中嶋洋二郎

介護食まで意識したユニバーサルレシピを掲載するサイトをやっています。介護経験があるプロ…

中嶋洋二郎

介護食まで意識したユニバーサルレシピを掲載するサイトをやっています。介護経験があるプロの調理師であり介護食士です。介護職員初任者研修終了しています。近隣のカルチャーセンターなどでユニバーサルレシピを教える講座を開いています。 https://tabegoro.club

マガジン

  • 介護食/しっとり柔らかレシピ集-vol.2

    公開後、ある程度時間が経過した介護食レシピを公開が古いものから順番に10本ずつ集めてマガジンとして順次制作、販売致します。特典として各レシピの最後にそのままプリント出来るレシピブックもつけました。すべて「噛みやすく飲み込み安い」事を考えたユニバーサルレシピになります。トロミ調整剤を使わずに家族と同じ料理を食べてもらえる様に工夫したレシピを集めています。在宅介護のお役に立つことを願って作りました。

  • 介護食/しっとり柔らかレシピ集-vol.1

    公開後、ある程度時間が経過した介護食レシピを公開が古いものから順番に10本ずつ集めてマガジンとして順次制作、販売致します。各レシピの最後にそのままプリント出来るレシピブックもつけました。すべて「噛みやすく飲み込み安い」事を考えたユニバーサルレシピになります。トロミ調整剤を使わずに家族と同じ料理を食べてもらえる様に工夫したレシピを集めています。在宅介護のお役に立つことを願って作りました。

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特別ではない介護食

介護施設で調理師として仕事をしていますと、本当に様々なタイプのオーダーが入ります。基本的には「刻み食」「ミキサー食」「普通食」の三種類なのですが、刻み食の中にも「粗刻み」や「極刻み」など色々ありますし、刻んだうえでトロミを付ける「刻みトロミ食」なんかもあります。これはその施設によって色々に設定されていて、一律に決まっているわけではありません。私の経験したちょっと変わったオーダーは、主食のご飯は「おもゆ」の指定なのにおかずは全部普通食というのもありました。 施設の場合はこんな

    • 介護食レシピ「シイラの南蛮漬け」

      シイラはいつでも手に入る魚ではありませんが、値段も手頃ですしフライや唐揚げにすると美味しい魚です。今回は少ない油で揚げ焼きにしたシイラをマイルドな甘酢で南蛮漬けにします。南蛮漬けはアジを使うのが定番ですが、お年寄りも一緒に食べるユニバーサルレシピとして考えた場合、骨がない切り身を使って作るのがおすすめです。漬け込む甘酢も出汁を加えたマイルドな甘酢にすればお年寄りにも食べやすくなります。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。 調理時間目安:25分

      • 夏場のミネラル補給

        近年は全国的に暑い夏が繰り返されていますし、都市部の暑さはもう人間が冷房に頼らず自然に暮らせる限界を超えていると感じます。 発汗などによってただでさえミネラル分の消耗が激しい季節が夏なのですが、冷房の使いすぎによる自律神経の狂いなどもミネラルの消耗に影響しているのではないでしょうか。 鉄や亜鉛などに代表されるミネラルは体内で合成出来ませんので、100%食事で摂るしかありません。そこで夏場に積極的に摂りたい食品をいくつか挙げてみます。 と言っても、基本的には旬のものを食べ

        • 介護食レシピ「アボカドとカニカマのヨーグルトマヨ」

          アボカドと言えばエビと相性が良いとすぐにイメージ出来ますが、歯の悪いお年寄りも一緒に食べるユニバーサルレシピとして考えた時にはエビではなくカニカマの方がぐっと食べやすくなります。 これを粘度のあるマヨネーズで和えると嚥下の悪いお年寄りにも食べやすくなるのですが、それだと芸が無いのでプレーンヨーグルトをプラスしてサッパリとした味つけにしました。とても簡単ですから一度お試し下さい。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。 調理時間目安:10分 材

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        特別ではない介護食

        マガジン

        • 介護食/しっとり柔らかレシピ集-vol.2
          10本
          ¥550
        • 介護食/しっとり柔らかレシピ集-vol.1
          10本
          ¥550

        記事

          醤油の話し

          日本人のソウルフードと言えばやはり一番は醤油だと思うのですが、この素晴らしい調味料について栄養素や機能性の面から詳しく語られることは多くありません。 これはあまりにも身近すぎるからだと思うのですが、せっかくなのでいくつか挙げてみたいと思います。 と言っても私は醤油屋さんでも何でもないですので、全く詳しくないのですが、私が所属している団体から届く会報誌「食と生活ジャーナル」にたまたまそういった記事がありましたのでそちらを参考にしながら書き進めたいと思います。 まず驚いたの

          醤油の話し

          介護食レシピ「豆腐とシラスの即席冷や汁」

          冷や汁といえば宮崎県の郷土料理ですが、本格的に作るとなると焼き魚の身をほぐしたり焼き味噌を作ったりと中々手間がかかります。今回ご紹介するのは10分ほどで手軽に出来る即席冷や汁の作り方です。魚の旨味はシラスで補い、出汁の旨味はめんつゆで補います。火を使わずに作れて、お茶漬け感覚で食べられるユニバーサルレシピです。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。 調理時間目安:10分 材料:2〜3人前 木綿豆腐…150g(1/2丁) シラス…40g

          介護食レシピ「豆腐とシラスの即席冷や汁」

          介護食レシピ「生ハムとキウイのサラダ」

          ビタミンCが豊富なキウイフルーツを相性の良い生ハムとサラダにします。合わす野菜は玉葱とパプリカですが、歯の悪いお年寄りには生のパプリカは食べにくいかもしれませんのでレタスやキュウリなど別の野菜にするか、加熱して柔らかくしてから入れてもいいかと思います。キウイフルーツの甘味がドレッシングの酸味を程よく緩和してくれますし、生ハムも入ってちょっとご馳走感のあるサラダです。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。 調理時間目安:15分 材料:2〜3人前

          介護食レシピ「生ハムとキウイのサラダ」

          栄養士はシナリオライター

          学校や病院などは勿論のこと、老人向けの介護施設にも栄養士さんは必ず居ます。 私は調理師として何人もの栄養士さんと仕事をしてきましたが、キャリアが長いからといって仕事内容が素晴らしいと限らないのは調理師と同じです。 これは学校を出て最初に就職した職場で、きっちり教育を受けると同時に良い経験を積める現場で働いたかという事が大きく関わってきます。 どんな仕事でも、新人と認識されている間は周りの人があれこれ注意してくれますしダメだしもしてくれますが、ある程度時間が経つと誰も何も

          栄養士はシナリオライター

          介護食レシピ「鶏と茄子のトマト煮」

          鶏もも肉と茄子をトマトと一緒に煮込むのですが、水は加えません。水分は白ワインとりんご酢を入れて後はトマトや茄子から出る水分で蒸し煮にするフランス南部の田舎料理です。簡単で失敗無く出来ますので和風の料理に飽きたら試してみてください。 お年寄りに提供する場合は、具材を小さめに切った方が食べやすいですが、茄子も鶏肉も柔らかくなりますのでスプーンで崩しながら食べる事も出来ます。煮汁はパンに付けたりパスタに絡めても美味しく食べられます。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub

          介護食レシピ「鶏と茄子のトマト煮」

          ささいなストレスを取り除く

          先日、私が父を介護していた時に付けていた日記を読み返してみたのですが、父が亡くなる3ヶ月くらい前から「そろそろ食事に介助が必要かもしれない」といった事を何度か書いていました。 今から丁度10年ほど前の話なのですが、当時は私も若かったですし介護経験もありませんでしたので、父が食事を食べにくそうにしている状況を横目に見ながら何もせずにほったらかしていました。 これが今同じ状況を目にしたら全く違う反応を私もしたと思うのですが、父には申し訳ない事をしたと思います。 父の場合、箸

          ささいなストレスを取り除く

          介護食レシピ「チキンとアスパラのヨーグルトサラダ」

          市販のサラダチキンとグリーンアスパラをヨーグルト入りのドレッシングで和えたレシピをご紹介します。使うサラダチキンはほぐし身タイプのものを使うと手間が省けます。グリーンアスパラはゆで時間を調整することでお好みの固さに出来ますので、歯の悪い方に提供する場合でも使いやすい野菜です。 分量は残り物が出ないようにサラダチキンもグリーンアスパラもそれぞれ1パックをそのまま使った分量にしていますが、バランス的にはサラダチキンは半分くらいにしてもいいと思います。お好みで調整して下さい。

          介護食レシピ「チキンとアスパラのヨーグルトサラダ」

          閑話休題「田んぼの横で魚獲り」

          私が生まれ育った兵庫県の北部地域では、田植えは5月の初旬に行われます。 だいたいゴールデンウィークの頃に田植えをするのですが、そのあたりから徐々に雨の季節に向かっていき、植えられた稲がどんどん大きくなっていくのを横目に見ながら学校へ通ったものです。 私が子供だった昭和40年代という時代は、都会と田舎の農村との環境格差というのはかなり激しいモノがありまして、オーバーかもしれませんが今の日本人がパプアニューギニアあたりの山奥に行って感じるくらいの格差があったのではないでしょう

          閑話休題「田んぼの横で魚獲り」

          介護食レシピ「茹で鶏のマスタードソース」

          鶏胸肉をそぎ切りにしてサッと茹でたものにヨーグルトベースのマスタードソースをかけて食べるレシピです。付け合わせにサヤインゲンを使いましたが、これはお好みの野菜何でもかまいません。鶏肉に片栗粉をまぶして茹でる事で旨味の流出を防ぐと同時に肉のしっとり感が保たれ、お年寄りにも食べやすい料理になります。粒マスタードの味が苦手な方はマスタードの代わりにマヨネーズを使ったヨーグルトソースにしても美味しいですね。冷しゃぶの様に水で冷やして仕上げる冷たい一皿です。 ★写真付きの詳しいレシピ

          介護食レシピ「茹で鶏のマスタードソース」

          老年期の食事と中年期の食事

          人という生き物は面白いもので、年齢によって食べるものの嗜好が少しずつ変化していきます。 他の生き物にはこうした事はあまりなく、草食動物が急に肉を食べ出すような事は起こりません。 ところが人間の場合は、子供の頃大好きだった物が大人になってから食べられなくなったりだとか、逆に苦手だったものが好物に変わる事も良くある話しです。 私は学者ではないのでなぜそうなるのかは分かりませんが、こうした嗜好の問題は感覚の問題なので本人にも何故そうなったのか理由など分かりません。 ただ、一

          老年期の食事と中年期の食事

          介護食レシピ「厚揚げと茄子のトマトグラタン」

          輪切りにした茄子をサッと油で焼いて厚揚げと一緒に耐熱皿に盛り付け、ツナ入りのトマトソースをかけてグラタンにします。トマトソースは缶詰のカットトマトを温めてツナを入れただけの簡単なものですが、充分に美味しく出来ます。厚揚げと茄子はお年寄りにもなじみ深い材料ですし財布にも優しいですね。子供も一緒に食べるならチーズを多めにすれば、立派なユニバーサルレシピになります。 ★写真付きの詳しいレシピは「食べごろclub」に掲載しています。 調理時間目安:30分 材料:2〜3人前 長

          介護食レシピ「厚揚げと茄子のトマトグラタン」

          老老介護の未来図

          マスコミで老老介護という言葉がセンセーショナルに取り上げられたのはいつだったでしょうか。あれから随分と時間が経過しましたが、今では老老介護はごく普通の風景となっています。 これはこの先時間が進むにつれて改善するといった話しではないですし、超高齢社会を生きる我々にとってはごく普通の日常的な風景となります。 高度経済成長の時代に人口が都会に集中し、家族構成が核家族化した時からこうなることは目に見えていました。 私は普段、高齢者向けの介護施設に出入りしていますが、今では施設を

          老老介護の未来図