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外国人同士の英語とアメリカでの英語

最近、Kevin’s English roomというユーチューブにハマっております。この動画はアメリカ英語ネイティブのケビンを中心に、3人の男子で英語やアメリカ文化、日本との文化の違いなどを語るネタがメイン。英語が苦手でも面白い!

で、その中で「ネイティブはHow are you?に対してどんな返しをするか?」という動画があるのですが、「I'm fineは言わないね。これ以上聞いてくれるな、みたく冷たく聞こえるし、and youは上品すぎてなんかしっくりこない」とのこと。このHow are you返しの答えってたまに議論されていますよね。それを夫に言うと「いや〜、俺のチームの同僚はみんなI'm Fine, and you?というよ」とのこと。ナヌ〜!?

ちなみに夫のチーム同僚はドイツ人やスイス人、アメリカ人やフランス人なんですが、ほぼ皆、英語ネイティブではありません。皆、自国で学んだ英語を駆使して仕事をしており、どうやら他国でもHow are you?の返し方としてI'm Fineで学んでいるようです。

日本に帰ってきて改めて感じたのですが、日本の「英語=アメリカ」のイメージの強さはすごい。例えば「英語をアメリカ人みたいに話したい」とか「その表現、ネイティブに通じますか?」など、あたかも英語はアメリカのものでしかない、と感じさせる表現がとにかく多いのです。

一方でヨーロッパ諸国は、イギリス英語で学びますが、あくまで英語はヨーロッパでの言語の一つにすぎず、皆、お国訛りの英語で話します。英語はヨーロッパ言語の中では文法的には比較的簡易な方なので、ちょっと英語を習ってしまえばかなり話すことができます。が、そこまで追求する人はさほどおらず、ツールとして使っている人が非常に多く、英語の立ち位置が日本と全然違うな〜と感じました。

特に英語は世界中でツールとして話されている言語なので、海外でコミュニケーションツールとして仕事をする際はあまりアメリカ英語にこだわらず、むしろさまざまな国での英語に慣れる方がおすすめだったりします。が、アメリカに住んでアメリカ人の友達が欲しい!などという人は、やはりアメリカに留学した方がいいでしょう。文化的背景がわからない状態で語学はなかなか上達しないからです。

私自身もアメリカには行ったことがないのでアメリカのことを全然知らなかったのですが、アメリカからの帰国生の話を聞いたり、「ケビン動画」でバリバリのアメリカ英語を聞き、アメリカの食文化や生活、学校の様子などを聞いてるうちに、「あ〜、アメリカってこういう感じなんだな!面白いな〜」と、ものすごく興味が湧いてきました。興味が湧くと、あのガムを噛みながら話しているように聞こえる(私の中では)アメリカ英語がなんとなく単語として聞こえるようになってくるので不思議。

実は私も英語勉強中なのですが、迷いが多いのです。。。ですが今回の分析?で、「学ぶ目的がはっきりしていないのだ!」ということがクリアになりました。仕事で使いたいのならそこまでこなれた英語は不要で、安くガッツリ集中して学べば言い訳だし、一方で文化を楽しみながらその国独自の言い回しなどを知りたければ時間をかけて楽しみとして学べないいのですよね。

しかし学生時代は英語なんて大の苦手だった私ですが、渡独後はすっかり言語オタクに。いやはや人生ってわからないものですね。

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