汗をかいて脱水は進むばかり。「飲酒したら水分摂取」もしっかり覚えておきましょう。

脱水は熱中症だけでなく、尿路結石脳卒中にも関係があります。夏は脳卒中が発生しやすい季節。

今回のサマソニでは待ち時間が長く、観客はお金を払っている以上、お目当てのアーティストを「見なければならない」という思いで、暑い中我慢していた可能性があります。

熱中症の重症度
I度:めまい、失神、こむら返り
II度:頭痛、吐き気、嘔吐🤮
III度:高体温、けいれん、歩けない

厚生労働省 熱中症を防ごう!

熱中症を防ぐには、まず熱中症に関する知識を持つことが大切です。イベントで救護所に不調者が殺到すると十分な対応ができませんし、そのような事態はできるだけ避けなければなりません。今回の事態が最後になるよう、フェスの開催場所や時期などは見直されることとと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。こちらの記事↓もおすすめです(私のnoteでは累計約4万PVのヒット記事です)。


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