【読書日記】 ますます本を読みたくなる 「読んだら忘れない読書術」を読む
「精神科医が教える」読書術という言葉に惹かれました。単なるハウツー本ではないだろうと期待をし、目次を見るとまさに私のツボにはまった内容でした。
第1刷:2015年4月20日
発行元:株式会社 サンマーク出版
著者:樺沢紫苑
内容:精神科医×SNSの超プロが、脳科学的な裏付けのある、読んだら忘れない読書術を展開。キーワードは「アウトプット」と「スキマ時間」。脳内物質をうまくコントロールし効率よく記憶に残す方法などについて書かれています。
「読んでも忘れる読書はやめなさい」ということだけど、
私は「読んでも忘れる読書」をしたいこともある
記憶に残らない読書は「自己成長」ができない読書と著者は述べています。「ふん、ふん、そうだな」と頷いていましたが、ハタと思い直しました。
私の読書という狭い範囲のことですが、
ビジネス書、実用書、専門書については「読んだら忘れたくない」と考えています。実際に生活したり仕事をしたりする上で、即使いたい情報だからです。
一方、小説については「読んでも忘れてもいい」と考えています。私は時々、長い小説を読みます。話の中にどんどん入り込み、ハラハラしたりウットリしたりして、読んでいるその時間を楽しみます。
しかし、後日、他の人に「どんな話だった?」と尋ねられても、相手が納得するように伝えられるほど覚えていないことがあります。
しかし、読んでいる時こそが充実、幸福の時間です。「忘れない方がいいけど、忘れてもいいか」というのが私の小説の読み方です。
私なりのキーワード3つ
「なるほどそういうことだったのか」と、普段の私の読書について納得させられることが満載でした。絞って絞ってキーワードを3つ。
「ドーパミン」
なんと言っても「ドーパミン」。読書について、脳科学的な裏付けをしながら説明してあり、非常におもしろく読みました。
「ドーパミン」は幸福物質と呼ばれ、ワクワクした時や目標達成した時に分泌される、記憶力のアップが確認されている脳内物質ということです。
私は、ジャンルの異なる本を数冊、いつも目につくところに置いています。
その時の気分などによって読みたい本が異なります。「今は、これ!」とワクワクして手に取った本はどんどん読みます。ドーパミン分泌ですね。
読みたい本を読みたい時に読むことで内容がしっかりと頭に残り、行動につながっています。
・アウトプット
私は、仕事で使う専門書では、重要な箇所にマーカーをゆっくりひきながら一文字ずつ目で追い、頭に入れます。
本にはこう書いてあるが自分はこう考える、こういうこともある、と、自分なりに考えたことを余白にメモ入れもします。
そうすることで、その時、記憶に残るのはもちろん、後で読み返した時に、新たな発見をすることが多いです。まさに「自己成長」。
専門書では、そうした形で直接本にアウトプットしています。
それ以外の本は、図書館で借りることが多いので、自分のスケジュール兼雑記帳に、心に残ったことを書く程度でした。
そして、最近始めたnoteでの読書日記。他の人の目を気にしながらアウトプットすることで、より内容を吟味しますし、記憶に残りやすくなりました。
・スキマ時間
ちょっとしたスキマ時間に、スマホを触るのではなく本を読むことを勧められています。これ、とてもよくわかります。私も実践しています。
例えば、家族を駅に車で迎えに行った時。以前なら、私の方が早く駅に着いたらスマホをさわって時間を潰していました。ある日、電車が遅れていて、駅で20分待つことがあり、「あ〜あ、本一冊持ってきたらよかった」と思ったのでした。
その日以来、駅に迎えに行く時には本を持って行き、私の方が早く着いたら、スマホをさわらず本を開くようになりました。スキマの時間でも本とつながっているという楽しさを感じています。
「読んだら忘れない」精神科医の読書術・・・「あ、やってるやってる」
著者の実践の何分の1にも及びませんが、勧めておられる読書術を私もゆるりとやっていることがありました。
「このやり方でいいんだな」と思うとともに、大好きな読書をより楽しんで、自己成長につなげたいと思いました。
・パラパラ読書術
全体をパラパラ、目次や見出しをパラパラ見て、全体把握とゴールを定める。
・ワープ読書術
知りたいところを最初に読む、一字一句読まない。
・ギリギリ読書術
特に専門書では、自分にとって少し難しいものを読む。
・ワクワク読書術
読みたい時にKindleをサッと出し、ワクワクしている間に一気に読む。
このnoteを書いている間に、本を読みたくなってきました。
アウトプットしたら次はインプットがしたくなるのでしょうね。
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