痛みについて勉強しなおす(11)---末梢神経障害について---

先日紹介した「なぜデルマトームを信頼できないか?」の論文の作者のAninna Schmidさんのレクチャーをyoutubeで見つけました。

ここ最近、”神経障害”、”絞扼性神経障害”、”神経根圧迫”に関してのブログ内容が続く理由ですが、私は鍼灸学生時代から治療院勤めの間、ほとんど「筋肉がターゲットの治療」に携わってきた(勉強してきた)ので、神経痛については全くの勉強不足でした。そして有名な加茂整形外科のウェブサイトやブログで加茂先生の発信する情報(神経は圧迫しても痛みをださない、手根管症候群などの末梢神経障害も筋肉のトリガーポイントの治療で治る)を盲信してきました。その加茂先生の理論は、筋硬結とかトリガーポイントとか筋肉の緊張をとって骨格のバランスを直すという方針で治療してきた私にはとても「都合が良かった」のです(笑)。しかし、昨年から痛みを勉強し直していると、いかに私が愚かだったかがわかりました。今回の内容も目からウロコでした。(*かなり生理学的に詳しい情報を伴いますので、説明はかなり簡潔にしたつもりですが、それでも難しいかもです。私も完全に理解できたわけではないかもです。)

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