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ポップコーンの意外な歴史

映画のお供フード

皆さんは、映画館で映画を鑑賞する際に何かを片手にされますか?
私はポイントが貯まっていたらポップコーンを引き換えることが多いです。
映画通の方は、必ずポップコーンとドリンクを専用トレーで持って来てシートにセッティングされているのを見かけます。実際のところ、割といいお値段がする上にお腹を満たすというより、映画を観るのにポップコーンを食べるんだ!という意気込みを感じます。私はポップコーン以外にもイオンシネマ(旧ワーナーマイカル)のナチョスのチーズソース、もしくはサルサソースが好きで子供の頃はよく買ってもらいました。私が気が付いたときにはポップコーンは当たり前のように映画館で売られていたのですが、なぜポップコーンなのでしょう。

ブーイングアイテム

この手のお話はすでにおまとめしてくださっている方がいるので、そちらのリンクを引用させていただきます。

要約すると、古くはアメリカ。無声映画の時代から販売されたポップコーンは、高い入場料を払ってつまらない作品をみせられた観客がスクリーンに向かってポップコーンを投げつけたそうです。競馬のGⅠレースでゴールインする直前にハズレのチリ紙が空を舞うように、ハズレ作品にはコーンが投げつけられていたようです。スクリーンに当たっても、人に当たっても痛くないポップコーンはちょうどよかったのでしょう。

その後、映画に音声が入ってポップコーンの咀嚼音も気にならなくなったことや、原価が安く収益性の高かったポップコーンは多くの劇場で売られるようになりました。作品のパンフレットや鑑賞料(興行収入)は配給会社に入ってしまうため、映画館自体が儲ける必要があったそうです。ライブハウスのドリンク代に近い考えかと思いますが、確かにこれだと「劇場で買った飲食物以外の持ち込み禁止」の注意が今でも流れるのは納得です。

いいとこどりのポップコーン

皆さんも一度はポップコーンを手作りされた経験があるのではないでしょうか。私の子供時代にもリンクのような形状のものをコンロの上でぐるぐるしていた記憶があります。

しばらくすると「ポン!ポン!!ポポン!!」と破裂していくんですよね。アツアツできたてのポップコーン。自分で好きなフレーバーをかけたりして食べたのが懐かしいです。

大人になってからも、スーパーでこれを見つけると購入しています。

バター醤油味が大好きですが、日本で初めて販売を開始したのはこの「マイクポップコーン」だそうです。最初の記事にも記載があるのですが、日本にポップコーンが入ってきた1957年に「マイクコーン」という会社が製造販売を開始したそうで「マイク」という名前はポップコーンにゆかりがあるようです。揚げたりしていない分、カロリーも低く食物繊維もレタス2つ分と記載があるくらい罪悪感なく親しみやすいポップコーン。

作って楽しい。食べておいしい。映画や配信を観ながら片手にはポップコーンとジュース。心も一緒に弾けちゃいますね。

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