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【読書日記】 「世界一わかりやすい美術鑑賞ドリル」を読む

素敵な本を見つけました。著者は「美術系YouTuberいとはる」とあり、初めて目にする名前、興味津々で手に取りました。


第1刷:2021年10月15日
発行元:株式会社 サンマーク出版
著者:いとはる
内容:西洋絵画を見ることが好き。美術館にもたまに行く。……でも、絵の見方がわからない。そんな美術初心者・中級者に向け、国内トップクラスの美術系YouTuberである著者が、知識やセンスのいらない鑑賞方法を「問題形式」でお伝えします。(Amazonより)


絵がたくさんでうっとり

「この主役はどこにいる?」「描かれている人物について想像しよう」などのテーマごとにたくさんの絵が掲載されています。

有名な絵もあれば、私が初めて見る絵もありました。
いろいろな時代や分野のものがあり、バラエティに富み、非常におもしろいです。
もちろん、明るい絵もあれば、暗い絵もある、ほのぼのとしたものもあれば残虐なものもある。
しかし、どの絵にも背景があり、ストーリーがあり、画家の思いがあります。そう考えると、どのページを見てもうっとりするのでした。

一筆にもうっとり


かゆいところに手が届く、そんな知識が手に入る

「こういうことを知っていたら、もっと絵の意味がわかったのになあ」ということがあります。

例えば、「シテール島の巡礼」という絵があります。これまでこの絵を見たときに「シテール島って聞いたことないなあ。」「なぜシテール島なんだろう」と思っていました。
ところが、「シテール島」はギリシャ神話に出てくる島で、西洋の人々にとっては、ある、特別な場所ということがわかりました。
日本で言うパワースポットみたいなところ・・・。
このような知識が手に入ると、一気に絵の意味がわかり、状況がイメージできるので、絵がもっとおもしろくなります。

他にも、絵の構図や、人物の描き方などのポイントが散りばめられていて、かゆいところに手が届く知識が満載です。

次の美術館行きがより楽しみになりました

そんなこんなで、絵の見方がよりわかるようになったとともに、「もっといろいろな絵を見たい」「一枚の絵をもっとじっくり見たい」と思いました。

いとはるさんのYouTubeも見たいと思います。




これからの私の美術館巡りをよりいっそう楽しくしてくれそうな本に出会えたことに感謝します。


芸術の秋はもうすぐですね


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