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【読書日記】 「バナナの魅力を100文字で伝えてください」を読む

タイトルがおもしろい。
バナナの魅力って・・・おいしい、栄養、手軽、、、100文字で?

第1刷:2021年12月17日
発行元 株式会社かんき出版
著者:柿内尚文
内容:会話、説明、プレゼン、SNS、雑談、企画、面接……すぐに、誰でも使えるノウハウ満載!(Amazonより)


「ことばをこんなに丁寧に扱ってるんだ」というのが読み始めた第一印象でした。それと同時に、私も、いつもでなくてよいから、ことばを大事に大事に使いたいなあ、と思いました。
この本の中で、特に心に残ったことは次の3つです。


1 伝わらないことは存在しないことと同じ

お店に、新商品がたくさん並んでいても全く売れない時があります。これはその商品の魅力がお客さんに伝わっていないからだといいます。お客さんの目にその商品が入っていないのです。商品の存在が認識されていないのです。

同じことが言葉についても言えるそうです。
こちらがたくさん言葉を使って相手に話していても、伝わっていないことがあります。
私にも「これだけ言えば分かってもらえるだろう」と思っていても、相手が全く理解していないことがありました。無効な言葉をどれだけ発していても、伝わらないどころか、ひょっとすると、相手との関係も悪くしてしまうかもしれませんね。

伝わらないものは、存在していないことと同じ、だからこそ、伝えたいことをちゃんと伝える必要があるとのことです。

この本では、伝えたいことをちゃんと伝えるための方策が具体的にたくさん述べられています。どれもなるほどと思うことばかりでした。



伝えたいことをちゃんと伝える


2 「伝わる人」は「やさしさ」を武器にしている

伝えるときには「優しさ」を意識することが大切ということです。
相手に伝えようと思って相手のことを考える、これは当たり前のように思いますが、実際にはできていないことが多いのではないでしょうか。

相手になかなか伝わらないときに、イライラしてしまうことがありますね。伝えたい内容はなかなか伝わらないのに、イライラはすぐに伝わるものらしいです。

イライラしそうになったら、一呼吸取って優しく伝えるということを心がけたいと思いました。



相手のことを考えるtことが大切


3 「伝わる文脈」を作る!

「お前、バカじゃないの」と言う言葉1つにしても、使われる文脈によって全く意味が違ってきます。あるときは侮辱、あるときは褒め言葉というふうに。

そのため文脈を理解していないと、相手を傷つけたり、怒らせたりすることがあります。

一生懸命相手に伝えようと話をした時、その内容が相手に伝わらずに、相手には「なんだか怒られているみたい」と受け取られることがあります。また、相手の言ってることが全くわからないということもあります。

こういった時には、目的→ゴール→前文脈→後文脈という順序で具体的に話すことが有効ということです。それに加えて、声の高さ、口調、顔の表情といったことも、文脈の大きな要素となると思いました。


ことばだけでなく、文脈が大切



最後に、
タイトルの「バナナの魅力を100文字で伝えてください」ですが、考えてみました。

「バナナは、立ったまま、こぼさず、汚さず、パクリと食べることができます。すぐに絵ベルギー源になるところは、朝寝坊さん、スポーツをする人、時間に追われている人にはぴったりの栄養食品です。」

どうかしら・・・・

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