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エッセイ|大学の食堂から見える景色〜巨大なカタツムリ発見!?〜

午前中、徹夜明けで散々電車やバスの乗り換えを寝過ごして、自分の知らないところまで行ってしまい、学校に大遅刻した。それでも、寝過ごした先で小さな美しいものだったり、人の温かさに触れることができた。これは、昨日のエッセイに書いた。

学校についた時には、もう授業は終わりに近づいていた。肩身が狭い思いで席についてなんとか残りの授業は受けることができた。

授業終わりに大学の食堂で友人と一緒にランチを食べる。大学の食堂の広い窓からは、キャンパス全体が見渡せる。食堂の建物が、大学の敷地の端に立っているからだ。

僕は、この食堂の窓からの眺めが好きだ。天気の良い時は、大学の庭(キャンパスが自然に囲まれているので、さまざまな雑草が生い茂っている)に太陽の光が柔らかく降り注ぎ、いくつか生えている木々が綺麗な影絵を地面に作っている。

そして、大学で飼っているヤギがときどきその庭を歩いて、草を食んでいる。とても、のんびりとした風景だ。

庭では、時々、学生が作品を展示したり、パフォーマンスをしていたりすることもある。少し前には、制作した1メートル近いカタツムリの甲羅を背負って地面にうずくまっている学生がいた。今は、お昼時に、創作ダンスを踊っている三人組がいる。

東京藝術大学先端芸術表現科に在学中の佐藤桃子さん

この牧歌的な環境は、多くの学生の感性を刺激している。それぞれが自分の興味があることについて深く考えて、時には悩みながらも、のびのびと作品制作に打ち込んでいる。こんな環境を僕はとても気に入っている。

佐藤桃子さんのインスタグラム ↓


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