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本とわたし

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読書日記、本、図書館に関する記事を載せています。
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#アラカン

【読書日記】「弘兼流60歳から、好きに生きてみないか」を読んで、自分の「60歳から」を考える

もうすぐ60歳になります私はあと数ヶ月で60歳になります。 若い頃は「絶対に歳をとりたくない」「60歳なんて絶対いやだ」と思っていました。 そんな私ですが、もうすぐ60歳。 「60歳」というとなんだかおばあさんぽくて嫌だな、とやっぱり考えてしまうのですが、この年齢になってみると、自分ながら「そんなにおばあさんぽくないなあ」と考える今日この頃です。 そんな私にピッタリの本でした。 「60歳から」 「好きに生きてみないか」 いい言葉ですね。 2〜3年前から始まった私の第二ステ

【読書日記】 「マイ仏教」を読む

著者のみうらじゅんさんと山田五郎さんの対談をYouTubeで見ました。仏像のことを熱く語っておられたのがおもしろかったので、読んでみました。 第1刷:2011年5月20日 発行元:株式会社 新潮社 著者:みうら じゅん 内容:仏教が永遠のマイブーム! 人生で大切なことはすべて仏教に教わった----。 人生は苦。世の中は諸行無常。でも、「そこがいいんじゃない」と唱えれば、きっと明るい未来が見えてくる。住職を夢見ていた仏像少年時代、青春という名の「荒行」、大人になって再燃した仏

【読書日記】 「60歳からの生き方 もっと身軽に生きてみないか」を読む

サブタイトルの「もっと身軽に生きてみないか」に惹かれて読みました。 第1刷:2020年12月15日 発行元:株式会社 海竜社 著者:佐々木 常夫 内容:60代、まずは何をなすべきか。後悔も未練も今すぐ捨てて、次なるステージに歩みだす。佐々木常夫流「最強の還暦論」。還暦以後を悔いなく生きるための70のメッセージ。(Amazonより) 60歳、「これまで」と「これから」著者は60歳ともなると、知識や経験は十分にあるといいます。 そのため、これからは 目標に向かってさらに経

【読書日記】 「堂々と老いる」を読む

なんだか遠いような、怖いような、勢いのあることを書かれてそうな、そんなイメージをいだいていた田原総一朗さんの本をようやく、初めて読みました。 第1刷:2021年11月30日 発行元:毎日新聞出版 著者:田原総一朗 内容:8 7 歳・現役ジャーナリストが、おいそれとは死ねなくなる将来に対する心構えを指南する。著者初、人生100年時代に贈る老いの生き方エッセイ。(Amazonより) 「とにかく堂々としている」タイトルの通り、「とにかく堂々としている」というのが一番の感想です。

【読書日記】 「リ・アルティジャーニ ルネサンス画家職人伝」を読む

以前読んだ時には少々不消化だったため、再度読むことにしました。最近、レオナルドダヴィンチを描いたドラマ「レオナルド」を見始め、その頃の工房にも関心がありましたので。 第1刷:2022年6月30日 発行元:株式会社新潮社 著者:ヤマザキマリ 内容:ルネサンスの繁栄を支えたのは職人としての絵師だった! 巨匠たちの青春時代から老境までを活写する、著者初の本格オールカラー漫画。(Amazonより) とても素敵な本でした。 その頃の様子が絵を通してわかりやすく伝わってくるとにかく

【読書日記】 「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を読む

タイトルがおもしろい。 バナナの魅力って・・・おいしい、栄養、手軽、、、100文字で? 第1刷:2021年12月17日 発行元 株式会社かんき出版 著者:柿内尚文 内容:会話、説明、プレゼン、SNS、雑談、企画、面接……すぐに、誰でも使えるノウハウ満載!(Amazonより) 「ことばをこんなに丁寧に扱ってるんだ」というのが読み始めた第一印象でした。それと同時に、私も、いつもでなくてよいから、ことばを大事に大事に使いたいなあ、と思いました。 この本の中で、特に心に残ったこと

【読書日記】 「コーヒーの絵本」を読む

最近、我が家にコーヒーミルがやってきました。コーヒーのことをもっと知りたいと思い、読んでみました。 第1刷:2014年10月8日 発行元:mille books(ミルブックス) 著者:庄野 雄治  平澤 まりこ 内容:全国に多くのファンを持つ人気焙煎所・アアルトコーヒーの庄野雄治さんが、コーヒーの基本から淹れ方まで、お話仕立てで楽しくわかりやすく教えます。イラストレーター・平澤まりこさんのかわいらしくほのぼのとした絵とともにコーヒーのお話が展開するので、美味しいコーヒーの淹

【読書日記】 「初老耽美派よろめき美術鑑賞術」を読む

高橋明也さん、冨田章さん、山下裕二さんの3人の対談、「おもしろくないはずがない」と読み始め、あっという間に読み終えました。 第1刷:2019年12月5日 発行元:毎日新聞出版 著者:高橋明也 冨田章 山下裕二 内容:名画・名作を堪能したい! と思っても、人気の展覧会はどこも激混み。意外に初老のカラダにはきついもの。加えて、いまさら熱心に美術の“お勉強"もつらい……。そんなお悩みを解決する1冊。仲良し美術史家3人によるユニット「初老耽美派」が常設展をめぐって楽しみ方を紹介!

【読書日記】 「気にしない技術」を読む

これまでなんとなく遠ざかっていた香山リカさんの本、少し古いものですが、初めて読みました。普段TVで見ている表情とは異なる香山さんの姿も知ることができました。 第1刷:2011年11月1日 発行元:株式会社PHP研究所 著者:香山 リカ 内容:「前向きでなければいけない」と強迫観念になった現代社会。流行や周囲にふりまわされて頑張りすぎないコツ。(Amazonより) 「気にしないようにしよう」と言われても 「気にさせてしまうことがあるから仕方ない」と言い訳していたのかもしれな

【アート日記】 美術検定の勉強中です

芸術の秋、 ただいま、来週末にある美術検定3級の勉強中です。 やればやるほど知らないことが出てくる。 やればやるほど、覚えるべきことがあるけど、覚えられない。 やればやるほど、おもしろくて、ひとところにとどまってしまう。 ということで、やや行き詰まりを感じ、ちょこっとnoteに記録して、気分転換をすることにしました。 私は次のような勉強の仕方をしています。 普段、2〜7のことはやっており、それらに1を加えて試験対策をしています。 1 美術検定3級問題集で問題の傾向を掴

【読書日記】 「70歳の正解」を読む

「定年ひとり起業」の著者である大杉潤さんが推薦されている本です。和田秀樹さんには、老年期についての多くの著書があります。その中で、今一冊読むなら、この「70歳の正解」とのことで、読んでみました。 第1刷:2022年7月25日 発行元:株式会社 幻冬社 著者:和田 秀樹 内容:いつまでも若々しい人でいるか、一気に老け込むかは、60代から70代にかけての生き方で決まる。「老後にコレステロールは必須」「運動は〈走る〉より〈歩く〉」「仕事と勉強は死ぬまで」等々、老年医学の第一人者が

【読書日記】 「コロナ禍で障害のある子をもつ親たちが体験していること」を読む

コロナ感染拡大により突然学校が休校になった時から、私の仕事観は変わりました。 依然として続いているコロナ禍で、いろいろなことを体験したり疑問をいだいたりしつつ、私の仕事観は変化し続け、新しいものに置き換わろうとしています。 「コロナ禍で障害のある子に関わる教師・私が体験していること」はたくさんあります。そして、障害のある子をもつ保護者たちは、これまでにない様々な体験をされています。そんなお声を聞きたく、この本を手に取りました。 初版:2022年6月30日 発行所:株式会社

【読書日記】 「人生、山あり谷あり家族あり」を読む

図書館の新着コーナーでふと目に入った、表紙の3人の写真。「あ、この3人・・」と思い出しました。「もうあかんわ日記」、noteでもおなじみの岸田奈実さん一家の3人です。この本は、奈実さんのお母様が書かれたもの。一気読みしてしまいました。 初版:2022年5月18日 発行所:新潮社 著者:岸田ひろ実 内容:人生の大きな困難を乗り越えられたのは家族のおかげ。元気おすそわけエッセイ集。(Amazonより) 岸田家のステキさを存分に感じ取った私はこれまで、著者の岸田ひろ実さんの娘さ

【読書日記】 アートのブックカバーを楽しむ

読書大好きです。 図書館で複数の分野の本を複数借ります。 その時の気分で本を選んで読む、いわゆる並行読みをいつも楽しんでいます。 外出用に、文庫本、新書版も必ず毎回借り、かばんに入れて出かけます。 ところで、私は、アートに関するFacebookグループに参加しています。一年ほど前に、美術館の企画展のパンフレット(チラシ)をブックカバーとして使っておられる方の投稿を見ました。「素敵だな〜」と思い、真似をするようになったのです。 自分の行った企画展のパンフをブックカバーにし