yuh takahashi/イラストレーター

イラストレーター高橋ユウ。瀬戸内の太陽をたっぷり浴びて育った愛媛県出身。日本女子大学→…

yuh takahashi/イラストレーター

イラストレーター高橋ユウ。瀬戸内の太陽をたっぷり浴びて育った愛媛県出身。日本女子大学→東京農工大学修士課程修了。2021年3月に約6年間のドイツドルトムント生活を終え帰国。2児の母。自分目線から見た文化の違いなども語ります。http://www.takahashiyuh.com

最近の記事

2年ぶりにドイツへ!

更新をずっと怠っておりました。。。 実は我が家はこの夏休み(金銭的にも時間的にも)、一大決心をして約2週間、ドイツに「里帰り」して参りました。 近年は1年2年があっという間に過ぎるのですが、それでもドイツを離れてからの2年間は非常に濃厚で、ドイツ脳から日本脳に次第にアップデートし、最近はそれがようやく終了したような感じだったのです。 と、そんな状態で再びドイツへ。そのためドイツ語大丈夫かな、以前のお友達と仲良く遊べるかな、色々と忘れているからどうしよう、といった嬉しいなが

    • 純ジャパファミリー ドイツに住む その5

      私は愛媛県の新居浜という人口12万人の田舎の都市で育ったのですが、実は住友鉱山で栄えた街でもあります。私はたまたま住友関連の転勤族の子どもたちが多く通う公立の小学校中学校に通っていて、何気に帰国子女が結構いたのです。漫画2コマ目の女の子は「親から、英語維持のためにネイティブの先生に英語を習わされてるのよ」なんて言っていましたが、今思うと、あんな田舎でよくネイティブの先生を見つけられたもんだな…。そして子どもに現地で覚えた英語を日本に帰ってからも維持させようと思う気持ち。これま

      • 純ジャパファミリードイツに住む その4

        アメリカの現地校や、ドイツの大都市のインター情報などはすごく出てくるのですが…本当にドルトムントに関しては全く情報がなくて困りました。やはり現地の情報は現地の方に聞くのが一番!です。ドイツは役所の情報を得るのが非常に難しく(日本同様わかりにくい!)独日協会の方の手助けがなければほぼ不可能でした。もしお子さんを現地校に、と思う場合、なるべく情報は収集していくことをお勧めします。「なんとかなるさ」ばかりだとかなり子どもを振り回すことになるので…。情報収集はとにかく行動あるのみ!

        • 純ジャパファミリー ドイツに住む その3

          ネットを見ると、数多くのドイツ駐在ブログは見かけるものの、ドイツの現地校情報ってほとんど見つからないんですよ。。。あっても配偶者がドイツ人でお子さんがドイツ語を喋れるケースがほとんど。 ネットで随分と情報が得られる時代で、駐在ファミリーも現地校に入れるケースが増えてきたと聞きますが非英語圏はまだまだマイノリティなのだなあとしみじみ感じました。

          純ジャパファミリー ドイツに住む その2

          この財団はモロに駐在向きの教育相談をしてくれるところだったので、全く話や金銭的な感覚が噛み合いませんでした。特に昔の大手企業の駐在さんはかなりの手当があったようで(今は経費削減のところが多いらしい)、相当裕福な生活していたんだな〜とびっくり。私にとっては別次元の世界でした。 そしてドイツに行くという話をするとみんなほぼほぼデュッセルドルフなんですよね。デュッセルドルフ、どんだけ日本人が多いんだ!?と渡航前からドキドキした覚えがあります。

          純ジャパファミリー ドイツに住む その2

          純ジャパファミリー ドイツに住む−1

          帰国してはや2年が過ぎました。たまたま帰国子女の多いエリアに住んだからか海外生活経験者が周りにゴロゴロいる環境です。 しかし、「ドイツ現地校」「海外経験の全くない純ジャパ」という我が家のようなケースになかなかお目にかかることができません。。。 この漫画に見られるように、今までお会いした中で一番多いケースが、「駐在横移動型タイプ」です。こちらは駐在で何年も何十年も日本ではなく世界のあちこちに仕事の都合で移動するケース。ママは専業主婦で子沢山という場合も多く、お子さんはアメリ

          純ジャパファミリー ドイツに住む−1

          日本の「国際学科」はなぜ女子率高めなのか?

          最近、中3長男アユの高校に向けて資料を取り寄せたり、説明会に足を運んだりしています。 ありがたいことに一応帰国枠で受験できる高校が数校あるので、調べているのですが、ほとんどが「国際学科」だったり国際教育に力を入れている学校。しかし…少し疑問なんですが、なぜ英語が得意だったり、帰国子女というだけで国際問題に関心があることが求められるのか…? しかも女子率が圧倒的に高いのも特徴です。皆さんも「英語が好き」という言葉を聞くと「コミュ力の高くて社会問題に関心のある積極的なタイプ」

          日本の「国際学科」はなぜ女子率高めなのか?

          外国人同士の英語とアメリカでの英語

          最近、Kevin’s English roomというユーチューブにハマっております。この動画はアメリカ英語ネイティブのケビンを中心に、3人の男子で英語やアメリカ文化、日本との文化の違いなどを語るネタがメイン。英語が苦手でも面白い! で、その中で「ネイティブはHow are you?に対してどんな返しをするか?」という動画があるのですが、「I'm fineは言わないね。これ以上聞いてくれるな、みたく冷たく聞こえるし、and youは上品すぎてなんかしっくりこない」とのこと。こ

          外国人同士の英語とアメリカでの英語

          女性は若さがやっぱり大事? ルッキズムについて考える

          日本に戻ってきてからというものやたらと「容姿」が気になるようになりました。とにかく道ゆく人が…老いも若きも痩せてる!汗 夏になって薄着になってから如実に現れるというか、ドイツ生活でふくよかになってしまった自分の体型をやたら意識するようになりました。 いや、健康のために意識するのはいいのです。大事です。ですが、私、なんとなく間違った方向に一時期走ろうとしていました。痩せなきゃ!という強迫観念に襲われ極端に食事を減らして、結果パワーが出ずイライラが止まらず。。。そりゃそうだ。

          女性は若さがやっぱり大事? ルッキズムについて考える

          複雑で曖昧な首都圏の高校受験

          先日長男アユの中学で進路説明会がありました。私の住むエリアは子どもの教育に熱心な家庭が多く、すでに塾やネット、周りから多くの情報が出回り、中3にならずとも、多くの家庭がもはや中1中2から大枠の受験システムを把握しているという状態。なのにそれでも詳細が分からないのです。いったいぜんたいなぜこんなに熱心に調べているのに全てが解決できないのか。その理由はなんなんだろう、と思い、今日こそ全て把握してやるぞ!という気持ちで説明会に臨みました。 ですが…先生の説明もなんて曖昧なんだ!と

          複雑で曖昧な首都圏の高校受験

          「悔しい気持ち」は必要か?

          この春に長男アユは中3、次男ワタは小6になりました。 日本でこのくらいの年齢、いわゆる思春期の子達を育てていると、自分の青春時代の頃をどんどん思い出すようになりました。ドイツにずっといたとしたら、何もかもが違いすぎてここまで思い出すことはなかったことでしょう。 次男ワタはサッカーをしていますが、なかなか強いチームなので、素質があってさらに頑張っている子は本当にどんどん上達し、ますます差が開いていく時期でもあります。前回の試合ではワタは試合に出られずずっとベンチのまま。同行し

          「悔しい気持ち」は必要か?

          高橋ユウ 個展のお知らせ

          4月8日から13日までドイツの日常風景を描いた、イラストの展示をいたします。場所は表参道から徒歩5分のOPAギャラリーさん。 日時:2022年4月8日(金)〜13日(水) 11〜19時(最終日は17時まで) OPAギャラリー 東京都渋谷区神宮前4−1−23ー1F 表参道駅A2A3出口徒歩5分 こんな可愛いドイツにまつわるイラスト&エッセイ冊子(40P) も500円で販売させていただきます! というわけでご興味ある方はぜひお気軽にお越しくださいませ。 お待ちしております♪

          高橋ユウ 個展のお知らせ

          こうして「都会の人」は作られるのか、という衝撃

          ついに春休みも終わり、我が子たちは今日から登校です。 ドイツ時代、春休みはいつも旅行にばかり出掛けていた我が家ですが、今年はコロナ禍もあり、そして長男アユの塾の春季講習もあり、結果家で過ごしました。 新中3の春とはいえ、毎日16時から21時半まで。私が中学生の頃には考えられなかった生活です。正直、こんなに塾漬けで大丈夫なの?とこちらが不安になったくらいなのですが、なんと次男ワタと同学年の中学受験組の方がスゴイことが判明!春休みの間、なんと朝の9時くらいから夕方まで塾の春季

          こうして「都会の人」は作られるのか、という衝撃

          理想のロールモデルファミリーを見て、我が家も目指せる!と錯覚してはいけない

          ついに本帰国して1学年が終了し、今週から春休みです。 強烈な環境の変化に直面し、日本の学校生活、初めはどうなることだか本当に心配でしたが、無事になんとか乗り越えることができ、最近では日々子どもたちの成長を感じています。そして春から長男アユは中3、次男ワタは小6となり、またもや変化のための準備に追われそうな1年になるでしょう。 実は子ども以上に心配しているのが、何を隠そうこの私。非英語圏の現地校を6年通っていたような我が家のような家庭はこちらに来て以来ほとんど見たことがなく

          理想のロールモデルファミリーを見て、我が家も目指せる!と錯覚してはいけない

          なぜ私がドイツ生活記をブログに載せるのか

          noteを始めたばかりの私だが、実は以前からずっと自分のブログでドイツ生活に関する記事を綴っている。幸いなことに、ドイツ好きな人はもちろんのこと海外生活に興味がある人や欧米文化などに関心があることが読んでくださり、ブログアクセスはうなぎ登り。興味深いコメントもたくさん沢山頂き、どれも楽しく読ませてもらっている。 が、しかし。人気が出るということはアンチ出現のはじまりでもある。私なら自分と考えが合わないなと思ったら読まないんだが…ストレスと闘いながらそうしたネガティブなコメン

          なぜ私がドイツ生活記をブログに載せるのか

          高橋ユウの20代は夢迷子 その5「引っ越したい!」編

          当時住んでいたのは中央線の武蔵小金井だったんですが、昭和の香りがすごい街だったんですよ。当時恵比寿でバイトしていたので恵比寿とか渋谷とかが眩しくて驚きました。今は再開発されてめちゃくちゃモダンになっていてまたまたそれにびっくり。 西荻窪時代はとにかく楽しかったです。マニアックなお店がいっぱいで、飲み屋がいっぱいで、毎日が学園祭のような街でした。隣の吉祥寺や荻窪より街の規模が小さいのですごく住みやすかったし、さらに劇団員とか漫画家とかライターとかが普通に住んでるフリーラン

          高橋ユウの20代は夢迷子 その5「引っ越したい!」編