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女性は若さがやっぱり大事? ルッキズムについて考える

日本に戻ってきてからというものやたらと「容姿」が気になるようになりました。とにかく道ゆく人が…老いも若きも痩せてる!汗

夏になって薄着になってから如実に現れるというか、ドイツ生活でふくよかになってしまった自分の体型をやたら意識するようになりました。

いや、健康のために意識するのはいいのです。大事です。ですが、私、なんとなく間違った方向に一時期走ろうとしていました。痩せなきゃ!という強迫観念に襲われ極端に食事を減らして、結果パワーが出ずイライラが止まらず。。。そりゃそうだ。でも心が少し弱ったときにこうした行動に走ってしまうことって実は意外と珍しくないのではないでしょうか?

日本にいると「痩せ」以外に「若い人の美しさの価値の高さ」みたいなものをやたらと感じさせられる気分になることが多いことに気がつきました。テレビをつけると、もちろんミドルエイジ以降の女性もいるのですが、アナウンサーもお天気キャスターもCMにてでいる人も若い女性が花形であるかのような扱いを感じます。ネットなどでも「40代に見えない!」などは褒め言葉のようで実際20代のような雰囲気や容姿の40代がいたりするわけです。(まあ加工してるかもですが)

ネットやテレビを通して何気なくそうした価値観を目にしていると「若さは美しくて素晴らしい。」という価値観がじわじわと知らず知らずのうちに染み付いていくわけです。ただ間接的なので気付きにくいのですが、「あれ?最近若い人が可愛い、いいな、と思ってる?」とふと気づいた時に「あ!影響されてるわ、私」とハッとしたわけです。

一方で私がドイツで感じたのは大人から見て「若者は若者」というあくまでカテゴリーに過ぎず、中年女性はまだケツの青い娘なんて誰も羨ましく思っていないわけです。年を取れば取るほど「自分が何をしてきたか」「自分の大切にしていること」「自分の好きなこと」など中身が成熟していることが重要で、そして容姿は自分らしいことが好まれます。渡独前は雑誌等で「ヨーロッパは成熟した大人の社会」などという記事を読んでイマイチピンと来なかったのですが、ドイツに住んで、なるほどこういうことか、と妙に納得しました。日本ではママタレントさんの場合、綺麗な容姿に加え「料理上手」「子育て頑張っている」などが容姿以外のポイントになりますが、ドイツの場合焦点はあまりそこに当てられず、人間としての生き方や考え方、知識の深さなどが評価される気がします。子育てや料理を頑張っていることが評価されないのではなく、そこに哲学があるか否か、こんなことをすると楽しいよね!みたいな「提案」にみんなが惹かれるという感じでしょうか。もちろんドイツでもルッキズムはあるとは思いますが、日本の方が顕著だな〜と本当に感じます。

私としては、あまり世間のルッキズムに流されないようにしつつも、知識もあってやはり私らしくも綺麗でいたいという気持ちと哲学が(一応)あるので、で最近は筋力体力をつけるべく、ナイキアプリで15分ほどの筋トレをほぼ毎日、なるべく歩き、夕飯は少なめに、の生活を始めました。その成果なのか、なんとなく最近体の調子が良くなってきました。まあ無理せず半年くらいで2、3キロくらい落ちるといいな〜、と密かに期待しつつ、腐らず諦めず続けていきたいと思ってます。

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