見出し画像

「無職・借金400万」から「正社員・年収400万」になった貯金の習慣 / 金額も全て公開

#日々の大切な習慣

ということで僕は貯金をする習慣についてお話ししようと思います。


タイトルにも書いたように僕は5年前まで無職をやっていました。

そこからここ数年でやっと年収約400万円の正社員勤務という一般的(?)な生活水準に戻ってきた感じです。


この記事は、
貯金が苦手な方や、絶望的に生活が安定しないという方に向けて参考になる内容かと思うので、長文にはなりますがお読みいただけると嬉しいです。

※便宜上「貯金」と表現しておりますが、実際は「NISA」などに回した方が資産効率がいいので、適宜読み替えていただけると良いかと思います。




当時の僕の状況比較

無職でスタート時

まずは当時の僕の状況からお話しします。

【長期的に返すもの】
300万 : 奨学金
20万 : 親借りた奨学金

【すぐ返さないとヤバいもの】
50万 : 消費者金融(裁判所から勧告)
20万 : 市から借りた奨学金
20万 : 国民年金滞納分(裁判所から勧告)
16万 : クレカ滞納分(裁判所から勧告)
6万   : 奨学金滞納分(裁判所から親族へ勧告)
--------------------------------------------
合計 : 432万

今考えると結構ギリギリだったんですね

その上、生活費は消費者金融から借りたお金で賄っておりました。

しかし、上記のように全方位から上限までお金を借り切ってしまったので、それ以上生活することができずにアルバイトをすることを決意しました。


ここでは長くなってしまうので、さらっと解説しました。機会があればまた別記事でも詳しくお話ししようと思っています。



家賃2.5万のシェアハウスに住み、月30万貯金

その後のフリーター生活ではアルバイトを掛け持ちしていたこともあり、安定して25~30万/月稼ぎ、都内のシェアハウスに暮らしていました。

そこでの生活をまとめると、

【辛かったこと】
・4LDKに8人入居
・部屋も共有で占有スペースはドミトリーベッドのみ
・いびきがうるさ過ぎて、イヤホンがないと眠れない
・人間よりゴキブリの方が多い

【よかったこと】
・山手線駅から徒歩10分
・家賃激安
・家具常設だからリュックサック1つで引越しできる
・住民から面白い話が聞ける

のような感じです。


当時はコロナと時期が被っていたこともあり、10万円の給付金や元アルバイト先からの休業手当などもあり、かなり貯金が捗りました。

流石に30万の貯金は毎月できませんが、それでも安定して毎月可処分所得を15万以上にキープすることができていたと思います。

当時の頃の方が今より5倍お金持ちですね。


詳しくはこちらの記事でもお話しているのでよかったらどうぞ。


といった具合で

そんな中でまずは貯金をすると何が変わるかを経験ベースにお話しします。


貯金習慣があると「少し未来のことを考えられる」


まず一つ目の変化は、
「将来のためになりそうな行動を優先して取る」
ことができるようになるということです。

心境の変化としては以下のような感じでした。

【借金で生活してた頃】

・短期バイトで少しでも時給の高い仕事を探す
・隙間時間は全部バイト探し
・お金がないから多少条件が悪くても働かないと

【貯金ができるようになった頃】

・またプログラムの勉強を初めてみようかな
・条件の悪いバイトなら別にしなくてもいいや
・そろそろ正社員目指して別の職場も探してみようかな
・親にも迷惑をかけたしふるさと納税で美味しいものを奢ろう

極端な例ですが上記のような変化がありました。


働く時間を減らして、勉強に当てられる


2つ目は
「勉強のための時間を買えるようになる」
ということです。

おそらくこれが一番大きかったと思います。

例えば貯金額が1ヶ月分の生活費を上回っていれば、1ヶ月丸々働かなくても生活できるような計算になります。


この浮いた時間、
自分はIT系の勉強だったりプログラムの勉強をしておりました。


アルバイトからIT企業へ転職する際に分かったのですが、正直フリーターとしていくら頑張ったとしても、

「まあでもアルバイトだしね…」

くらいの感覚でほぼ評価されません。


それであれば何かしら自分で勉強するか資格を取得して、会社側に役に立つアピールができた方が得です。


結果的に現在そのスキルを使ってコーポレートエンジニアをやらせていただいているので、あの時勉強を続けてよかったなと思います。


上記2つの積み重ねを行えると自然と生活スタイルや状況が良くなっていきました。


実際僕が意識していたこと


最後に貯金をする上で僕が意識していたことを4つご紹介します。


ただし、
「自炊、格安simに乗り換える、定期預金、コンビニを使わない」
などの基本的なことは省いております。


家賃を手取りの1/5以下にする

一般的に、「家賃は収入の1/3にするべき」と言う不動産業界の常識があるようですが、正直貯金額を増やそうと思うのであればかかり過ぎです。

当時の場合は手取り25~30万に対して、家賃光熱費を含めて3万でした。

極端すぎる例ではありますが、ここまで絞ると嫌でも貯金できます。

また家賃や光熱費などの固定費が下がると、貯金だけで生活できる期間が長くなりますよね。当時の自分はなんとなく寿命が伸びた感覚でいました。

例えば上記のような生活した場合、

20万円の貯金 : 職を失っても3ヶ月生活できる
40万円の貯金 : 職を失っても半年生活できる
100万円の貯金  : 転職活動に1年以上かかっても大丈夫

生活費6万/月で仮定

みたいなシミュレーションです。

今の自分に置き換えるとするならこんな感じでしょうか?

50万円の貯金   : 留学に行ける
100万円の貯金 : 3ヶ月くらい海外で暮らせる
200万円の貯金   : 転職活動に1年以上かかっても大丈夫

生活費10万/月で仮定

貯金をすることで現状とは違う生活を実現できると言うイメージが強いと、途中で嫌になることが減るかと思います。

なかなかキツイという方はリモートワーク比率の多い業種に転職し、家賃が安い地域に引っ越すところから始めるといいかと。



移動は基本的に自転車を使う

なんとなくTHE・節約っぽい内容ですが、メリットは絶大です。

多分僕がフリーター時代に買ってよかったものを一つ上げるとするなら、
間違いなく自転車だと思います。


理由はいくつかありますが、

・お金がかからない
・人混みを避けられるので、移動のストレスがない
・運動にもなるので、移動中に集中力が回復する
・遠出するだけで1日の満足感が上がる

この記事を読んでいる方は何かしら自分を変えるフェイズにいるか、今よりもより良い生活を目指している方が多いかと思います。


勉強 ×  自転車移動(もしくは運動)


上記のサイクルを2時間ごとくらいで回すと、割と普通に一日10時間とか作業に集中できるので、何か人生の転機に身を置いている方はぜひおすすめの方法です。

運動不足の解消にもつながるし一石二鳥ですよね。



期間と目標金額を決める

僕は貯金の目標を100万円と決めてました。
(正確には返さなくていけない借金がもう100万円あったので、200万円の貯蓄が必要でしたが…)


理由は単純で、1年間働かなくても暮らしていけると思ったので。


実際僕は1年弱で100万円の返済と20~30万円程度の余裕資金ができたので、そのタイミングで家を出ました。それ以上は少し辛かったと思います。



一緒に遊べる人間関係を大切にする


「何それ貯金と関係あるの?」
という声もあるとは思いますが、自分の中ではこれもかなり大きな要因になっていたと感じます。

というのも意外と孤独の維持費って高くんですよね。


体感にはなってしまいますが幸福度で言うと、

ぼっちで使う1万円 < 友達と一人1000円でするタコパ

くらいの差はあると思っています。皆さんはどうでしょうか?


今はかなりマシになりましたが、正社員なりたての頃は。

仕事で疲れる→ストレス発散でお金を使う→でもそこまで幸福感を感じない→貯金ができない→またストレスが溜まる

みたいな地獄にハマってました。
ストレスを貯めるために働くとか本末転倒ですよね。


と言った具合で、一緒に遊べるような友人がいること貯金をする上で重要な要素になります。

もちろんギャンブルで湯水のようにお金を使ってしまう人と付き合っていると貯金など夢なので、今すぐ距離をとりましょう。


大切なのは「節約」だと思わないこと

上記を

節約 = 貧乏人がすること = 人生が貧しくなる

節約は生活満足度を無理やり下げてしまうかもしれませんが、固定費や生活スタイルを変更しての貯金は幸福度を下げませんでした。

多分今でも当時に近いような生活はできると思います。
実際今も月の食費は1.5万円くらいです。

理由はシンプルで「自炊が辛くない」から。
つまり自分の生活スタイルに合った方法であれば無意識に継続できると思います。


続けられないなら、別の方法を探すべき



もし貯金が辛いと思っているのであれば、それは自分の価値観に合っていない可能性が高いです。


貯金 = 収入 ー 生活費

なので今の生活をそれ以上改善することが難しいのであれば、収入を増やす方向に舵を切ったほうが効率がいいです。

実際自分も会社員に入ってから貯金額を増やすために副業を始めて、10万/月程度収入を伸ばしたことがありました。

そちらについてはまた解説したいと思います。

まとめ

古い言葉で、
「継続は力なり」
といった言葉がありますが、貯金に関しても当てはまるかと思います。

自分のスタイルに合ったやり方で、自動的にお金が貯まるように支出を計算すれば、貯金は辛いものではなくなるかと( ´∀`)

以上です。











この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?