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中学受験勉強の謎と複雑怪奇な高校入試 前編

※ 今回の記事はとても個人的な考えなので、中学受験を予定されているご家庭を批判する意図は全くありません。全力でスルーしてくださいね。


我が家は今のところ中学受験は予定していません。

そして、それはうちの子の性質上、今の中学受験市場の加熱ぶりが子供の特性に絶対向いていない気がするという母親の勘みたいな部分が大きいです。
良い教育を受けさせたいという気持ちは人並みにはあると思います。たぶん。

自分の子どもにギフテッドみたいな飛びぬけた頭の良さだったり、特徴的な発達特性があったりしたらもっと積極的に中学受験を考えた可能性があったとは思います。本人の能力にも友人作りにも、良い方に働く気がする。
もしくは精神年齢が高いタイプの女の子だったり。
一部の子どもには、やっぱり特色のある私立というのはメリットがある様に思うし、そういうお子さんには中学受験って良いものだと思う。

でも普通の子の受験のメリットって何だろう?

私があまり中学受験に気持ち的に乗り切れない理由の一つに、大人が解くのもかなり難しい独特の問題を、小さな子供に毎日夜遅くまで長時間頑張らせる意味があるのかがいまいち理解しきれない、と思っているところがあります。(という私も大昔に地方のお嬢さん学校を中学受験した口ですが、首都圏とは比べ物にならないほど緩かったのでちょっと違うかと)

小学校からあんなにハードに勉強したら、勉強嫌いにならないのかな?
息切れして人生が嫌になってしまわないのかな?
と、どうしてもそんな風に思ってしまう。

もともと勉強が好きな子は良いけれど、中学受験を通じて学ぶことが好きになれる子っていったいどれくらいいるのだろうか?
小学生からテストの点数と偏差値や順位に晒され続ける影響はないの?
そしてその後入った学校で、学力はどれくらいのびるのだろうか?

ずっと自分の中でモヤモヤしていたのですが、下記shinoharaさんの記事を読んでて、私自身は大学受験までに基本的なことが理解できればある程度の応用は利くから、あまり難易度の高い問題を早くから解くことの必要性を感じない。だからやっぱり中学受験の勉強はいらないのじゃないかと思っている、ということがわかってスッキリしました。

どのレベルからやり直すかというのはあっても旧帝大レベルまでは教科書レベルを徹底的にやって抜け漏れをなくし、過去問をやればいける、というのは個人的な体感的にもすごくしっくりきます。
だってそういう風に問題できてるし。

そしてそれより上位校や海外の大学を狙うというのはもう趣味の域であるような気がするのですが(学校に対するあこがれ、学びたいものがあるとか、コスパよく医者になりたいとか進路、諸々含め)、そういうものじゃないのだろうか・・・
やっぱり親の考えで最初から目指さなくてはいけないもの?

別に進学校でもなくても、○○模試でいつも上位みたいなタイプじゃなくても、予備校に行かなくったって旧帝大レベルまでは何とかなる。
だって教科書しっかり読んで、良い問題集か参考書をひたすら繰り返して解いて穴を埋めていけばいいから。
あんまり難しい問題集に手を出すより、基本的で網羅性がある解説がしっかりしたものを繰り返す方が学力は上がった実感があります。
(話はそれますが、私は進学校出身ではなく高3の夏の志望校模試でF判定をもらう程度の成績でした。が、そこからもう一度やり直して現役で合格できました。Fって一体…)

わからないときに聞く先生は必要なので、そういうときのために学校や塾の先生はいてほしいけれど(例えば過去問やっててわからないときに聞くとか)、それ以上でもそれ以下でもない気がする。

それよりも「これを学びたい!」とか「興味が惹かれる」ものがあるかどうか、学び続けることへの意欲の有無や人生への希望がその先大事になるんじゃないだろうかと。

勉強ができる、というのは単に学ぶことがスキ、ということの結果で、運動が好き、とか他のスキと変わらない気がします。
もちろん遺伝が半分という無視できない要因はあります。

一方で、海外に転居されたお子さんでギフテッド➡飛び級で大学進学みたいなケースの場合、ギフテッド認定を得るために中学受験の勉強が役に立ったという記事も読んだことがあるので、すごく勉強向きのお子さんならメリットは大きいのかも、とも思ってみたり。でも普通の子の中学受験のメリットってなんだろう?

教育ママになりきれない私のやっかみかもしれませんが。


続きます。
読んでくださってありがとうございます。

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