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記事一覧

聖書はそう言っているのか?(1)ソドムとレビ記 創世記19:1~11

聖書はそう言っているのか?(1)ソドムとレビ記 創世記19:1~11

先聖日、「聖書はそう言っているのか?(1)」と題して、ソドムとレビ記 創世記19:1~11などを開き、メッセージを語らせていただきました。
YouTubeにアップされていますが、他のサイトに埋め込みできないように設定されていますので、リンクしておきますね。←クリックしてご覧ください。

テキストは以下の通りです。
礼拝説教の時間では、語りきれなかったことなども入っておりますので、お読みくださると感

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ソクラテスはクリスチャン?啓示論の視点からみたロゴス・キリスト論

ソクラテスはクリスチャン?
啓示論の視点からみたロゴス・キリスト論

現代神学思想演習

発表者 濱和弘



はじめに ー啓示論的視点からロゴス・キリスト論を見るということー

 

ロゴス・キリスト論というのは、そもそもは神の言であるλόγος(ロゴス)の受肉の意味を考える議論だが、それはすなわち、カルケドン会議(451年)におけるキリスト論における神人両性をめぐる議論に先行する受肉した神イ

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聖書を原語で読む意味は何か

聖書を原語で読む意味は何か

はじめに聖書系Vtuberの足袋田クミです。この記事では、聖書を原語、つまりその書かれた元の言語であるヘブライ語(あとアラム語)やギリシャ語で読むことの意味について考えていきます。

原語の方がいいことと別に翻訳で構わないこと結論から申し上げれば、聖書を読むにあたり、原語の方がいい場面(あるいは原語でないといけない場面)と、翻訳で事足りてしまう場面の、両方が存在します。

私たちが真っ先に避けるべ

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聖書通読のすすめ

聖書通読のすすめ

はじめに聖書系Vtuberの足袋田クミです。この記事では聖書通読、つまり聖書を最初から最後まで全部読んでみることに挑戦してほしい、というおすすめをします。前回、「はじめての聖書」という記事を書きましたが、その続編だと思ってください。

なぜ通読が大事か通読しなきゃダメか?

聖書は膨大な書物で、全部読み通すにはかなりの時間と労力がかかります。早い人なら(自由な時間が比較的取りやすい人なら)数週間で

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はじめての聖書

はじめての聖書

はじめに聖書系Vtuberの足袋田クミです。この記事では「聖書を読みたいけど、何をどうしたらいいかわからない」という人向けの案内を用意します。私はプロテスタントの教会に通っていますので、そちらの情報への偏りがあることをご了承ください。

聖書が読める電子媒体いきなり聖書買うのはハードル高いと思うので無料で読めるネット上のものやアプリを紹介します。

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https://www.

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聖書の言葉の限界性

聖書の言葉の限界性

 以下の文章は、私の出版予定の『(仮)神かく語りきー傘の神学的啓示論』の中の一節である。最初に断っておくが著者である私は、「聖書は、誤りない神の言葉である」と言う信仰告白に立つ福音派の牧師である。そして、この「聖書は誤りのない神の言葉である」という信仰告白の上に堅く立っている。
 しかし、同時に神学の一学徒として、この「聖書が誤りのない神の言葉である」という信仰告白への神学的

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