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死ぬほど悔しがれるか?

泣くほど悔しい・・じゃなく、

悔しくって死にそう。

これは、
響けユーフォニアムというアニメの
象徴的なセリフの一つ。

アニメは吹奏楽部をメインとした物語で、

全国大会出場、
そして、金賞を目指して部活を頑張るわけですが、

その中でも
人一倍「結果にこだわる」キャラクターがいて

それが
麗奈(れいな)というキャラクター。

麗奈:悔しい、悔しくって死にそう


冒頭のセリフは、
大会の成績が揮わなかった時に
麗奈が言ったセリフ。

でも、
となりには主人公の久美子(くみこ)が座っていて、

え??そんなに・・?
私は涙出ないんですけど・・

という感じで、
その時点の二人には
とてつもない温度差があったわけです。

ただ、その後
なんやかんやあって、
(本当になんやかんやあって・・)

アニメの終盤には、
久美子も「死ぬほど悔しい!」思いを
「抱くことができるように」なるわけです。

久美子:悔しい、悔しい、悔しい…死ぬほど悔しい

これはつまり、

途方もないくらい温度差があった二人が
「同じ温度感」になって部活に打ち込めるように
なったくらい成長したということ。

とまあ、
アニメの話はこれくらいにして、


今回の本題は

「死ぬほど悔がれる」ってすごくね??

ってことを言いたいです。

最近でいえば、
パリオリンピック
柔道女子の阿部詩選手の一場面。

残念ながら2回戦で
敗退となってしまったわけですが、
試合直後には、

悔しさのあまりその場から
立ち上がれなかったほど。

見てるだけで、
こちらが苦しくなりました。

あの様子はまさに

「悔しくて死にそう」

という状態だったんじゃないかなと。

誰でも、努力したことで
結果が思わしくなければ
「悔しい」という感情は湧いてくるはず。

でも、
もはやそんなレベルではないんです。

「死ぬほど」ですからね。

それくらい、
情熱を注いでいただろうし、
様々な想いを背負っていただろし、
プレッシャーも感じていただろうし、
何より誇りを持っていたんだろうなと。

こういった様子をみた後、

自分が今頑張っている物事で
誰かにものすごい差を付けられたり、
勝負して負けるという状況のとき、

果たして「涙は出てくるのか?」

と、ふと思ったわけです。


涙が出るってよっぽどですからね。

自分の取り組んでいることに対して、

「本気で悔しがれるのか?」

というのは、結果を求めるうえで
重要な要素だな〜と。


そして、
悔しさをバネに・・なんて言葉もありますが、

「強烈な苦難・挫折」というのは、
人を強く、成長させてくれる要素とも
言えますよね。


逆に言えば、
上手くいかなくても「悔しい」という感情が
湧いてこないのであれば、

果たしてそれは
人生の貴重な時間を使ってまで
取り組む対象なのだろうか?

なんてことを
今一度振り返って考えてみるのも
いいかもしれません。

詩選手は今は苦しいだろうけど、
きっとさらに強くなって
復活してれるんじゃないかなと思います。


今回は以上です。ではでは。

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