こどおじ叩きのホンネとは? ホントの子供はどちらか
はじめに
こどオジってワード、最近よく聞くようになりましたよね?
知らない人のために一応補足すると、子供部屋オジさん、略して「こどオジ」です。
※オバさんも含みます。
そう考えると「こどオバ」って言わないっすね。なんでだろ?
社会人になってからも実家を出ずに生活してる人を揶揄する呼び名ですね。
実家の子供部屋で寝起きしてるのでこう呼ばれてます。
ちなみに何となく引きこもりを連想しがちですが、こもってはいません。
この呼び名からは1ミリたりともポジティブな風味はしないから、悪口なのは確実。
誰がどう見ても悪口だってことに異論はないと思うけど、こう呼んで叩くのが何となく良しとされてる風潮ありません?
悪口だから良くない、以上。
だとここまでの20秒返せって怒られそうなので、この風潮が持つヤバさについてもう少し踏み込んで解説していこうと思います。
主に言ってる側に対するカウンター攻撃がメインです。
というのもぼく自信、子供部屋じゃないですが、インフラコストがかかってないもんで、だいぶこどおじ臭が強い身。
そういう事情もあって熱量高めかもしれません。
こどおじを叩いてる人は己の言動を省みるキッカケに、
現役こどおじは誹謗中傷の声を全く気にする必要が無いって自信に、
それぞれ参考にしてもらえたらなーと。
1 使えるモノは使うべき
ぼくが思う「こどオジ」が攻撃される理由は大きく2つです。
【こどおじが叩かれるワケ】
① 自立してなくて生活力が無い
② 家賃などの生活コストを全く負担してない
1つ目の理由を振りかざすことで何となくジャスティスな香りを醸してますが、叩く人間の本音は十中八九2つ目の方。
そもそも自立してなかろうが赤の他人にゃ何の関係も無いですからね。
実家にいくらか入れてるって言っても所詮は3万とかその程度。
都市部の家賃・光熱費・食費に比べたら無いも同然です。
つまり何が言いたいかって言うと「家賃かかんないなんて…
ってこと。
本音をひん剥いてしまえば、こんなこどもみたいなこと。
環境が子供みたいなオジサンを、精神が子供みたいなオジサンが叩いているって何とも地獄絵図。
こうやって対比すると精神がこどおじの方がヤバいような…。
住み放題、使い放題、食べ放題のサブスクで月会費3万円は超恵まれてる。それは事実として、それの何が悪い?使えるもんがあるなら使えば良くね?ってのが率直な感想。
職場とか学校に通える距離に家があるなら素直にそこに住むって
特に家賃など住居に付随するコストは、金額も大きい上に固定コストです。
契約期間が2年縛りだったり、人が生活するためには家具や家電も必要で、要らなくなっても処分に困ります。
あるもん使ったら何が悪い?
2 自分もやったら?
こどおじを批判する前に一度冷静に考えてみて欲しいんですけど、自分には実家に住むって選択肢は無いんすか?
たぶん余地がない人はかなりの少数だと思います。
・実家が存在しない
・超絶過疎地で出稼ぎに出るしかない
くらいですかね?
先進国の日本において、こんな状況に該当する人は少数だと思います。
ママと離れて三千里、実家を捨てて遥か彼方の進学先やら就職先を選んだのは自分自身。
なので、都市で家賃とか高いコストを払うことになったのも、全ては自分でした選択の結果。
都市部の方が仕事の選択肢も多く、かつ額面の給料は高いですが、物価や家賃など、生きてくのに付随するコストも爆増します。
なので差し引きした後の可処分所得で比べると、大差ないどころか、田舎の実家が圧勝ってケースも珍しくない。
というより大半は圧勝。
まあこんなんちょっと考えればわかること。
つまり納得済みのはずなんだから、後からウジウジ言うな、と。
ちなみに家族と険悪で家にいられない・居場所がないって人も結局は自己責任。
そういう関係を築いたのは自分自身だからです。
ま、どこまで言い訳しようとも結局は自分の選択によって今の状況があることに変わりないんすよ。
なので、他人を妬んだり正当化の難しい蔑みをするより、自分の行動を見直しましょうね。
その方が百億倍生産的です。
3 妬みから抜けられない人へ
こどおじ批判がいかに的外れかはよく分かったと思います。
と、言いたいとこですが…ホントにわかってる?
厳密に言う理性では理解しようとしてるんだけど、感情的に納得できないってとこじゃないすかね?
人間的な部分が野生のサルの本能を抑え切れない感じ。
こっからさらに理詰めしたとこで、本能を抑えられるわけじゃないんだけど、いかに愚かな行いかってダメ押ししていきます。
耳が痛すぎて中耳炎になりそうな内容ですけど、ちゃんと受け止められたら大人としてやや成熟できる、かもよ。
3-1 単なる言い訳でしょ?
まずこどおじを叩くほぼサルな人々は、仮にこどおじポジションになれたとこで、どうせ貯金はできない。
(貯金じゃないにしろ、有効なお金の使い方はできない。)
と言うのも、そもそもおじ叩きは単なるできない言い訳だからです。
こどおじは甘やかされてて経済的にも余裕がある。
(「甘やかされてる」は叩き手の妄想パート)
そんなんなら貯金とか資産形成する余裕があって当たり前。
一方で可哀想なぼくは少ない給料でやりくりしてる。
自分で家賃も光熱費も食費も払ってるし、奨学金の返済も(あるかもしれない)
こんな感じで「他人の恵まれてるとこ」と「自分の恵まれないとこ」をバトらせる逆八百長マッチ。
そんなんこどおじが勝つに決まってて、これをもって「ぼくちゃん出来なくても仕方ないもんね」って自己満足に至るわけです。
こどおじ2体を生贄に資産形成ってタスクをゴッドハンドクラッシャー
(言い訳野郎の生贄なんて成仏できません)
冒頭部分で、「自立してないなんてお前に関係ないだろ。余計なお世話じゃ」って書きましたが、経済的な優位性についても同じこと。
赤の他人が苦も無く貯金してようが、叩き魔の資産形成には何の関係も影響もないっすからね。
十中八九ただの言い訳です。
3-2 そろそろ世の中のリアルを知れ
十中八九となると残りの1~2割は単なる言い訳じゃないってことになりますね。
実はこの残党の方がよりいっそう厄介者で、世の中の不平等さに憤って叩いてるパターンです。
本人的には義憤・ヒーローイズムって認識なんすかね?
のび太少年はまだ小5なんで良いとして、大の大人がコレを本気で思ってるなら相当にやっべえゾ。
それなりに成熟した大人からすれば「どうかしてるぜ」の一言。
やっぱり精神がまるで子供のこどおじなんだなぁ…。
見た目ばっかり老けてって、頭脳は未だにお子ちゃまの逆コナンくんには衝撃的な事実をここで再確認しましょう。
世の中は平等ではありません。
平等に作られてないし、この先も永遠に平等になることはありません。
永久に実現するはずのないファンタジー(平等)を信仰し、理想と現実のギャップに怒ってるのは愚かの一言に尽きます。
人生をムダにしたくない人は潔く諦めて、自分に配られたカードでできることを探してください。
どうしてもその理想(妄想)を捨て切れない人は社会主義の国に移住かな、って思いましたが、日本こそ世界で最も(唯一?)成功した社会主義国家って言われてましたね。
資本主義って言いつつ1億総中流を実現したくらいですからね。
ただそんな評価を受けてる日本ですら完全に不平等を駆逐できなかったんだから、やっぱり儚い夢ってことよ。
これ以上に平等意識やら出る杭は打たれるカルチャーが強くなってくと、いよいよ本格的に国家として落ちぶれてきそう…。
そろそろ…な。
ちなみに平等にするほどに違いが際立って、これまで以上に不平等だって感じやすくなるって研究もあります。
あそこを直せば、じゃあこっちはどうなんだってキリがない。
ま、整形沼みたいなもんすね。
まとめ
こどおじ批判に思うことについて持論を解説しました。
賛否両論いろいろありそうですね。
生活力が無いだの自立してないだの色々まともっぽい風味を醸してきますが、こんなん付け合わせのパセリのようなもの。
メインディッシュはお金の面で有利なことで、要は「家賃かかんないなんてズルイじゃんか」ってこと。
自立してなかろうがお前には何の関係もないだろって話で、実はまとも感すら無い。
親兄弟が言うならまだしも、家庭内で折り合ってることに赤の他人が口出しすることじゃない。
分かりやすく言えば、大きなお世話。
で、「お金の面でズルイから何?」と。
ただ合理的に考えて判断しただけで、同じく合理的に考えられるなら自分もやれば良いだけのこと。
そして、こどおじが実家で家賃を浮かせてようが、他人には何の関係も影響もありません。
こどおじが貯金した分だけ、自分が貯金しにくくなるなんてことは無いですからね。
だから自分が貯金できない言い訳にはなりません。
そして最も重症なのが不平等さに憤ってる精神的こどおじ。
繰り返しですが、平等なんてもんはありません。
配られたカードが悪いから、良い手が来てる人を妬むだけで今世を終わるってのは賢い選択とは思えません。
(来世なんて無いから)
「誰か」じゃなくて「自分」が何をするかに集中した方が、少なくとも妬みオンリーの人生よりはマシになるんじゃないでしょうか?
何でも良いけど言い訳してないで資産形成を始めろ。
てなとこで。