クラウドワークスをやってみよう
クラウドワークスとは、日本最大級のクラウドソーシングサイトであり、在宅副業の足がかりである。
2024年春、とにかく人と関わることが嫌になってしまった私は、生活費・娯楽費を稼ぐためにクラウドワークスに手をかけた。お金は欲しいが人とは関わりたくない、そんな独りよがりな願いを叶えてくれるものがこの世には存在したのだ。
クラウドワークス上にはさまざまな案件がある。動画編集や音楽制作などの専門性の高い案件から、簡単なアンケート調査の依頼もある。その中で私が選んだのは、ライティングの案件だ。文章を書くことは好きだし、子供の頃は小説家が将来の夢だったこともあった。
記事執筆の案件に2つ受注してみた。1つは巷で人気の商品を取り扱う店を紹介する記事、1つは20~30代のOLに受けそうな恋愛・スピリチュアル系の記事だ。どちらの案件においても先方から褒めていただき、嬉しかった。
しかし、心理的には快適だったのだが、金銭的、時間的、肉体的な壁にぶち当たってしまった。どちらの案件も作業量の割に記事単価がとても低い。また自分の執筆スピードが遅く、納期に間に合わせるのがしんどくなってしまった。私は、合計4記事程度で執筆活動をあえなく断念することとなる。
クラウドワークス上で専門性を必要としないのは記事執筆やアンケート調査の案件くらいだ。映像制作やデザインはおろか、和文英訳の案件ですら海外在住経験orTOEIC800点以上のスコアを必要とする。ちょっと英語ができるからといって翻訳関連の案件は受注できない。
ライティングの業務も資格や専門的な知識を必要としない分、界隈には多くのライターがいて、競争率が高い。月万単位で稼ぎたいなら、とにかく単価がなんであろうが記事を書きまくって実績を作らなければならない。
実際、実績を作って業務に慣れたらライターとしてやっていけることだろう。しかし、月数万稼ぐのだったら、正直言ってバイトでもしていた方が楽ではある。そんな訳で、現在はバイトの面接を受けまくっている。クラウドワークスの開始から数ヶ月を経て、人と関わることも嫌ではなくなった。
また、なんらかの専門性を上げるための勉強も始めたい。今興味があるのはプログラミング、英語、簿記だ。希少であればあるほど、専門性が高ければ高いほど価値が高い。それをクラウドソーシングを通して身をもって実感した。