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エッセイ

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生活や、読書などを通じて、考えたことなどをまとめています。
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記事一覧

神頼み

先日、母親に神社にお祓いに行こうと誘われた。今年僕は24歳で、本厄の年だ。しかし、神社へ行…

ゆっきー
5か月前
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恩師に会って

今日は、美術予備校時代にお世話になった恩師と食事に行った。 北千住駅で降りて恩師と落合い…

ゆっきー
5か月前
8

エッセイ|星に向かって

最近は、大学の成果展に向けての制作で、午後はずっと大学で作業をしている。 工作室にこもり…

ゆっきー
7か月前
9

『割れ窓理論!?スマホ無双伝説と都会の迷宮探訪記!』

皆さん、コンニチワササー!今日はね、もうちょいで「スマホを砕け!」って叫びそうになった超…

ゆっきー
8か月前
2

エッセイ|階段上り下り選手権にはまっている話

僕の生活では、階段を上り下りする機会がよくある。 まず、アパートの2階の部屋に住んでいる…

ゆっきー
8か月前
9

エッセイ|天井に座った月

普段降りない駅から降りて、少し離れた場所のラーメン屋を目指して歩く。 最近は忙しすぎて、…

ゆっきー
8か月前
4

蜜柑|エッセイ

夕食後に、母はお酒を飲み、僕は一顆の蜜柑を剥いて食べていた。 近頃の忙しさによる疲労で、自己嫌悪に陥っている僕に、ほろ酔いの母が言った。 「〇〇(僕の名前)は大丈夫だから」 その言葉が、蜜柑の果汁と共に胸の底にじんわりと広がっていった。 また、別の日の朝、僕は家の近くを散歩していた。住宅街を歩いていると、甘く爽やかな匂いが鼻をかすめた。 香りがしてきた方に目を遣ると、丸く剪定された金木犀の木が、橙色の花をこぼれそうなほどたくさん咲かせていた。それは、一顆の蜜柑のように

エッセイ|大学の食堂から見える景色〜巨大なカタツムリ発見!?〜

午前中、徹夜明けで散々電車やバスの乗り換えを寝過ごして、自分の知らないところまで行ってし…

ゆっきー
8か月前
6

エッセイ|バスで寝過ごした話〜貸切バスで行く小旅行〜

今日は、明け方までずっと小説を書いていた。文学研究会の文芸誌に寄稿するものを書いていた。…

ゆっきー
8か月前
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物語を作り出すAI〜未来の作家のあり方を考える〜

今日は、午前中にアルバイトをして、午後は家に帰ってほとんどの時間机に向かっていた。 サー…

ゆっきー
8か月前
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エッセイ|自分ってどこまでが自分?〜自己と他者の境界にある身体〜

家が自分の体のように感じる時がある。 美術大学の授業で、作品を作るにあたってのアイデアを…

ゆっきー
8か月前
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見栄っ張りの文学〜坂口安吾『堕落論』を読んで〜

太平洋戦争と、無頼派(新戯作派)の台頭は、切っても切り離せない関係にあると思う。日本は、戦…

ゆっきー
1年前
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伝統意識に潜むダンディズム 〜大江健三郎 『奇妙な仕事』を読んで〜

先日、大江健三郎の『奇妙な仕事』を読んだ。大江健三郎は、昭和中期から活躍している現代文学…

ゆっきー
1年前
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エゴンシーレが見つめた自己の二面性

先日、東京都美術館で開かれているエゴンシーレ展を見にいった。19世紀の、シーレと関係の深かったウィーン分離派の画家とともに、彼の作品が、多く展示されていた。 エゴンシーレは、早逝の天才画家だ。幼い頃から絵に親しみ、16歳でウィーン工芸学校に史上最年少で合格し、18歳で初の個展を開く。20歳で多くの名だたる芸術家たちが出展した展覧会に、いくつかの作品を出品した。一度、第一次世界大戦に従軍させられるも、最前線に送られることは免れ、絵画の筆を折ることは無かった。そして、閃光のよう