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■『コロナショック・サバイバル』  出でよstreet smartリーダー! 去れbook smart


時節柄、たった1週間で書き上げられた薄い本。

この本のなかでも、冨山和彦さんお得意の
L(ローカル)、G(グローバル)二分理論が用いられていました。

で、L(ローカル)→G(グローバル)→F(ファイナンス)
経済は3段階で重篤化する、と警告されています。

これまでも、こうした単純化した理論には賛同できず、
冨山さんのご主張には反発を感じることも
多かったのですが、
今回に関しては、同意できる主張が多かったです。

特に、
大企業より中小企業経営者の方が
この100年に一度の経済危機に生き残れる可能性が高い
という主張。

「実は資金繰り経営、現預金残高に関しては、
 中小企業経営者の方がよほどセンスがいい。
 東大卒やハーバードMBAのようなインテリサラリーマン
 (JALなどに結構いるタイプの学歴エリート)の方が
 鈍い場合が多い」


「実は、中堅、中小企業は元々オーナー経営者が
 トップダウン型経営をしている場合が少なくないので、
 その経営者自身がしっかりしていれば危機には強い。
 ある意味、身軽な分、敏捷性もあり、
 危機の大波を巧みに避けることもできる」

また、

「戦時は独裁である」「トップダウン」
「最後は自分で決めよ」

にも頷けました。

ここ10年ほど、多くの日本企業では
ダイバーシティが重要視され、
働きやすい環境が整ってきましたが、
ことコロナ禍の危機下では、リーダーは
現場に権限委譲し、傾聴に時間を割くよりも、
権限をトップに集約し、
即断即決で組織を動かしていくことです。

book smartではなくstreet smartですね。

明治維新の頃も戦後も、動乱期には
本物が生き残り、リーダーが登場します。

すでに政治の世界でも、
一気に評価される地方自治体の首長が
登場してきていますが、
ビジネスの世界でも、この修羅場をくぐることで
凄いリーダーが沢山登場してくるでしょう。

僕たち市井の一人ひとりも
他責でリーダー登場を待つのみならず、
自責思考でできる試行錯誤を
がむしゃらにやり修羅場をくぐりぬけましょう!

すべては、日本の上司を元気にするために。


以下、備忘録
「前川孝雄のはたらく論」
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12597896272.html

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