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【名探偵コナン】#5.私、たぶん、貴方のこと



「んッ。んッあっ…!」





  「ーーぁん、っだめ、キス。もっ…と」




「えどがわく…ぅんつ、きもちっ!いぃ…っ…」




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夜。阿笠邸の地下室。
そこには2人の子供が身体を重ねる時間があった。

子供と言っても頭脳は大人。
この世でたった2人だけの、幼児化された者同士にしか分かれない淡く切ない本能の欲。寂しい夜。

ふたりはその解消を求めて互いを貪る。

「ねぇ江戸川くん。私達、難儀な体よね。貴方だって凄く辛いの分かる。だって。頭の中は泥々しちゃうくらいえっちなことでいっぱいなくせに、小学生のココは大きくなれないものね。」

これで許してねとでも言うような愛撫。
唾液のたっぷり込もった口付けを添えてそっとかぷりつく。

彼の、1口サイズのものを口に含んで。哀は優しく丁寧に頬張り包んで舐め取っていく。

根本から先へ、根本から先へ。
ツーっと滑らされる裏筋は哀の舌先から外れてチュプンと音を立てた。

んぐ。んぐ。…っ。

んん。っ。


クプクプと音が立つ。
吸い付いた唇が静かに前後を続ける。

「んあっ」

「何?澄ました顔してるから何も感じてないとでも思ってるの?」

ムッとするも哀は手こそとめない。

「…バカね。悶々してるに決まってるじゃない。私だって苦しいんだから」

気持ちよく出来てるか分からない。
だって分かんないよ。勃たないもの。

哀は擦る速度を早めた。
やらしい音が立つ。

「ねえ、気持ちいぃ?」

コナンは寝そべったままビクビクと疼く。
恥ずかしいけど嬉しい。

少女は小さく笑う。
その喜びに彼女もまた、片手を下半身へと向かわせる。

「んッ。っく。んぁあ…」

濡れる訳ないのに何となくソコが気持ちいい。
頭の上からの微かな喘ぎ声が聞こえる。
興奮して…力んじゃう。

彼の皮を少し剥く、しごいて。
そしてまたちゅぷちゅぷと彼を頬張る。
二つのカラダは熱を上げてゆく。

真っ暗な部屋。静寂なベッド。
布の擦れる音が鳴る。
少女はまた唾液同士を重ねたく彼の身体を這い昇る。

「江戸川く…んッ!ちゅ」

2人にしか感じ得ないモヤモヤ。
その欲を晴らし合う夜。
それはこの先何度も何度も訪れた。

そう。

ある人物に見つかるまでは。


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ーー

「ちょっと!聞いてる?コナンくんもだよ??」

「き、きいてるよ。はは」

「まったくもー!!」

深夜になっても帰ってこないコナンを心配して夜道を探し回り、明け方ようやく辿り着いた阿笠邸。
地下室で裸のまま寄り添い寝ていた2人を見つけて毛利蘭は驚愕した。

起こされて今、2人は事情聴取を受けている。

「いい?哀ちゃん。女の子の身体はとっても大事なの。人を愛するのは素晴らしい事だけど、こんなえっちなこと小学生でする事じゃないよ?どこで覚えたの」

「ちっ!違うのっ!」

私達は本当は大人だから。
しかし、それを伝えるのはタブー事項だ。

コナンは誤魔化しに徹している。

信じさせる事が出来ないもどかしさ。
原因が原因だけに哀は腰に手を当てる蘭に何の言い訳も思い付かなかった。

「あの。…そのえっと…」

見た目は小学生でも本当は同い年。
それでも亡くなった唯一の肉親、姉のように叱ってくれる蘭に哀はどこだか信頼を寄せている。

「……」

蘭はひと通り子供達を叱ると動いた。
哀の手を拾い方向を転換させる。

「私たちは一度地下に行くからここで待ってて!コナン君は哀ちゃんのが終わってから。まずは女の子の話をしてくるから」

そう連れてかれる哀は引かれるがままにとぼとぼと歩かされ階下へと消えていく。

何を話し合うのか気になるのはコナンだ。
蘭の言い付けを守らず2人をそっと、つけて行く。


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ーー

つい先程までふたり絡んだ乱れたベッドの上。
コナンが物音を立てず覗き込むとそこに蘭と哀が並んで座っていた。

「哀ちゃん。あのね」

お説教はなおも続いている。
哀は静かにそれを聞いている。

心と体の事を叱る蘭。そして沈黙になる地下室。
哀の両手は膝小僧の上で静かに握られていた。

蘭の重い溜息で空気はまた緊張する。

開かれる瞼。横向く顎先。
哀はさっきよりも鋭く見直される。

蘭は背を立て深々と座り直す。
そして、哀へ厳かに口を開いた。

「ここに来なさい」

「えっ」

「お仕置きよ」

「!?」

「…」

握り拳のまま俯く哀は蘭を咄嗟に見上げる。
驚いた表情がコナンにも映る。

「おしおきって?…」

「哀ちゃんはまだ自分の体の大切さが分かっていない。だからそのお尻を一度うんと痛くして、身を持ってそれを覚えてもらうわ?」

「…っ!?」

「分かる?お尻をお仕置きする意味。哀ちゃんみたいな悪い子はたっぷりとお尻ぺんぺんしますから。哀ちゃんのふたつのお尻。たくさんたくさん痛くしてもうあんな事しないって。ね?約束」

「待っ。きゃ!!」

戸惑うも体格差に負けて哀はあっさり蘭の膝にうつ伏せられた。
そのままハーフパンツを勢いよく下ろされる。

「やめっ」

蘭の指は次にはショーツを引っ張っている。
当然生肌と言う意思がコナンにも垣間見えた。

「嫌っ!やめて!!」

哀は叫んだ。
いくらお姉ちゃん的存在でもお尻を見られるのは恥ずかしい。ましてやこんな形で。

それでも蘭は止まらない。
哀のショーツもするっと下ろしてその名の通り“お尻ぺんぺん”の準備をする。

頭が大人の哀にはかなり堪える格好が出来上がっていく。

「哀ちゃん暴れないよ?大人しくして!」

まさしく小さな子供を諭すかの如くその態度は叱り付けられた。

言葉、仕草、罰せられ方。
見た目だけで与えられる全ての子供扱いに宮野志保は猛烈に恥ずかしがる。

距離を縮めたく曲げられる膝下、ショーツを取り返したい腕。顔は紅潮。
おねがい、と。始まる前から哀は必死に抵抗する。

コナンの目は一層見張られた。
それは蘭の腕は上空に伸ばされていったから。
そして

「哀ちゃん!お仕置きのお尻ぺんぺんよ!」

心の準備も定まらずして哀のお尻は問答無用の初めの一振りが落とされた。

ぱぁんっ 「うっ!」

哀の動きがピタッと止まる。続けて小言。
ぺんぺん。ぺんぺん。ペンペンの嵐。

子供の耐性にとって蘭の威力は少し強すぎる。

「きゃあっ!痛いっ痛いーっ!!」

膝の上の哀が声を張るのは直ぐの事だった。

重力だけに留まらず上から腰をぎゅっと抑えられる。
そうして膝にくっ付いたまだ未発達のお尻にキツめの着弾。
悲鳴の中小ぶりなお尻は赤く紅く染められていく。

バチンッ。バチンッ。バチンッ。

25回を迎える頃だった。
余りの痛みに何かにしがみ付いてないと耐えられない哀の姿がある。
蘭の膝を抱え、その少し上で歯はギッと食いしばわれていた。

「哀ちゃん!もうあんな事しない?」

蘭の手が哀の尻に勢いよくぶつかる。

「っ!!嗚呼!」

逆膝に乗るお尻はまだまだ止まる様子のないお仕置きをバチバチと。
バタつきたくてもズボンとショーツが絡んで上手く動かない。

「ーーあぁん!痛いっ!」

哀は何かを叫んだ。

上擦り声。
お尻には蘭の指跡が何本も付いて総じて片方ずつ丸く紅く、それが腰から膝裏へ広範囲に色付いている。

…。

だめ。もうダメ。。

哀は蘭と同い年である事も忘れ、大人にしては恥ずかしい体勢や叱られ方も忘れ、痛くされるお尻にただただ泣いていた。

「ーーごめんなさいっ!痛い!痛いッ!」

バチンッ 「ぁん!ごめんなさいーっ!!」

見た目相応、少女は大声で泣く。
止まらない。真ん中強打に仰け反った。

「おしりもう嫌っ、あぁーん!!」

尻を赤くして猛省する哀をコナンは見つめていた。

蘭は助け舟を出した。
落ちる手は会話の要所ごとになった。

うつ伏せの哀は蘭の膝で静かに叱られる。
言い終えると小さくその身は頷いていた。

自分から離れてゆくとフッと固められる体。
落ちてきてたまらず嘆き四肢は張る。

蘭にお尻を管理される宮野志保、灰原哀。

あと10回を言い渡される。
そうしてお尻は片方ずつ5回弾かれるも、最後だからと力を強められた。

ヒュッ ぱしんっ!

「あぁーん!!!」

ーーーーー

ようやく許された哀。
わんわんと泣きじゃくった余韻は蘭の膝で呼吸する深い上下としてコナンの目に映っていた。

蘭の手はもう挙げられない。
恥ずかしくて抵抗していた当初の姿はもう無い。始まって直ぐに痛みに挫かれていった。

堪らず晒した子供らしい姿は宮野志保ではなく灰原哀そのもの。

子供の哀にとって蘭からのお仕置きは十分に反省させられるものとなった。

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ーーーー
ーーー
ーー

「哀ちゃん、もう泣かないで」

持ち上げられ、哀は蘭の膝に座らされた。
頭と背を撫でられる。

まだショーツも上手く履けてないのに。
哀は無意識にも蘭に抱きついた。

(心配かけて。ほんとにごめんなさい。お姉ちゃん…)

降ってくる優しい声。まとわりつけば温かい。
哀は蘭を姉に重ねる。
背中をぽんぽんと落ち着かせながら蘭は斜めるショーツを火照るお尻にゆっくりと被せた。

「痛かったね、お尻。よく頑張りました♪」

「…っぐす。」

「もうあんな事はしないで?お願い。コナン君の事が好きなら、いつか本当に愛し合える時が来るから」

蘭の言葉がスッと身体に染み込んできた。
哀はコナンが好きな事も認めて小さく頷いた。

「…」

ショーツのゴム紐がピリッとする。
はみ出たお尻がまだ熱いのは涼しい空気が教えてくれた。
蘭はズボンを履かせて目の前の小さな体をまたぎゅっと抱き締めた。

互いを温め合う数十秒が経った。

ーーー

「さあ!次はコナン君だね」

哀はハッとした。

「哀ちゃんは50回でごめんなさい言えたよね。ってことは…」

蘭は顎に手を当て「コナン君は60回かな」

ニッと意地悪そうに笑った。

さっきまでの鬼のように怖かった蘭がいつも通りに戻る。
哀はホッとしてふふっと笑う。

「江戸川くん、泣くかしら」

「かもね。でも哀ちゃんも泣いてたでしょ。お膝の上からでも分かってたよ?」

「わ、わたしは別に泣いてなんか」

「?」

「…ぅぅ」

哀は顔を覗き込まれて何も言えなくなった。

「ふふ、そっかそっか。哀ちゃんは強い子だね」

何も見てないよと言われているかの様に撫でられ、涙の残る顔は蘭の視界から外される。

「で、でも。ちょっとだけなら」

「ん?」

「ちょっとだけ、、泣いた…かも」

「うん。その哀ちゃんの素直な所、好き。」

蘭の前では何故か正直で居たくなった。
哀は蘭の袖をきゅっと掴んでいる。

「哀ちゃん。コナン君、何回がいいと思う?」

「そうね。おしりぺんぺんはやっぱり男の子のお仕置きだから」

「ふふ、なら哀ちゃんの倍?」

「3倍」

「えー!哀ちゃんきびしー!はははっ」

微笑ましい会話。2人の回数相談。
手を繋ぎ、地下室から出て来ようとする2人にコナンは慌てて地上へ駆け上がった。



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ーーー
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ーーーーー

「コナン君。待った?」

そうして告げられるお尻叩き70回の刑。
始終会話を聞きある程度想定していたとは言えコナンの顔から血の気が無くなる。

蘭は怯えるコナンを抱えると地下には行かず、テレビ前のソファを陣取った。

そこで取り掛かるお仕置きの準備。

「いい?コナン君。女の子はもっと大事にしなさい?約束よ?勝手にどっかほっつき歩いたり長い間放置するような大バカ推理ノ介にならない様に!」

(だ。誰の事だよ…)

工藤新一も同時に叱られた。

今にも下ろされるズボンにじたばたするコナン。
やられて来なさいと言う顔でにやっとこちらを向く哀が目に入る。

「ら、蘭ねーちゃん!ぼ、僕も地下室で…」

「だーめ。哀ちゃん立っての希望でコナン君はここでお仕置き!」

「…っ!?」

コナンは哀を睨むがその身は迷われる事なくお仕置きの体勢をつくられていった。

膝にうつ伏せられたコナン。
必死な抵抗も無視され、蘭からは開始の声が落ちてくる。

「準備はいーい?コナン君」

「やめてよ蘭ねーちゃん!」

「だーめ!」

身体をグッと押さえられた。
蘭はコナンを叱りつける。

「男の子は女の子の前でお尻ぺんぺんよ?」

哀が見つめる先で。
コナンのお尻ペンペンが始まった。

同い年に見られる。恋人にされる。
悔しさや恥ずかしさで新一は嫌がるが、哀同様履いているものは全部下ろされた。

哀は移動。
対に置かれたソファに座ると腕を組んでその姿を見つめる。
コナンの胴体が見える特等席、パンツを下ろされると毛も失い子供サイズになってしまったモノがぴょこっと現れた。

昨夜自分が愛した愛おしい場所。
丁寧に扱われた昨日と違って今はぞんざいに扱われてしまう。
蘭の膝に押し上げられ、次には玉ごと押し付けられる。

剥かれた男児のぷりんとしたお尻。
コナンのお尻は哀の目の前で激しく音を立て始めた。

「コナン君!なんて悪い子!暴れない」

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