見出し画像

首飾りの笛

電柱の裏でかくれんぼ

この言葉にピンとくる方は多くないかと思います。今回は交通違反の取り締まりについてのお話。季節によって「交通安全運動」なる期間が設けられ、そこら中に警察官の方が交差点や死角となる位置から違反を取り締まる様子を遠目から見ています。

しかし、テレビの「警察密着24時」のような激闘を目撃することはそう多くありません。それは、治安がいいとかではなく明らかに見逃している事案が多すぎるからだと私は思っています。テレビで得た薄い道路交通法の知識ですが、街中で「今のは信号無視でしょ」ってタイミングや、歩行者信号が青で横断しようとしたら左折してきた車を待つという時に文句を言うと、奥さんから「やかましい」と怒られます。。私に取り締まる権力さえあれば…。

冤罪すら起こる現実

2022年7月、先程のような「歩行者妨害」に関連した話題がニュースになりました。前の車に続いて信号のない横断歩道に差し掛かり、歩行者を優先しようと停車すると歩行者から譲る合図があったので発進。すると、その先で「歩行者妨害」として切符を切られたそうです。

幸いにもドライブレコーダーに一部始終が残っており、運転手さんは弁護士に相談。警察署へ異議申し立てをしたところ、違反を撤回し謝罪されたとのことでした。

テレビでも違反ドライバーが「証拠はあるのか!」とよくごねている風景を目にしますが、その際に警察の方は「私が目視で確認しましたので、私の目が証拠です」と言っていました。権力を持つ側から一方的に言われると従うしかありません。それが今回、目視では確認していないそれまでの流れがあったわけです。よく警察の取り締まりは「違反金の小遣い稼ぎ」なんて言われますが、この事案はどうなのでしょう。

自分の身は自分で守る

交通事故なんて、やりたくて起こしている人はほぼいないと信じています。違反常習犯の方が一部いらっしゃるのは認知していますし、先日も久しぶりに原付にノーヘルで3人乗りしている若者をみかけました。スピード違反、方向指示器なし、Uターン禁止交差点でのUターンなど見渡してみれば違反している車やバイクはたくさんいます。すべてを取り締まるのはムリでしょう。

今回は交通違反に関連した内容を中心としましたが、2022年7月8日の安倍元首相襲撃事件が起こりました。後に本来あるべき警護計画を予定変更に合わせられず、緩みがあったことを認める内容の報道がありました。

警察が守ってくれる、悪い人を捕まえる、政治で市民を安全で豊かに云々。私は全く信用していません。首に笛をかけて立っているだけなら誰にでもできそうです。私たちが憧れた「おまわりさん」の姿が30歳になってこんな風に見えているとは思っていませんでした…。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?