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アートとわたし

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私の美術館巡り、アートに関する書籍を読んでの感想の他、アートに関わるクリエイターさんの記事を載せています。
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#アラカン

【読書日記】 「リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝」を読む

以前読んだ時には少々不消化だったため、再度読むことにしました。最近、レオナルドダヴィンチを描いたドラマ「レオナルド」を見始め、その頃の工房にも関心がありましたので。 第1刷:2022年6月30日 発行元:株式会社新潮社 著者:ヤマザキマリ 内容:ルネサンスの繁栄を支えたのは職人としての絵師だった! 巨匠たちの青春時代から老境までを活写する、著者初の本格オールカラー漫画。(Amazonより) とても素敵な本でした。 その頃の様子が絵を通してわかりやすく伝わってくるとにかく

【アート日記】 美術検定に合格しました

11月に受けた、美術検定3級の合格発表がありました。 無事合格しました。 美術検定についてはこちらです。 受検までの記事、「美術検定の勉強中です」、「美術検定を受けました」の二つの記事はこちらです。 美術検定3級の出題内容は「西洋美術・日本美術の基礎知識に加え、歴史的な流れを理解する」ことであり、出題形式は選択式です。 合格点は、その時の受検者の結果により、変動するそうですが、7割を目標に勉強をしました。 いざ受検をすると、勉強しなかった、知らない作品や芸術家について

【アート日記】 美術検定を受けました

美術検定3級を受けました。 先日、「美術検定の勉強中です」の記事を書き、今日は「受けました」です。 「勉強中です」の記事はこちら。 試験勉強中から思っていたのですが、やればやるほど知らないことが出てきていました。 そのため、「問題集でやったことを確実にとる」という方針で、間違った問題を2周、3周とやり、覚え切るまで勉強したつもりですが・・・ 実際の試験では、 ・試験勉強でやったことがそのまま出されていたこと ・試験勉強でやったことについて少し変化球で出されていたこと ・試

【読書日記】 「初老耽美派よろめき美術鑑賞術」を読む

高橋明也さん、冨田章さん、山下裕二さんの3人の対談、「おもしろくないはずがない」と読み始め、あっという間に読み終えました。 第1刷:2019年12月5日 発行元:毎日新聞出版 著者:高橋明也 冨田章 山下裕二 内容:名画・名作を堪能したい! と思っても、人気の展覧会はどこも激混み。意外に初老のカラダにはきついもの。加えて、いまさら熱心に美術の“お勉強"もつらい……。そんなお悩みを解決する1冊。仲良し美術史家3人によるユニット「初老耽美派」が常設展をめぐって楽しみ方を紹介!

【アート日記】 映画「線は、僕を描く」を見た

ある新聞に、横山流星さんのインタビュー記事が載っていました。 映画「線は、僕を描く」についても話されており、「見たい!!」と思い、即行動しました。 「行ってよかった」「見てよかった」、本当によい映画でした。 私がこの映画を見たいと思った理由は2つありました。 一つ目は、関心のある、水墨画を扱っていること。 二つ目は、インタビュー記事を読んで、それぞれの登場人物の演技を見たいと思ったこと。 この二つでした。 一筆の墨の線が、時を経るにつれ、どんどん変化していく様子、たくさ

【アート日記】 美術検定の勉強中です

芸術の秋、 ただいま、来週末にある美術検定3級の勉強中です。 やればやるほど知らないことが出てくる。 やればやるほど、覚えるべきことがあるけど、覚えられない。 やればやるほど、おもしろくて、ひとところにとどまってしまう。 ということで、やや行き詰まりを感じ、ちょこっとnoteに記録して、気分転換をすることにしました。 私は次のような勉強の仕方をしています。 普段、2〜7のことはやっており、それらに1を加えて試験対策をしています。 1 美術検定3級問題集で問題の傾向を掴

【アート日記】 芸術の秋 樂焼を味わった

今日は、滋賀県守山市にある佐川美術館へ行ってきました。 普段の駐車場が満車で臨時駐車場に車を止め、美術館通りを歩いて美術館へ。美術館までの道は、季節によって美しい風景が見られ、今は楓の葉が黄色や赤色に色づき始めていました。佐川美術館は、建物までの道も芸術、建物周辺も芸術、建物も芸術だと改めて感じました。 今日の一番の目的は、生涯学習支援美術講座「美学」の受講です。5回シリーズの3回目で、今日のテーマは「コレクション講座 樂焼のはなし」です。 佐川美術館には樂吉左衛門館があ

【読書日記】 アートのブックカバーを楽しむ

読書大好きです。 図書館で複数の分野の本を複数借ります。 その時の気分で本を選んで読む、いわゆる並行読みをいつも楽しんでいます。 外出用に、文庫本、新書版も必ず毎回借り、かばんに入れて出かけます。 ところで、私は、アートに関するFacebookグループに参加しています。一年ほど前に、美術館の企画展のパンフレット(チラシ)をブックカバーとして使っておられる方の投稿を見ました。「素敵だな〜」と思い、真似をするようになったのです。 自分の行った企画展のパンフをブックカバーにし

【読書日記】 「美術作品の修復保存入門」を読む

美術館で絵画を見ている時に、絵の具のひび割れに興味を持ちました。なぜひび割れするのか、どうやって直すのかを知りたく、この本を手に取りました。 初版:2022年5月30日 発行所:株式会社青幻舎 著者:宮津大輔 内容:美術作品や文化財の「修復保存」について、絵画作品、紙作品、立体作品、そしてタイムベースド・メディア(≒映像)作品に分け、技法や材料並びに保存・保管といった基礎を、豊富な事例や興味深いエピソードと共にわかりやすく紹介。修復技術は横浜美術大学修復保存コース教員が監修

【読書日記】 「世界一わかりやすい美術鑑賞ドリル」を読む

素敵な本を見つけました。著者は「美術系YouTuberいとはる」とあり、初めて目にする名前、興味津々で手に取りました。 第1刷:2021年10月15日 発行元:株式会社 サンマーク出版 著者:いとはる 内容:西洋絵画を見ることが好き。美術館にもたまに行く。……でも、絵の見方がわからない。そんな美術初心者・中級者に向け、国内トップクラスの美術系YouTuberである著者が、知識やセンスのいらない鑑賞方法を「問題形式」でお伝えします。(Amazonより) 絵がたくさんでうっと

【アート日記】 「名建築で昼食を 大阪編」第2回放送を見た

私の今一番のお気に入りのテレビ番組「名建築で昼食を 大阪編」の第2回放送を見ました。 この番組のホームページはこちらです。 大阪編になり、番組のホームページも充実。 今、Instagramで#私推しの名建築を募っています。 その写真が掲載されているのですが、どれもこれもうっとり・・・ 「私の行ったことのある場所はあるかな」と見ていると、 ありました、ありました。 東京都庭園美術館の写真がいくつも。 他には、東京駅駅舎やドーム、大阪中之島公会堂や中之島の図書館、明石海峡

【アート日記】 「名建築で昼食を 大阪編」が始まった

私は前回の「名建築で昼食を」の大ファンで、何度もAmazonプライムで見ました。中でも、東京都庭園美術館が素敵すぎて、ついに本物を見に行ったくらいです。 そして今回は、名建築熱を引き出してくれたこの番組の大阪編第一回が放送されました。 待ってました! 私は美術館へ行くことが生活の一部になっているくらい、美術館が好きです。 美術館の作品を見ることはもちろん最大の目的です。 加えて、美術館の建物そのものや内部の片隅のデザインを眺めることも好きです。さらに、美術館にあるカフェ

【アート日記】 「山田五郎 オトナの教養講座」in 大塚国際美術館

私はワンシーズンに一度の頻度で大塚国際美術館へ行きます。最近は、行くごとにテーマを決め、まずはテーマに沿った作品を堪能した後、気の向くままに他の作品を見るようになりました。 今回のテーマは「山田五郎 オトナの教養講座」in 大塚国際美術館。山田五郎さんのYouTubeチャンネルに登場した画家の作品を楽しむというものです。 「山田五郎 オトナの教養講座」は、一枚の絵に関する疑問を、五郎さんが多くのエピソードを紹介しながら解決する番組です。絵を見せて紹介されるのですが、もちろ

【アート日記】 雨粒までも美しい 佐川美術館へいく

普段は一人で行く佐川美術館へ友人と二人で行きました。 ここは私の県内一押しスポットです。 初の友人に「佐川美術館大使」のごとく、紹介しながら回るのも楽しかったです。 佐川美術館のホームページはこちら。↓ 作品だけではない、建物環境がすばらしい 佐川美術館は、展示作品はもちろん素敵なのですが、建物そのものや建物を取り巻く水庭、そのコラボレーションがすばらしいところです。 私は、この場にいることで頭の中がスッキリ、アートにどっぷり浸ることができ、貴重な時間を過ごすことができま