見出し画像

[プチ要約]宇宙飛行士選抜試験

皆さんこんにちは!理系パイロットニキです!
前回が私の自己紹介onlyでしたので、今回が実質はじめての投稿になりますね!今回は、私のパイロット就活&受験を振り返りながら、私がここ最近読んだ本の中で一番面白かった「宇宙飛行士選抜試験」について要約していこうと思います🚢🌟🌌

今回紹介する本は、私が図書館で勉強しているときの休憩時に本棚の奥底から見つけたものとなっています。2023年2月には新たに宇宙飛行士が14年ぶりに誕生しましたよね。本作は今回誕生した米田さん!ではなく、14年前の選抜試験の時のドキュメントとなっています。それでは、私が感銘を受けた部分を中心に要約していきますね!

まず初めに、宇宙飛行士といえばどんな人をイメージしますか??
本書では、主に最終試験をメインに密着しています。第1章ではその最終試験に選ばれた、医師、パイロット、研究者などの10名の方を紹介しています。その中でも私がすごく印象に残る人を2名紹介しますね。

・安竹洋平(当時最年少の30歳)
・白壁弘次(当時のエアーニッポンパイロット)

本作に登場する二人ですが、私は彼らの”生き様”から物凄くパワーをもらいました。白壁さんは、大学生3年次に航空大学校を受験。しかしながら、医適で不合格その後も2度、医適で不合格。しかし、白壁さんはあきらめることなく、大学院に進学し航大受験を続けました。なんと鼻中隔湾曲症を手術によって克服し、その後に航空大学校に入学しました。ちなみに、白壁さんは「GOOD LUCK」に登場する”深海元副機長”のモデルだそうです。
このエピソードは、私自身の現在の立場もあり、かなり感銘を受けました。
私も、大学3年次、4年次と航空大学校を受験したのですが最終合格には至っておらず、現在は大学院生として日々勉強しています。私も、白壁さんのように、絶対にあきらめずに努力を重ねていきたいと思いました。白壁さんの考えるリーダーシップについても、学べることがありましたが、リーダーシップとは何かについては、後述します😿😿

続いては、安竹さんです。宇宙飛行士選抜試験の一番最後の試験はNASAによる面接試験なのですが、安竹さんは面接の際に一冊のノートをもちこんでいました。そのノートとはまさに、安竹さんが宇宙飛行士を目指すきっかけとなったノートです。安竹さんが高校生の頃、当時の物理の先生から一つのビデオを翻訳してほしいと頼まれました。そのビデオがNASAのケネディ宇宙センターの教育ビデオだったわけですが、専門用語だらけの難解な英語だったわけです。しかし、安竹さんの好奇心は難解な英語の壁を乗り越えて1週間で翻訳に成功するわけです。この出来事をきっかけに、より宇宙飛行士に興味がわき、実際に目指すことになったわけです。
ここから私が感じたことは、人間の想いの力は絶大なパワーを持っているということです。安竹さんは留学経験もなく、現職でも周りに外国人がいないという状況ながらも宇宙飛行士選抜試験の最終面接にまで登りつめています。やはり、人間の想いというものは時として絶大な力をもち自分をサポートしてくれるオーラを形成するのだと私は考えました。結局、航空大学校入試に置き換えてもそうで、想いが強い人は人よりも勉強し、その人自身の人格を形成していくものだと思います。就職活動において、ノウハウやテクニック本を見かけることもありますが、それって本当に正しいことなのでしょうか。自分を小手先のテクニックで語るよりも、不器用でもいいからありのままの自分で挑戦した方が本当の意味で自分を救っているのではないのでしょうか。少し脱線しますがこれは私の経験からも言えると思います。大学4年次に、空自幹部候補生飛行要員の最終試験のときでした。私は、一人っ子であるがゆえに親や親せきから入隊することを反対されていたので自分の中で決心できていない中途半端な気持ちで面接に挑みました。最終面接では、入隊意欲をつらつらと語り、受かっても落ちてもどっちでもいいや。そういう気持ちだったことを覚えています。面接管にはそれが筒抜けだったようで案の定落ちてしまいました。人生のゆくべき道というのは大から少なかれ、自分のなかからあふれ出る本物の気持ちに委ねられているのではないかと確信するような出来事だったと思います。実際に、NASAは技術や知力を問うような試験よりもその人自身との対話を重視する面接に重きを置いているそうです。皆さんも自分の心との対話を慎重に行ってみたら、自分の生き方が見えてくるかもしれませんね😊

最後に、本書で学んだリーダーシップについてまとめたいと思います。
就職活動、特にパイロットを目指している人たちはよく問われる質問の一つとして「リーダーシップ」というものがあると思います。私も、大学3年次のJALインターンシップでパイロットのかたに質問されたのを鮮明に覚えています。私はその時初めて「リーダーシップ」について考えたかもしれません。本書には、リーダーシップについて多く記述されていました。その中でも、白壁さんが最終試験の超ストレス閉鎖空間内で発言した意見がかなり参考になりました。
「あるグループの中で、リーダーシップをとる人間は、自ら名乗り出るというよりも、立場や人間性で、ある程度自然に決まるものだと思います。リーダーには牽引力が必要ですが、フォロワーに対する配慮が最も大事だと思います。逆に、フォロワーは、リーダーの後ろをただついていくだけではだめです。助言をしなければいけないときにしっかり助言ができる。それが真のフォロワーだと思います。」
これは、チームの本質だと思います。私は大学生の頃にアメフト部に所属し、主将を務めていました。その時は、自分が一番やるべきことをやる。そうすれば皆ついてくるに違いない。そういう考えのもと、練習メニューや筋トレのノルマはどんどんきつくなっていきましたが、周りがついてこれずに批判もかなりありました。今思えば、フォロワーに対する配慮がまた食足りておらず、チームメイトとの対話が少なかったように思えます。白壁さんのコメントは私に今後も向き合っていくであろうチームとしての在り方を学ばせてくれました。


いかがでしたか🔥
今回、宇宙飛行士選抜試験について、私の体験談と共にとうこうさせていただきましたが、皆さんにも本書を手に取っていただけると幸いです。
また、次回お会いしましょう~
さようなら😊🔥🌌🌟

この記事が参加している募集

就活体験記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?