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骨を鳴らすデメリットは?



みなさん、こんにちは。
パーソナルジム|ワイズジム恵比寿の代表、山﨑です。

みなさん、骨や関節を鳴らしたことはありますか?
ポキっと関節を鳴らすと、爽快感があり、クセになってしまいますよね。

あの関節を鳴らす行為は体にどんな影響があるのでしょう?
本日はそんな【骨を鳴らす】ということについて、パーソナルトレーナーの視点で解説していこうと思います。

骨を鳴らすとは?


そもそも骨を鳴らすとはどういうことでしょう?
骨を鳴らすとは、関節を動かして「ポキッ」や「パキッ」といった音を鳴らす行為のことを指します。
この音は、関節の中にある滑液(関節液)に溶け込んだガス(主に窒素、酸素、二酸化炭素)が急激に解放される際に発生するものと言われています。

具体的には以下のような現象が考えられます。

キャビテーション:

関節を引っ張ったり曲げたりすることで関節内の圧力が低下し、滑液中のガスが急激に気泡となって放出される現象です。この気泡がはじける際に音が発生します。

腱や靭帯の移動:

関節の動きに伴って腱や靭帯が骨に引っかかり、それが突然外れるときに音が出ることがあります。

関節の位置調整:

骨がわずかにずれている状態で関節を動かすと、元の位置に戻るときに音がすることがあります。

骨を鳴らす行為は、手の指、首、背中、足の指など、さまざまな関節で行われることが一般的です。

音を鳴らすことによって一時的な快感やリラクゼーションを感じることが多いため、習慣的に行う人もいますが、前述のように頻繁に行うことにはデメリットがあるため、注意が必要です。

骨を鳴らすデメリットは?


では骨を鳴らすことで、体にはどんなデメリットがあるのでしょう?

関節の不安定化:

頻繁に骨を鳴らすと、関節が緩くなり、不安定になる可能性があります。これは関節の機能に悪影響を与えることがあります。

炎症と痛み:

骨を鳴らすことで周囲の組織が炎症を起こし、痛みを引き起こすことがあります。特に、過度な力を加えると炎症が悪化する可能性があります。

関節の摩耗:

関節を頻繁に鳴らすことは、関節の表面が摩耗しやすくなる原因となり、長期的には関節炎や変形性関節症のリスクを高める可能性があります。

筋肉や靭帯の損傷:

強い力で関節を鳴らそうとすると、筋肉や靭帯に負担がかかり、損傷を引き起こす可能性があります。

血管への影響:

特に首の関節を鳴らす場合、血管に圧力がかかり、一時的に血流が阻害されることがあります。これが頭痛やめまいを引き起こすことがあります。

心理的依存:

骨を鳴らす行為に依存することがあり、鳴らさないと気が済まないという心理的な問題が生じることがあります。

骨を鳴らすまとめ


いかがでしたでしょうか?
繰り返しますが、骨を鳴らすこと自体は一時的な快感を伴うことがありますが、長期的な健康を考えると、頻繁に行うことは避けるべきです。

今骨を鳴らすことがクセになっている人は、なるべく鳴らさないようにして、健康的な体を維持していきましょう!

本日もお読み頂きありがとうございました。

パーソナルジム|ワイズジム恵比寿
代表 山﨑


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