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ネコ保護チャレンジ 土曜日の話

休職228日目です。

*長くなりました。すいません。3700字くらいです。


先日書いた記事がこちらですが、

だいぶ展開が変わりましたので、その時のエピソードを時系列順に書きたいと思います。

…ちなみに上の記事では写真の野良猫を保護を決めた!という内容でした…


・2/3(土) 11:00〜

定期的に家に来る野良猫を保護する為、先週の土曜日の午前中に地域の聞き込みをしました。
数件回りましたがどこのお宅でも"知ってはいるけど飼ってはいない"との返答でした。

とりあえず飼い猫ではなさそうでした。

・14:00〜

お次は野良猫トラを捕獲するんですが、今朝は玄関にはいなかったので、探さねば。。

いつもいるうどん屋の裏にはいなかったので、そこから100m程離れたところにあるネコ井戸端会議所まで行きます。(ただの屋根あり駐車場)

…いませんね。。まぁ病院16:00からしかやってないから後でもいいか。

帰宅。もしかしたら来るかもしれないので玄関は開けたままにします。


その後近所(歩いて7分)のクー&リクでトイレを調達してきます。
今まで徒歩圏内にペットショップのある恩恵を全く受けなかったので、今更ながら近所にある事へのありがたみをひしひしと感じましたね。

ペットショップの店員に経緯を説明すると、「えー大変ですねー!最初は過度のストレスでごはん食べなくなっちゃうらしいのでお気をつけくださいー。あとじゃあゲージは必須ですね!」
となかなか高価なゲージを勧められますが、そこでは買わずにネットで買おうと思いました。

ごはん食べれなくなったら可哀想だなぁ…。あと確かにやっぱゲージ必須だよな。

てか、ゲージなの?スペル的にケージじゃないのか?

…とか考えながら家に戻ります。

…ふぅ。


・15:00〜

またトラを捜索します。。
結構近所をぐるぐるしますが見当たりません。

2周目に入り、もう一度探したら戻ろうと考えていると、すぐそばの側溝からトラ猫が!
(*この日は終日基本的にバタバタしていて写真がまったく撮れてません。。)

距離を詰めるとなんか逃げていくので、おやつが入っている袋の音で引きつけます。すると向こうも気付いて近付いて来てくれました。
そのまま並走して自宅へ。

とりあえず一安心。


・16:00〜

ごはんを求めるトラに猫じゃらしで息子が応戦する中、車で5分くらいのところにある病院に確認の電話をします。(口コミで数件の去勢手術の実績確認済み)

「そうですか…。えー、じゃあ一応洗濯ネットに入れて来てください。本日はおそらく聞き込みだけになりますのでお金は初診料のみあればいいかと…」

との事です。。すぐ検査とかってできないんだ。それか今日が土曜日だから忙しいという事か。。

…一応受診可能だと確認できたので、いざ捕獲!!これが1番の難関でしょうね。

まずはキャリーに入れてから洗濯ネットへ導くという作戦を試みます。ただキャリーには数回入る練習をしていたので、ごはんを置いておけばすんなり入ってくれるんですが、扉を閉めるとやっぱ暴れてしまうんですよね。。

一度キャリーにすっぽり入ったところで扉を閉めてみますが、閉める寸前で外へ猛突進。失敗。

次は洗濯ネット直で捕獲してみようと試みます。
ネットの奥に鶏肉を置いてチャレンジする事、数回。何とか入ります!
かなりバタバタしますが、それを必死で押さえ込んでそのままキャリーへ入れてブランケットを被せます。本当にごめん。。(あまりの壮絶さに息子が泣きます)

すぐ病院に行きますが、駐車場はガラガラ。
入っても誰もいません。そしてすぐ診察室へ通されます。
中には50代くらいの先生が。

「正直言ってこの状態では猫ちゃん触る事すらできないと思います。もう少し慣らしてからでないと。。あと、市と繋がっている保護団体専門の病院があるんで一度保護団体の方へ聞いていただけます?うちでは実績ないんで」

「でも口コミで去勢手術したって書いてありましたけど」

「それはもう昔から猫をいっぱい飼っているお宅の話だと思いますよ。その人だけは昔からしょっちゅう連れてくるだけです。基本的にうちは野良はやってません」


…なにぃ、、天翔龍閃ばりの瞬殺ではないか。

結局その病院では診てもらえず。
泣く泣く帰還。。また息子が泣きます。

家に帰りすぐトラを出します。玄関は閉めてあります。
すっかりおとなしくなったトラでしたが、解放されるとすぐ外へ出ようと哀しげににゃーにゃー鳴きながらドアをカリカリします。いつも吾先に飛び付く鶏肉やチュールをあげても寄ってきません。。

でもここで玄関から出してしまっては苦労が水の泡だ、と思いドアは締めておきます。
…切ない。

・17:00〜

鳴きながらドアをこじ開けようとする仕草は10分程で収まりましたが、玄関脇の狭い隙間に隠れてしまい出てこようとしません。

すると…

なんと玄関越しにもう1匹の鳴き声が!!
しかも今まで聞いたことのないような長く響く鳴き声。たまに一緒にごはんを食べにくる白黒ネコ、オセロです。
その声に同調する様にトラも鳴きます。遠吠えの様に長い声で。

その鳴き声を聞いた私と妻は珍しく意見が合致。お互いもうこの2人を引き離すのは可哀想過ぎると悟りました。…かと言って2匹同時に保護する勇気もなく、しばらく頭を抱えていましたが、ひとまず保護団体にお願いしてみようという考えに至り妻が電話します。

すると担当者が不在で繋がりませんでした。が、電話対応してくれた方が多分保護してくれますよーと優しく言ってくれました。
それを聞いて少し安堵。
まだ2匹は共鳴する様に鳴いているので、一旦玄関を開けてトラを外へ出します。

するとすぐオセロがトラの元へすり寄り、くぅーんくぅーんと言っております。泣
でもトラはなかなか玄関から出ようとしません。うーん、ストレスか…

と思ったら、玄関が空いている事に気付いていなかったみたいです。気付いた瞬間、スッと出て行きました。ちなみにオセロはトラにあげようとしていた鶏肉をむしゃむしゃ食べております。。追わなくていいのか?!

心配になって外を見に行きますが、トボトボ歩くトラの姿。そして鶏肉を食べ終わったオセロがすぐトラのそばへ駆け付けます。

本当に仲が良い。たまにごはんの取り合いでケンカするくらいだったので、まさかあそこまで仲が良いとは思ってなかった。さながらオセロは囚われた姫を救う勇者です。

…そして消えていった2匹。本当に浅はかで申し訳ない事をしてしまいました。特にトラにはショッキングな出来事だったに違いない。
申し訳ない気持ちです…トラウマにならなければいいんですが、、、

あと息子や妻にも可哀想な思いをさせましたね…


・18:00〜

結局、保護する事に失敗してうなだれる家族。。
特に息子は新しい家族が仲間入りするのが本当に嬉しかった様なので、3度目の号泣。。

落ちる家族にかける言葉が見つかりません。。

せめて少しでも癒しを…と思いハムを出そうとしますが、その時あるアイデアが浮かびます。

それは保護猫の譲渡会。


大体休みの日だと名古屋の各地で行われているこのイベント。一度検索します。

やはり色んな場所でやってます。
泣く息子に提案。
「他の猫ちゃんでも良かったら、明日見に行ってみる?」

「…いいの?見にいきたい」

息子の顔に少し笑顔が。
妻もとりあえず一度人慣れした猫を飼ってみた方がいいかもね。と賛同してくれました。

私は正直トラやオセロが良かったんですが、それは自分の傲慢でしかなく、自分の知識不足で猫達をこんな目に合わせてしまった自負が今になって大きく背中にのしかかりました。
そして慣れた猫から始めるのが初心者の妥当な選択だったと改めて考え直しました。

今更悔いても遅いんですが…ごめん、息子、そしてトラ。



・19:00〜

譲渡会の開催を詳しく確認していると少し落ち着いてきた息子。泣いていた時はなんかお腹も気持ち悪かったらしく辛そうでしたが、もう大丈夫そうです。

そういえば!今日は節分だった。
豆だけは買ってありましたが、恵方巻きは準備していませんでした。

とりあえず豆まきをする事に。

その時ふと外の様子が気になった息子が玄関のドアを開けます。すると、少し遠目から2匹の姿が。。

また来てくれました。
オセロはごはん欲しさにすぐ向かってきました。一方トラは警戒しつつも、少しずつ近付いて来てくれました。

少しごはんをあげるとすぐ2匹ともどっかいきましたが、まだ自分から寄ってきてくれて本当に良かった。

とりあえずまた来てくれるだろう。そう信じて保護の件は後日また連絡してみようと思います。




…で、このつぶやきへ。。


妻が鬼となり豆をまきました。
コミカルに書きましたが実は色んな感情を経て行った豆まきでした。。
この出来事がなければ妻は絶対鬼なんてやらなかったでしょう。笑


という一日でした。

つ、つ、疲れた。。。

野良猫の保護、甘くみていました。病院とかの選定や市と保護団体の繋がりも知らず、、よく保護する決意をしたとか言えたもんだ…
発言、行動、改めて気を付けます。


そして、日曜日の譲渡会も土曜日ほどではありませんが色々ありましたー。。。
…また後日書きたいと思います。



長くなってしまいました。
なかなか上手く出来事をまとめられず、長々と書いてしまいました。

それでもここまで読んでくださった方がいましたら光栄です。

ありがとうございました。

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