シェア
オギヤマヒロユキ
2024年1月27日 13:47
「ついたよ」 スーツの男に言われ、ワゴン車から降りた。暗くてよくわからなかったが、辺りにはまばらに高い建物が並んでいた。目の前には10階建てくらいのホテルが建っていた。 ビクビクしながらホテルに入る。パッと明るいロビーが現れた!清潔だ!まともなホテルだ!良かったよ!フロントのお姉さんもどう考えても優しい雰囲気で、僕は胸を撫で下ろした。 伊丹から北京にきただけではあるが、けっこうくたびれてい
2024年1月20日 21:32
2016年12月。当時35歳。公務員になって6年目。一通り仕事に慣れてきた頃。色んなことに飽きてきていた。友人達はどんどん結婚していった。若い教師たちはガンガンカップルになっていった。しかし僕は独身だった。エネルギーだけは有り余っていた。いつもと全然違うことをしたい!ドキドキすることがしたい!と渇望していた。 当時読んでいた沢木耕太郎さんの「深夜特急」の影響だろうか。冬休みにインドに行くこと