見出し画像

後の時代に残すもの

こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

うちの実家では、朝ドラと大河ドラマは必ず見ていたので、私も子どもの頃から割と見てきました。
ここ数年は忙しくて、見たり、見なかったり、見ていても途中で離脱したり・・。
ですが、今年は大河ドラマも朝ドラもとても面白く視聴しています。
大河ドラマは平安ものということで、紫式部の生涯を描いた作品ですが、脚本がとても上手くて、楽しませてもらっています。

紫式部といえば、「源氏物語」、「源氏物語」といえば、「あさきゆめみし」ということで、大学受験生の頃に読んだ「あさきゆめみし」を改めて読み返していました。
1,000年も昔のお話なので、色々とツッコミどころも満載ですが、
(人の感情というのは、今も昔もそうは変わらないんだな)
と興味深く読んでいます。

女性は男性の庇護の下で生きるしかなかった時代。
生まれたら父親の庇護、年頃になったら夫の庇護、老いては息子の庇護・・。
(「女は三界に家無し」とはよく言ったもので・・)
父親や夫、息子が早くに亡くなったりすると、後ろ盾を無くし、生活にも困窮するような不安定な立場にあった女性・・。

時代は移り、朝ドラが描くのは、戦前から戦後の日本。
はじめて女性が弁護士になることが認められた時代のお話です。
(わりと最近の話だったのだと思うと、ビックリです)
朝ドラの時代背景としては、恐らく私の祖母が生きた時代と重なると思います。

祖母は、祖父の後妻なので、私とは血はつながっていませんでした。
女学校を出た祖母は、大阪の大手繊維会社で会社員をずっとしていました。
当時、40歳頃まで結婚もしないで会社員をしている女性は、割と珍しかったのだろうと思います。

祖母はよく、
「女性が社会で認められようと思ったら、男性の何倍も努力しないとダメなんだ」
と言っていました。

また、
「私の時代は、好きな人と結婚なんか無理だった。そもそも、若い男性の多くは戦争で亡くなった・・」
とも言っていました。

私自身、大学を出て、就職し、勝手に結婚・出産し、勝手に離婚。
その上会社員を辞めて独立するという、割と好き勝手な人生を送っていますが、祖母の時代にはとても難しいことだったのだろうと思います。

女性が自身の力で生きていくことは難しかった紫式部の時代から、先人達が一生懸命権利を勝ち取ってきてくれたのだと思うと感慨深いです。

自分の子どもや孫の世代に、私たちは何を残していけるのだろう?と思う日々です。

それにしても、藤原道長を演じる柄本佑さんが、やたらイケメンに見えてしまうのは、なんでだろう??
うっかり好きになってしまいました♡