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「初対面の仲間と創り上げることで広がる可能性」I-MAGE OBOGインタビュー第3弾

「自分たちが抱える問題意識を企画に落とし込む」
OB/OGインタビュー No.3 荒井柚香


企画づくりを体系的に学んで実践する4ヶ月間の学生向けプログラムI-MAGE。このインタビューは、I-MAGEのOB/OGの方々にお話を伺うことで、
先輩方の想いや考えを次の世代につなぐ架け橋になりたいと考えています。
第3回は、I-MAGE17期受講生の荒井柚香さんにお話をお伺いします。聞き手は、I-MAGE17を受講した同期の福原健太が務めます!

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話し手:荒井柚香
現在、大学3年生。昨年度、大学2年生にI-MAGE17を受講。自分の長所の再認識するワークショップを企画し、参加者から高い満足度を獲得。現在は学業とインターンを掛け持ちながら、活動を続ける。

周囲をまとめ上げることは少し苦手。 コロナ禍で募る焦燥感から、受講を決意。

福原:I-MAGEに入る前はどんな学生でしたか。

柚香:学生団体等で活動していたんですが、人をまとめることに苦手意識を持っていました。周囲を巻き込み引っ張っていかなければならない立場だった一方で、うまくリーダーシップをとれているのか不安でした。

また、ホテルやファストフード店でアルバイトもしていました。しかしここでは、主体的に動くというより、立場が上の人や社員さんから与えられたタスクをこなしているだけの毎日です。バイトでも学生団体でも、自ら他者を巻き込んでいくことに苦手意識を感じる学生でした。

福原:なぜI-MAGE17の受講を決めたのですか。

柚香:受講を決意した理由は2点あります。
1点目は「しっかりと企画づくりの講義を体系的に受けられる」という点にすごく惹かれたからです。キャッチコピーやアイディア出しの方法など、普段は意識せずになんとなく行なってしまう作業を体系的に身につけられる点が非常に魅力的でした。また、もともと広告に興味があったので、広告に関する講義が数多くあった点にも強く惹かれました。講師の方が一流の方ばかりなので、広告に対する重厚な知見や経験を積めるのではないかと思いましたね。
2点目は、コロナ禍での焦燥感からです。コロナ禍で行動を起こしきれていない自分に悔しさと焦りを感じていました。
なので、インスタグラムで広告を見かけたとき、すぐに応募しました。 

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"なんとなく"のファシリテーションから
"理論と実践"に裏付けられた"ファシリテーションへ

福原:実際に受講してみた中で、印象的な講義はありますか。

柚香:たくさんありますが、中でもマーケティングに関する授業が最も興味深かったです。この授業では、マーケティングがどんなものなのか、そしてそれがどのように企画立案・遂行に活用されるのかという点について教わりました。実際に企画を行うという目的を見据えた上で行われる講義なので、非常に実用的で学びの多い講義でしたね。
もともと私はマーケティングがどんなものなのか、深く理解しているわけではありませんでした。なので、実際に商品やサービスがどのような意図とともに市場に展開されているのかを考えられたことは本当に刺激的な経験でした。商品やサービスを打ち出す際に、どうやって魅力を付加していくのかを知れたことは、その後の企画立案の時にも活きていたと感じています。

また、ファシリテーションについての講義も非常に印象的でした。
今までは、様々な場面で議論する際にファシリテーションを“なんとなく”で行なっていました。しかし、“なんとなく”のファシリテーションには常日頃満足していなかったので、以前から問題意識を抱えていたんです。
なので、講義として体系的にファシリテーションを学べたことは本当に嬉しかったです。理論や前提、そして実践方法まで、講義と実践を通じて学べることは、I-MAGEの魅力の一つだと思います。

自己肯定感が低くなっている大学生に向けて―
コロナ禍で感じた課題意識から始まった自分たちらしい企画

福原:I-MAGEでは、どんな企画を開催したんですか。

柚香:自己肯定感が低くなりがちな大学生を対象に、「自分の長所の再認識」というテーマのイベントを行いました。
この企画を思いついたきっかけは、コロナ禍で自己肯定感の低下に対する関する問題意識です。人との交流が少なくなり、成長の機会や強みを自覚する機会が減りました。また、新聞に目を通したり、友達から悩みを相談される中でも、自己肯定感の低下は常に感じていました。
このイベントでは、最初に6人の参加者が互いに話し合いながら、相手の長所を探してもらいます。次に、その長所を反映したフラワーアレンジメントをお花屋の店員さんに創っていただくんです。そうすることで、自分を視覚的に再認識することができ、自己肯定感の向上を図れるのではないかと考えました。お花屋のスペースをお借りしたことで、お互いにリラックスした状態で自己開示ができたと思っています。
参加者からは「自分の知らない良さを知ることができた」や「いろんなことに挑戦しようと思った」などの感想が得られました。自己肯定感の向上が、その人の挑戦意欲の向上にも波及している様子が見られて非常に嬉しかったです。

福原:企画を行う中で、チームらしさを感じる瞬間はありましたか。

柚香:実施したイベントは本当に自分たちのチームらしいイベントになりました。私たちのチームには絵がすごく上手な仲間がいて、イベント参加者の対話の際に用いるトピックカードは自作のものを製作することができました。

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論理的に深く深く考えていくことが好きな仲間もいたので、企画のコンセプトも緻密に練られた良いものになりました。また、大学生が主催することによって参加者に寄り添った企画になったと感じています。そして、企画を考えていく中でも、チームらしさを発揮できましたね。
みんなが課題解決のためにしっかり考えていける人たちだったので、様々な壁にぶつかっても一緒に解決していくことができました。振り返っても、本当に楽しくて充実した4ヶ月間でした。

福原:チーム内での自分の役割はどのようなものでしたか。

柚香:私は主にチームビルディングやモチベーションの維持、議事録の管理を行っていました。あえて雑談を多くとることで、チームビルディングを適切に行い、全員がモチベーションを維持したまま課題に向き合うことができたと思います。
議事録の管理に関しても意識して取り組みました。やはり全員大学生なのでみんな忙しくて、ミーティングに全員が参加できない時が多々あります。そんな時に、私が議事録を取って管理しておくことで、不参加だったメンバーのキャッチアップが簡単になりました。
また、計画を進める中で話し合いが難航してしたり後戻りしてしまうことも多少あったのですが、過去の議事録を活用することで的確に対処することができたと思っています。

日々実感する、全力で何かに向き合った経験の大事さ

福原:I-MAGEでの学びが活きていると思う瞬間はありますか。

柚香:毎日、大変なことに向き合う瞬間に学びを実感することが多いです。
最近は学業に並行して就職活動にも力を入れています。I-MAGE17で「自分のベストを出す経験」を積んでいるので、困難な就活にも常に全力で挑めていると感じますね。
また、チーム活動を4ヶ月間続けた経験があるからこそ、集団で何かに取り組む際にも物怖じせずに向き合えるようになったと思います。特にインターン等ではグループで作業に携わることが多いので、I-MAGEでの学びを実感しますね。

福原:I-MAGE18はどんな人におすすめですか。

柚香:「なんか面白いこと、やってみたい」「チームで企画作りに挑んでみたい」と考えている方におすすめです。チームメンバーと共に、時にはぶつかりながら、自分達の手で企画を作り上げていくことは、やりがいと共に自身の成長を加速させてくれます。また、自分達の企画を通して、誰かの笑顔が作り出せた瞬間は一生ものの財産になると思います。
さらに、I-MAGEでは企画づくりだけではなく、マーケティングや議論の回し方など、チーム活動や今後の人生においても役に立つ知識をその道のプロから得ることができます。 

私はI-MAGEの経験を通して、将来やりたいことが明確になっただけでなく、一生の仲間と出会うことができました。I-MAGEで出会う、かけがえのない仲間と共に、自分史上最高のやりがいを感じたい方、ぜひおすすめです。

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今回は、 I-MAGEでの学びを活用して充実した学生生活を過ごす柚香さんにお話をお伺いしました。今後の更なるご活躍を応援しています!!!

(インタビュー・執筆:福原 健汰 撮影・クリエイティブ:島袋 響)

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