見出し画像

ゴールデンカムイ聖地巡礼・新潟佐渡の旅2024.6(3日目☆壱)

3日目の朝。

早朝からオーシャンビューの大温泉で、優雅な朝風呂を楽しんだあと、フカフカベットで二度寝もしちゃう。

なんて贅沢な朝。すてきな朝!

ホテル大佐渡の、豪華な朝食ビッフェを味わう。
ああ、あれも食べたい。これもおかわりしたい。
しかし、今日は朝から腹一杯食うわけにはいかんので、そこそこで我慢だ!

・・・。

んー、でも、コーンスープは飲もうかな。
海老出汁の味噌汁も健康のために。
食後のフルーツヨーグルトも、せっかくだから食べよかな・・・。
ホテルビッフェって、恐ろしいですよね。

朝、9時にチェックアウト。
『HOTEL OOSADO』(正式名称)は、たいへん良きホテルでした。大満足!

今日は、朝から観光タクシーを使って、ゴールデンカムイ聖地の巡礼、佐渡の観光、そして佐渡グルメも味わうのだ!
6時間貸切りで、各ポイントを巡る予定。

ホテルに迎えにきてくれた観光タクシーの運転手さんと、ホテルの脇で、綿密に打ち合わせをする。

「うん、なるほど、だいたいわかりました。6時間後に、帰りのフェリーに間に合えばいいんだね。よし、さっそく出発しましょう!」

お願いしまーす!レッツゴー!!

いご草ちゃんと、基ちゃんの思い出の地。『夫婦岩』で、聖地巡礼だー!

キャッキャいうて、山猫少尉とマンガ片手に夫婦岩を撮影してると、近くの店のジジイがGカムオタクたちと見定めて、店内に引き入れてくる。

いちおう、店内に入っておいて、なーんも買わずに出る。すまんのう。
さ、次に行きましょ、次!

夫婦岩の聖地巡礼を終え、次の予定はグルメ。
回転寿司の名店、『佐渡弁慶』佐渡本店でお寿司を食べるぜ!
『佐渡弁慶』は有名店なので、ランチの時間帯に行くと、1時間以上の待ちもザラにあるのだとか。
混雑を避けるため、開店直後の10時30分を狙って行くことにした。

開店まで少し時間あるので、『あめやの桟橋』らへんで時間潰しに海遊び。

映え写真を撮ったり、波打ちぎわで、キャッキャ遊ぶ。

浜辺で、石を積んだり、平べったい石を探して、石投げ選手権。

今日もいい天気やなー。
遊んでたら、いい時間になったので、回転寿司の名店『佐渡弁慶』に向かう。

「佐渡のご当地スーパーも行きたい!」
と、山猫少尉が言い出したので、その前にスーパー『マツヤ』さんにも寄る。
水分補給のための水や、炭酸飲料も安く買っとこう。

「おお!この巨大爆弾オニギリ、美味しそうじゃない!?買わなくてはー!」
と、山猫少尉が手を伸ばすのを、必死になって止める。
きょ、巨大?爆弾?やめれー!
そんなん食うたら、夜までなんも食えなくなるやん!
「そうかなー?いけるけどな。買っちゃおかな!!」
やめれー!もうすぐ寿司も食うのに!

ご当地スーパーで、(適度な)お買い物を済ませ、いよいよ『廻転寿司佐渡弁慶』佐渡本店に入る。
我々が入店した直後くらいで、ほぼ満席。
まだ、10時45分くらいやのに!?

さっき、『ホテルOOSADO』でたーっぷりとナイスな朝食を食べたばかりなので、そんなに食べられん。
ひとり4皿くらいで、と限度を決め、厳選して皿をとる。

まずは、『カニ軍艦』は食べなきゃ。

『のどぐろ』は外せんでしょ!

『中トロ』もいっとこ。
って、あと一皿かよ!?殺生な・・・。でも、そんくらいしかはいらんかー。
誰だ?スーパーで巨大爆弾オニギリを買おうとしてたアンポンタンは?

『佐渡弁慶』で、ちょっとだけお寿司をつまんで満足し、タクシーに戻る。

次の目的地までは少し距離もあるので、車内で運転手さんの雑談を聴く。
佐渡島にやって来る、『ゴールデンカムイファン』の動向や、観光客のおもしろエピソード。
佐渡のタクシー業界の話や、サイクリングイベントの話。

軽妙な話術で、我々を楽しませてくれる運転手さん。
さすがプロのワザやなー。(拍手)

「ええ?2人で昨日、佐渡金山の山師ツアーに参加したの?・・・たくさん観光客を乗せてきたけど、あのツアー参加した人乗せたのは、初めてかもねー!」
そんなわけあらへんがな!ワハハー!とか笑ってたら、次の目的地に到着。

佐渡島の南、宿根木にやってきた!

ここの景色も、ゴールデンカムイ聖地巡礼撮影スポット。
眼下の町並みも、各所に聖地撮影スポットがある。

「その階段降りたら、宿根木の観光スポット行けるからね。私は海岸の駐車場に車まわして待機してるから、ゆっくり周ってきてね」

と、タクシー運転手さんに言われ、山猫少尉と宿根木の町に降りて行くことにした。

時が止まったかのような、昔ながらの町の中を、撮影スポット探して歩いていく。

えーと、Gカム聖地巡礼撮影スポットは、どこかな?
静かな路地を、うろうろ。

通りがかった昔の船主の邸宅に入ってみた。

北前船交易で財を成した船主の邸宅で、あちこちに立派な木材を使った造りなのだとか。

係のおばちゃんに説明を受けながら、邸宅内をうろうろする。

旧宿根木郵便局。手広くやっとんなー。

静かでいい。

おお、ここだ!『三角家』のここが、ゴールデンカムイ聖地撮影スポット。
原作のアングルは、この角度で、こう!
とか、ワイワイいいながら、山猫少尉と撮影。
その後、三角家に入ってみる。

三角家の家主だったばあちゃんは、90過ぎてもなお、新聞配達、ヤクルトレディ、洋裁のお仕事などをこなして、バリバリ働いていたという。

知り合いにもいるが、新潟の女性のたくましさには、いつも驚かされる。

町屋を抜けて、海岸にやってきた。
これから、名物の『たらい舟』に乗るのだ!

『はんぎり』と呼ばれる木製の大きなタライを舟として、宿根木の海岸、沖合をゆっくり航行する。

タクシーの運転手さんは、「1番沖合に出るのは、Bコースだね」と教えてくれてたので、迷わずBコースを選択。

山猫少尉は、さっそく救命胴衣を装着して、タライ舟に乗り込む。

・・・あのう、私みたいな救命胴衣のボタンも締まらんようなおデブちゃんでも、タライの舟に乗っけてくれるのでしょうか?
と、おそるおそる尋ねてみる。

「えー、あー、まー、大丈夫ですよ。小柄なお相撲さんまでなら乗れますから!」
と、心強い返事が返ってきたので、ここは遠慮なく乗らせていただきます!はいはい、ごめんなすって!(どすん)

「ギャー!?ゆ、揺れる!タライが転覆するー!怖いッ!」
と、同乗者がニャーニャーとうるさいが、オレはタライの復元力を信じるぜ!

「このままでは、ちとバランス悪いので、もうちょっと中央に寄ってくださーい、ハイ、それではしゅっぱーつ!」

女性船頭さんが、ぎっこぎっこと櫂を漕ぎ出すと、たらい舟はゆっくり旋回しながら陸を離れた。

たらい舟だし、海面から近い。
おもしろいー!
うみねこが、ヒマそうにこっちを眺めていた。

速度は遅いが、だから楽しい!

複雑怪奇な海岸も、器用に旋回しながら航行していく。
船頭さん、すごーい!
「コツをね、つかんだらカンタンなもんですよ」

火山活動の連続で、こんな複雑な海岸になったのだとか。

備え付けの水中メガネも使って、透明な海底を見物。
カニやフグ、小魚がたくさん泳いでいた。

おお、先発のはんぎりが航行しとる。
おーい!

楽しい時間はあっという間に過ぎる。

みなさーん!デブ羊を載せたタライの舟が、浸水も沈没もせず、奇跡的に日本海から無事帰港しましたよー!
ハイ、船頭さんの天才的な操舵術に、惜しみない拍手ー!!

「・・・イヤ、下船の時に、羊好大尉ごとひっくり返る可能性も、まだあるんやない?」
と、同乗者が、不安そうにつぶやいていた。
なんて失礼な💢!
(註:無事に上陸できました)

【つづく】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?