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やはり一般の健康診断では肺癌の早期発見は絶望的かと…

右肺上葉切除手術後の定期健康診断

今年に入り、切除した右肺上葉の病理検査で、リンパ節の24のサンプルのうち、2サンプルに癌の浸潤があったことで、当初の肺癌のステージ1Aだったものが3Aに変更されました。また、これにより化学療法(抗癌剤治療)に移行されることになりました。

そして1月24日には、現在の職場での健康診断。
事前の問診票には「肺がん 治療中」とだけ記載しました。
その結果を社内イントラで確認…

う~ん、やっぱりこれでは肺がん等の初期発見は絶対ムリというのが、わたしの結論。もちろん前職での会社の定期検診でも肺の異常は全く検知されていませんでしたから、世の中の胸部X線撮影だけでは、もう肺癌の初期発見は不可能で、胸部X線で発見が疑われたときには、かなり大きく成長した癌になっていて、ステージも既に3とか4を疑うレベルになっている可能性が高いという感じかと…

健康診断結果

さて、わたしの問診票に「肺がん 治療中」と記していたので、X線技師や担当の医者が必死にレントゲン画像とにらめっこしたのでしょう…

その結果には以下のことが明記されていました。

・右の上肺野に線上影
・右の横隔膜に横隔膜拳上

まあ、わたしの右肺上葉が無いので、そこに線上影を見つけるのは至難の技なのですが、切断した部分を拡大してみて、線上影と判断したんでしょうね~♪ つまりは右肺中葉の上の部分を「右の上肺野に線上影」と表現しているのかも… それでも右肺上葉切除していることまで判断(把握)されていないようなので、この表現なのかと…

次に横隔膜拳上については、そのとおりで、右肺上葉の切除で、右胸腔内の位置を身体が補正しようとしているので、右の横隔膜は上に上がってバランスを保っています。ここは記載のとおりです。

でも、本来、対象者が肺癌であることがわかっている場合、少なくとも
わたしの残っている肺にある左下葉すりガラス結節影(1.3cm)、右下葉すりガラス結節影(6mm)の2か所を言い当てることができないと、初期発見すら難しいということなのでしょう…。健康診断の胸部X線はそのレベルのものと認識すべきということですね。

その意味で、やはり健康と、何らかの病気の初期発見を意識する場合は、定期健康診断よりは人間ドックでCT検査が入ったものを選択する以外にないかと思います。

わたしの経験を悲劇と捉えるなら、その悲劇にならないようにCT検査付きの人間ドックを受けてほしいと思います。わたしが得た1番の教訓です。みんな長生きしてほしいな~、わたしの分まで…

熟睡モード

ここ数日、寝る前にクラシックの音楽の波に漂いながらリラックスしてから寝ると、何故かぐっすり寝れるようです…
昨日は最後にこのBBCプロムスのエルガー・ヴァイオリン協奏曲を聴いてから寝ました…
個人的には音楽の分野はクラシックに限らずロックもPOPも選り好み無く聴いてます… ただ、演歌と浪曲、詩吟などはもともと聴かないかも…

そして、このサントリーホールでのアバド、ムローヴァのブラームス・ヴァイオリン協奏曲も良い録音です。この音声ミキサーの森さんを知っていまして、その後、オランダのフィリップスのエンジニアのスタン・タールさんとCD化したものが販売されていましたね~♪ 今はフィリップスもデッカに吸収されてしまいましたが…。

この音声コンビと共に、ロシアのサンクトペテルブルクにあるマリインスキー劇場で約二十日間、オペラやバレエの収録で、当時のわたしはビデオエンジニアをしておりまして、いろいろ経験させてもらいました。
その時に、ワレリー・ゲルギエフさんの指揮を生で聴けましたが、今やこのご時世、ロシアに行くことも無いですね~♪

わたしはブラームスのピアノ協奏曲第1番の、あのピアノの入りの部分が妙に好きなんですよね~♪
好みの演奏は、ブレンデル・アバドのものですが、このティーレマン、ポリーニも良いですね♪

音楽に癒やされるのか、ここ数日熟睡ができました。ただそれでも倦怠感は全てとれるわけではないのは、これも抗がん剤の副作用なのかも…

来週の1泊2日予定の入院準備

今日は、久しぶりにたまった洗濯物を洗濯。こたつでみかん食べながら、お茶をのむという定番のリラックスタイム…

夕方までのんびりして、来週の入院準備でも…

今のところは、月曜日は午前中は在宅勤務。
午後は病院に行って血液検査やPCR検査、心電図等の事前検査と診療を受けて、血液検査の結果から化学療法(抗がん剤治療)の2サイクル目に入れるかどうかの医師判断を受けて、火曜日に入院。
多分、火曜日の11時までには入院して、即点滴開始かと…
あのシスプラチンとロゼウスを8時間以上かけて点滴三昧かと…
翌日水曜日は退院予定だけど、15時からリモート会議…内容15分、質疑15分らしいけど、多分一番体調が悪いと思われる時間帯かと…

木曜と金曜は仕事の予定を組んでいますが、水分はかなり摂取しないとならないので、既に会社のロッカーに500mlの炭酸水を8本確保。水分チューチューしながらのお仕事予定。

来週を何とか乗り越えることができると、抗がん剤治療の4サイクルの身体的な対応イメージが描けるので、来週がある意味勝負かな…

ということで、まずは火曜日、水曜日の1泊2日の入院準備でも…

前回の入院時には、予想もしなかった便秘に悩まされたので、今回は、いつも自宅で一生糖尿病にはならない対策として励行している、りんご酢と納豆とビオフェルミンSを持参しようかと…

水分は、ルイボスティとお茶のペットボトルの各々1本、これにトマトジュースの200mlを4つ、炭酸水2本を持ち込む予定です。とにかく抗がん剤治療は、お小水として流すことが最重要…

さて気合を入れて

いや~、癌になる前はソプラノ・サックスの音色に憧れて、いつかはうまくなりたいけど、楽器が高価過ぎるので、まずは真似事からと、10万円の定額給付金で、EWI(Electronic Wind Instrument)を購入しました…

まあ色々な音色の音源が入っているので、素人的には遊べる道具として、それなりに楽しんでおりました…

これから上達するために練習かな~と思う矢先の肺癌宣告で、以来全く吹かなくなってしまいました… 肺活量が20%減ると息が続かないけど、これも4サイクルの抗がん剤治療が終わる5月連休後に少しずつ復活するかな~♪

最終的には、ソプラノ・サックスでTruthを演奏したいけど、それは別世界に旅立ってからなのかも… それがTruth? それが現実!?

EWI版も…

FACESも…

でもソプラノサックスの方がいいね♪

さて、そろそろ準備でも…


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