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北海道十勝、8日間ひとり旅

訪問日:2023年2月8日(水)~15日(水)
移動手段:公共交通(車なし)
場所:帯広、鹿追、大樹、池田、浦幌

北海道移住に向けて下見に行ったときの記録です。
観光というより冬の北海道の様子を見に行ったという感じなので、観光の参考にはならないと思うし、とにかく歩きまくっているので鉄道旅の参考とかにもならないと思われるのが悲しいところ。
でも、冬の北海道でもパワーでなんとかなるという参考にはなるかも(?)

もうすぐ1年経ってしまう!ので記憶が薄れないうちに。
これから移住したい人にも参考になれば………なるのか!?

ちなみに移住後の生活はこちらのマガジンからどうぞ!



【1日目】帯広

初の冬の北海道ということで、いつもの如く直前で宿を取る形ではなく、しっかり事前に宿泊地だけは決めていった。行く(観る)場所は、まあ、その場でどうにかすればいいかという気持ちで出発。

12:15発 羽田空港⇒帯広空港

AIR DO機内で飲んだホタテスープに感動
十勝の冬のパッチワークがかっこよすぎて感動

この時点でテンションが爆あがりしていた。が、帯広駅周辺のお店が17時開店で絶望。空腹のなか歩き続け、駅ナカの「ぶたはげ」さんに辿りつく。

すごい名前・・・になりながら大感謝で食す
鹿が雪に頭突っ込んでた(違う)
タイポ天国だ!と思って眺めていた

この日は駅周りをウロウロ&帯広駅にある「とかち観光情報センター」に行ったりした。知らない町に行ったら役場か観光案内所へ行く事が多いです。ネットの情報も収集しますが、やっぱり現地ガイドやスタッフさんのオススメの鮮度には勝てないので。スタッフさんの意見を参考にパンフを集めてホテルへ。明日以降の計画を立てて就寝。
▶︎帯広泊


【2日目】鹿追

9:00 朝活で駅前から1.5kmほど歩く

ホッチーノコーヒーのモーニング

意外と歩けるな…などと思いながら優雅に過ごす。

10時頃 ホテルに戻り身支度を整え帯広バスターミナルへ
どこの窓口に話しかけたらいいかわからず目があった人に話しかける。違う窓口だったので横へスライドしてチケットを購入。路線バスだが然別湖行きは専用のチケットみたいなのがもらえる。

たぶん13時前頃に然別湖に到着。

これが然別湖コタン

超晴天。北海道の晴れの日は強めの日焼け止めが必須なのだと知る。
よく考えたらスキー場でも塗るわ。
関東の冬用のあんまり意味がない日焼け止めしか塗っていないので泣いた。

ちなみにここまでは先述の通り、高速バスとかではなく「北海道拓殖バス[51]然別湖線然別湖(然別湖畔温泉)行き」にて2時間ほどかけて行きます。普通の路線バスで行く雪山道が初めてなのでずっとスリップしないのかビビってたし、出発前にトイレ行って良かった…遭難した時用にチョコ持ってきてよかった…と密かに思ってた。峠からの景色が良かったので降りたかったが、まあ、我慢するしかない。

スノーモービルやったり、バーで映えてみたりできます

関東から持ってきた軟弱な手袋(しかもスマホを触るために親指に穴が空いている)でモービルしたため、指先が凍り、半泣きで裏起毛の北海道仕様の手袋を現地調達する。今考えると愚か過ぎる。マジで指が使えなくなる可能性あるからみんなは気をつけてくれよな・・・

温泉入ったりしてたら吹雪いてきたため、帰りのバスまでカフェで暇つぶしして過ごすことに。

山ってマジですぐに天気が変わるんだなあ

バスで貰ったクーポンを使うの忘れててカフェで謎の豪遊をする。

カフェにいるの飽きて折り返しのバスが来た途端に乗り込んだら、運転手さんに寒いからロッジに居たら?と言われたけど、もう動く気力がなかったのでそのまま運転手さんと喋ってた。たぶん16時頃に出発。帯広まで戻る。

ご飯屋をチェックしていたが歩く気力がなく駅前でご飯屋さんを探す。

「夜のスープカレー屋さん」(店名)にて

初めて食べた現地のスープカレー。噂には聞いていたが私が知っているスープカレーとは違った。カレーというよりスープだった。私は汁っぽいカレーより、こちらのカレーっぽいスープの方が好みかもしれない。
十勝のお店は十勝産にこだわりがあることをなんとなく感じ取り始める。

ホテルに戻って疲労ですぐ寝る。
▶︎帯広泊


【3日目】帯広

10時頃 優雅にモーニング

ホテルヌプカの1階にあるカフェ

予備日として空けてた日。
どうしようかなと迷ったが、バスで遠くに行ける時間もない。
移住後すぐ車を持つ予定がなかったため、帯広市内ってどれだけ歩けるのか気になり、実際に歩いてみることに。

12時前 帯広市役所展望ホールへ

雲かと思ったら山だった

山が近くてデッカくてびっくりする。まだこのときは日高山脈もよく知らない。いろんな記事に登場してくるから十勝の重要な山?なのかな?ぐらいの認識。最初に見たとき山だと思わなくて「何だアレ・・・山!?」になりました。
綺麗すぎてしばらく見ていた。

満足して、川沿いに歩き始める。

こんなに白鳥と鴨がおることある?

13時頃 帯広神社到着

かわいいシマエナガみくじ

シマエナガみくじは可愛くて行くたびに引いてしまい、いまウチには2匹います。中身の御神籤だけ収めて飾っています。これからも増えるでしょう。
旅の安全を祈り、近くのカフェで少し休憩。
移住後、帯広に行くとこのカフェを度々利用しているのですが、そんなことになるとはこのときは思っていなかったね。

13時半 ふたたび出発
14時すぎ 札内川 幕別町の境界へ

さすがに歩きすぎでは?

途中のしまむらで水分補給。どこの土地に行ってもしまむらをみると安らぎます。埼玉県民なので。
近くで電車が通過するのを見かけ、頑張って撮影などしながら幕別町百年記念ホールに到着。

除雪されてないのでだいぶ遠くから撮影

何故ここを目指したのかは今となっては思い出せない。完全に旅行ハイだった。とにかくルートも決めずに歩き続けていた。

電車があるということは駅がある(当たり前!)と思い、近隣の駅を検索してそこを本日のゴールとする。
正直いうとこの時点でかなり疲れていたが、どうしようもないので歩き続けるしかない。

再び歩き始める。

やっと見えた札内駅

15時半ごろ 札内駅へ到着

日も暮れかかって寒くなってきました

朝のカフェ起点にしたら結局全部で何キロぐらいだったんだろう?と思ってGoogleマップにピンを立ててみましたが、よくわかりませんでした。

たくさん歩いたことだけはわかる

札内駅ではたくさんの電車がみれたので沢山撮りました。
車体番号とかなんかそういうのはパッとわからないのでみなさん適当に判断お願いします。

割と都会的なデザインなのに一両で不思議な気持ち
特急おおぞらくん
このラッピング可愛いので好きです

このあとは電車で帯広へ戻ったようです。
歩いてるときから絶対にラーメン食べるぞ…(凍えてるじゃん)になっていたのでラーメン屋を検索し、直行しました。沁みました。

ラーメン酒屋 三楽

よくマイナス9度とかの日に歩き続けていたなと今になっては思います。
旅行者って強い。まあ今も氷点下の中で毎日歩いているんですけどね。
▶︎帯広泊


【4日目】忠類、大樹

ここからいつもの私の旅行記あるある、写真が少なくなっていくので午前中は何をしていたのかわかりませんが14時ごろ遅めのお昼を食べたようです。

大樹町にある「彗星に碧」のサンドイッチ

一旦大樹にきて、もういっかい忠類まで戻ったみたいですね。なんで?

なんで?と思ったけど、よく考えると大樹でやることねえな…と思ったんだと思う。すまない。今となっては住民だから許してくれ。
大樹町、住むには良いけど冬に観光する場所は市街地に特にない。

というわけで16時頃「忠類ナウマン像記念館」に到着したようです。

「また会ったね象の像♪」と思ってたら鳴き声が響き渡り、ビビる

近くにある道の駅やJAの直売所もウロウロとして、温泉に入り、のんびりと滞在。18時頃のバスで大樹に戻ったみたいです。

バス停から見えたあやしく輝く白銀台スキー場

夕飯を食べ損ねてたので町内の飲食店に行こうと思ったけど、雪もちらついてきてしまい、コンビニでお酒とおつまみを買って乾杯。
▶︎大樹泊


【5日目】大樹

大樹町は移住の候補地だったので、移住コーディネーターさんに町の中の施設を案内してもらったり、町内の作家さんと会っておしゃべりしたり。

このときは手前の山が日高山脈だと思ってた

▶︎大樹町泊


【6日目】大樹、帯広

9時半ごろ 散歩(また散歩!)

この日も日高山脈が見えていると思い込んでいた
役場の敷地にSLが展示してあり田舎だなあになる

町内見学の続き&終わったらそのまま町の端っこから、市街地へ向かって歩いてみたりしました。全然歩けるなあ、歩ける範囲にスーパー&コンビニなどが揃っているなあと思う。これが結構、移住の決め手になりました。

白銀台スキー場へ行こうとするも疲労を感じ始め断念(そりゃそうじゃ)
帯広空港へ向かう車に同乗させてもらい、帯広へ。

ホテルで休みつつ明日以降の計画。
ちょっと元気が出てきたので気になってた北の屋台へ。

雰囲気が渋すぎる
すべて十勝産というこだわりを感じ、感動

思っていたより北の屋台は混雑していて、人疲れしてすぐ帰宅。
でも地元の人と喋れてとても良かったです。
十勝の人は十勝が大好きなんだなあとここで確信。

▶︎帯広泊


【7日目】池田、浦幌

10時半ごろ 普通列車に乗り込み池田へ向かいます

ラッピングも内装もかわいかった〜!

11時過ぎ、池田ワイン城に到着。

城だ・・・・

中ではワインの購入はもちろん、試飲も沢山出来るのですが、何を飲めば良いのかわからず、隣の団体のワインソムリエだというおじさまの解説を盗み聞きし、オススメしてたワインをわたしも飲んだ。美味でした。
レストランで赤ワインのビーフシチューを食べる予定だったのだが、定休日でした。営業日は調べてから行こう!

試飲もそこそこに紹介された方に会うために浦幌へ、
13時半ごろ到着。

駅舎かわいいね

雪がぱらつく中、浦幌博物館へ向かい学芸員の方にお話を聞きました。
そのあと、学芸員さんの紹介で古道具をつかったWSのお試しに参加させてもらい、その縁で浦幌神社へ。
社務所で地域の方の繋がりや神社の成り立ちなどについてお伺いしました。

沢山話して17:30帰路へ

あっちのホームって使われてないのかな…

沢山歩いたし大満足でぐっすり寝た記憶があります。
▶︎帯広泊


【8日目】帯広

この日は朝ごはんどうしたんだろう・・・
写真がないのですが、ホテルのレストランのビュッフェで食べた気もします。普段わたしは朝ごはんを全然食べないのですが旅先のモーニングビュッフェってなんであんなに食べられるんでしょうね。

10時半ごろ 帯広の画材屋さんへ

株式会社 受川

画家である私は画材の調達路も移住するには重要。
まあ、普段使いのものは関東に住んでいる時から世界堂WEB通販で注文していましたが、通販には無いものもあるし、フラッと寄れる画材屋がどのぐらい近くにあるかは気持ちの面で重要だったりします。
外観からは想像できないぐらい店内は充実したラインナップ。物が多いというより、ぎゅっと綺麗に詰まってるって感じ。
よっぽどマニアックな画材でなければ大抵揃います(見切れなかっただけで探せばそういう画材もあるのかも)。資材系は同じ帯広内にホームセンターがあるし、安心です。

満足して、市内を先日とは逆エリアへ歩き始めます(また歩いてる!とは言わないでください)

看板が埋まってるのを見て驚愕しました

途中のドトールなどで休憩を挟みつつ、歩き続けます。
ちなみにこの日はめちゃくちゃ風が強くて、雪が舞って顔にぶつかってきたのを鮮明に覚えています。北海道の雪って軽いんだなあと思った記憶。
風が冷たくて寒いのに、太陽はあったかくてまぶしくて不思議。

そんなこんなで12時前に帯広百年記念館に到着です。

十勝にきたら寄ってみてください

普段現金を持ちあるかなすぎて、コインケース開いたら博物館の入場料400円すらなくて焦りながらちょっと歩いてコンビニに行くハプニングもありつつ。
展示はとても充実していて、軽い気持ちで行くとびっくりするかもしれません。わたしが一番興味深かったのは市町村の合併の歴史でした。
(ついこの間もまた見に行ってきましたが、十勝の地理が少しずつわかってきてから見るのも初見とは違った面白さがありましたね~!)

満足して、帯広の森を散歩したあとお土産を買いつつお昼を食べようと、六花亭本店へ。
しかし、本店の喫茶室が定休日!
迷いましたが・・・わたしは負けず嫌いなので(?)、また帯広を縦断して西三条店まで歩くことにしたのでした。

14時すぎ到着。

映りこみしとるが

ビーフシチューを食べたみたいなのですが、今考えると池田のワイン城で食べれなかったのを引きずっていた可能性がある。
その後、空港行きバスを待つため、ふじもり食堂へ。
メロンソーダがお冷の代わりに出てきてビビったりしながら待ちます。 

17:25 帯広バスタ⇒空港
19:10発 帯広⇒羽田

深夜に自宅にたどり着き泥のように眠りました。

またね、十勝

まとめ

なggggggっが!!!!!!!!
安易な気持ちでまとめ始めましたが8日間のまとめはめちゃくちゃ大変でした。しかし良い振り返りになりました。

北海道の移住は「夏」と「冬」両方を見たほうがよいと言われています。
私は夏の北海道には幼少期行ったことがあったので、冬だけ見て決めたのですが、観光地でないところは草がのびのびだったり、作物が茂っていたりするので、ビックリするかもしれないのでやっぱり移住するには両方を見たほうがいいと思います。

私は事前に十勝(というかほぼ大樹町)に絞って下見に行きましたが、その頃は北海道のエリアの概念があまりありませんでした。エリア毎に特徴があるので、迷ってる人はまずエリアで絞って下見に行くのも良いかもしれません。

というか、見ててわかると思うけど、こんな感じでしか移動できません。
本当は名寄とか、登別も見てみたかったんだけど、8日間で土地勘がないのに回り切れるわけないと思って帯広周りに絞っていた。その考えは正しかった。
(今なら3箇所回ることはできると思うけど…)(ずっと移動ではある)

まあ…移住はある程度は勢いだと思う…ので、いいかもと思ったら一旦住んでみるのも手だと思います。人生は一度きりなので!

ここまで読んでる人っている!?
そこのキミ!読んでくれてありがとうございました!

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