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「ひみ番屋街(道の駅氷見)」で揚げたてぶり串フライとふくらぎフライ、あの!氷見いわしの富山限定「氷見ージョ」缶、次郎平の丸きんつばと稲積梅

先週初めて「ひみ番屋街」へ行った。

氷見は近々再訪したく思っていた。今年初めにふるさと納税で送っていただいた寒鰤と「氷見とろ生いわし」があまりに美味しく、氷見への関心が改めて高まっていたことに加え、私の愛してやまないローカル梅のひとつ、こちらもふるさと納税で入手した「氷見稲積梅」の現地での販売状況も確認したかったからである。

氷見とろ生いわしは本当に素晴らしく美味しい立派な鰯で、鰯の概念がまるごと一変する。3記事も書いてしまいましたがよろしければ。

真ん丸で美しい氷見稲積梅。氷見の漬け方を試せたのも今年の梅仕事のハイライト。

関東方面から氷見へ向かう場合、富山駅や富山空港を起点にするのもよいが、富山と金沢の中間地、氷見市のお隣高岡市を起点にするのが便利だ。新幹線なら新高岡駅、在来線なら高岡駅から約30分おきに出ているバスを使うと氷見駅よりも街寄りで下車でき、少々離れた「ひみ番屋街」へもぐっと行きやすい。
今回は金沢に泊まる予定があったので、その翌朝氷見へ行き、昼過ぎの新幹線で帰る旅程。

バス停「氷見中央」から7分ほど歩いて着いた「ひみ番屋街」。市場やフードコート、温泉など様々な施設があって大変広い。

鮮魚・物販ゾーンとフードコートを見て回り、持てる範囲で何を買おうか検討。平日朝でまだ人の出も少なく、落ち着いてじっくり見て回れた。
入口から手前の干物・土産ゾーンを一巡した後、通路を挟んで奥側のフードコート・鮮魚ゾーンへ。昼食も食べられると良かったが、この日は他所で食べる予定。持って帰れそうなものを探す。

すると美味しそうな魚のフライ発見!いわしフライ、かますフライにぶり串、ふくらぎと全部美味しそうだが、やはり富山に来たなら鰤が食べたい。鰤の幼魚であるふくらぎ(250円)を2枚と、ちょっと珍しいぶり串フライ(350円)を「魚廣」さんにて購入。ソースも購入数だけつけてくださる。
ふっくらとして大層美味しく、厚みとボリュームにも驚かされる。関東で普段食べている鰤とは全くの別物。この贅沢さよ、富山の方々が魚を自慢するのもむべなるかな…。

持ち運ぶ際縦にしたためラップが一部破れましたが本来きれいな包装

和菓子も美味しい北陸、何か地のものを買って帰りたい。

丸くて大きい「きんつば(150円)」、これは是非買いたい。私の好きな富山駅ビルの和菓子コーナーでも何度か丸いきんつばを買ったことがある。富山のきんつばはまさに鍔型で、一般的な薄皮四角のきんつばとは趣が全く異なるのだ。「次郎平」さんのきんつばは賞味期限が3日間と短く、毎日焼き立てが入荷されるそう。これは嬉しい!

食べてみると、皮の香ばしさと一体となったあんこの美味しさが印象的で、茎茶やほうじ茶が欲しくなる。少し固くなったら焼き直すのもまた美味しそう。ずっしりとしたサイズで150円、安いなあ…。

そして帰り際、最初に目をつけていた「堀与」さんで缶詰とぽん酢を購入。缶も瓶も重たくなるのでできれば持ちたくないが、しかし買わない訳にはいかない。どちらもすごく美味しそうだし、他店では見なかった。ここで逃すともう出会えないかも知れない。

昆布は高岡のスーパーで購入

「氷見ージョ(810円)」、隣に置かれた鰤の缶詰よりお高かったが私は氷見いわしの価値を知っている。これは買いだ。「氷見のポン酢 灘浦みかん(800円)」もゆずとみかんで最後まで迷ってみかんを購入。真剣に悩む私の様子を見ていたお店の方が、微笑みながら丁寧に包んでくださった。

そしてこの「氷見ージョ」が富山県限定販売であることを、私は帰ってから知った。

なんと…!缶詰なら気に入れば通販でリピートできると気楽に考えていたら、富山でないと買えないとは。でもそれだけ希少性が高く、かつ自信があるということだ。

そう氷見産「まいわし」、これが超美味しい

しかも余計な味付けが一切なされていない。原材料はまいわし、食用オリーブ油、にんにく、唐辛子、食塩、ローリエのみ。これは尚期待できる。

帰った週末、さっそく実食。
スキレットに「氷見ージョ」ひと缶を開け、いわしの隙間にマッシュルームをぎゅうぎゅう詰め込みぐつぐつ加熱。美味しい油をより美味しくいただくため、ウチキパンの「イングランド」を香ばしくトーストして断面ににんにくをすりつけ、食べやすく切って添えた。完璧である。

たまらない眺め

ひと口食べるなり夫が「あのいわしの味がする」とうっとりと言う。私もまさにその味を思い出して目を瞑っていた。
ああ、まさにあのとろ生いわしがここにいる。帰ってきたよとろ生いわし、美味しいよ氷見いわし…。

この油がまた最高

もう夢中で食べた。
今回はイギリスパンに合わせたが、よりハードなバゲットの方が合うかも知れない。バゲットサンドにしても最高に美味しいと思うし、パスタでもそのまま美味しいいわしのペペロンチーノパスタになる。味付けがシンプルなので、アレンジの幅は思っていた以上に広そう。このまま炊き込みご飯にしても絶対に美味しい。キャンプで飯盒等で炊いたらより美味しいだろう。

やっぱりもっと買ってくればよかった…。(※この10月から全国展開との情報もあるので楽しみに待ちます)

そうそう、梅の話も忘れてはいけない。「ひみ番屋街」には直売所「みのりの番屋」も併設され、ここで氷見稲積梅の商品をいくつか発見できた。

フードコート内「番屋氷見うどん」さんでも氷見稲積梅のおにぎりがメニューにあったが、時間帯が早かったからか残念ながら品切。食べたかったな梅おにぎり…。

そんな訳で、「ひみ番屋街」は平日にひとりで行っても十分に楽しめる充実した施設だった。氷見駅から歩くには少々遠いが、今回のようにバスでアクセスすると公共交通機関でも行きやすい。私も是非また行きたい。季節が変われば買えるもの、食べられるものもまた変わるだろう。

やっぱり次は魚が美味しい冬、または初夏の生梅の時期に訪れてみたい。


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