【詩】四次元ポケット
今日も書くことがある
昨日とは違う書くことがある
いったいこれはいつまで続いてくれるんだろう
僕が消えてなくなるまで続いてくれるんだろうか
僕の履いてるジーンズのポケットはせいぜい四つ
使わない無意味なポケットをいれると五つか六つ
僕の書斎の引き出しも同じく四つ
パソコンを出し入れするところをいれると五つ
入るものも出てくるものも限られている
本当に必要なものしかそこには入れない
でも、僕の頭は違う
モノをいれる引き出しはやけに少ないくせに
つぎからつぎへ、でてくる、でてくる
いれたはずのない余計なものまで入ってる
僕たちは、四次元ポケットをもっている
これがそうでなくては、なんだろうか
詰め込んでも詰め込んでも入らないポケット
なのに、やたらめったら出てくるポケット
都合よくは使えない欠陥だらけの四次元ポケット
でも、そこには可能性が入っている
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