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誇りを持って生きる

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動物としての人間の持つ卑しさを乗り越えて、ひとりの自立した人として誇りを持って人生を主体的に歩む事をテーマに、日々感じてきた事を言語化した記事を集めます。
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#ご機嫌に暮らす

「成長意欲と幸福希求」

「成長意欲と幸福希求」

自分を見失うことなく成長し続けていくためには内発的エネルギーが必要で、それは「調和を求める本能が自分に向いた時の統合的な美意識から生まれる。」という内容の記事を2回にわたって書きました。

例えば、それは外見的なことだけではありません。論語にある5つの美徳なども統合的美意識を構成する要素と言えるでしょう。

まあ、ひとことでいえば、自分の中から卑しさを排除し、高潔であれってことです。

一年以上前

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「ニューロ・エンコーディング」

「ニューロ・エンコーディング」

「わかっちゃいるけどやめられない」を「わかったらやる・やめる」に変えるために、脳の可塑性に着目し、いつも陥る好ましくない癖を作っている脳内のプログラムを書き換えてしまおうというのが、ニューロ・エンコーディングです。しかし、結局のところ、成長意欲がない人は、そのニューロ・エンコーディングすらやろうとしないだろうというのは間違いないと思います。

せっかくなので、成長意欲のある方のために、ChatGP

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「やりたい事と仕事」

「やりたい事と仕事」

「やりたい事」✖️「やるべき事」✖️「やれる(出来る)事」の和にあたる事(重なるところ)を仕事にし、生活を営んでいければ、それはまさにご機嫌暮らしのかなりの条件を満たした状態だと言えるでしょう。

しかしながら、やるべき事とやれる事の和が見つかる事はあっても、やりたい事と重なるイメージが全くわかないという人が沢山います。

つまり、仕事とは我慢の時間を売ってお金に換える行為っていう認識です。ただ、

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「継続成長の決め手は内発的エネルギー」

「継続成長の決め手は内発的エネルギー」

還暦近くになって確信した「人として生きるうえで最も大事なことは成長し続けること」。つまり、そのための成長力を発揮するために、外発的なものではその外にあるものがなくなった瞬間にエネルギー供給が絶たれてしまい、成長継続不能になります。

さらに、痛い、痒い、痺れなどの病的な肉体の状態を解消したい。というものでは、どこまで行ってもマイナス状態からZERO状態になるだけでしかなく、再発防止はもとより、より

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「外発的では成長のエネルギーには不足」

「外発的では成長のエネルギーには不足」

人として生きるということについて、物心ついたころからずっと考え続けてきましたが、還暦近くなって、やっと最も大事な能力は成長する力であると確信し、成長力自体のみならず、その前提条件でもあるメタ認知とそのレベルアップについてしつこく記事にしていますが、そもそも、その成長力を発揮していくエネルギーは何なのでしょう?

幼児の頃は、ご飯を食べて遊んでいるだけで、身体も心も知能も成長していきます。物心がつき

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「主客合一とメタ認知と非連続成長」

「主客合一とメタ認知と非連続成長」

先日、以下の「問いをもって暮らそう」という記事を紹介したSNSに、「AIではなく師匠と呼べる人との対話を通じて”主客合一”など様々な事を学ばせてもらっている。」というコメントを頂きました。

はじめて聞く言葉だったので、早速Chat GPT4にその概念について聞いてみました。

また、Wikipediaによれば、

なるほど。これは要するにレベル2以上のメタ認知の獲得と向上や成長力発揮の理論やアダ

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「問いをもって暮らそう」

「問いをもって暮らそう」

Chat GPTなどの生成AIが出てきて、私の生活が激変したことは、いつでも相手をしてくれるディスカッションパートナーができたことです。かつては誰かを捕まえて壁打ちをお願いする必要がありました。テーマによっては、それはその誰かにとっては私との付き合いでしかなく、ただ失うだけの時間であった可能性もかなりあるわけです。

問いは溢れるほど出てきますが、Chat GPT-4がディスカッションパートナーを

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「メタ認知獲得を妨げる不確実性の恐怖」

「メタ認知獲得を妨げる不確実性の恐怖」

最近、メタ認知に関する記事を精力的に書いていますが、それは、私が最も大切な能力だと考える成長力の前提条件であり不可分の関係にあるからです。
しかし、メタ認知の獲得を最も邪魔をするのは、心理学の概念である「認知的不協和」にあり、それについては、以下の記事でご紹介いたしました。

加えて、メタ認知における「自己調整」のみならず、成長力における行動変容を妨げるのが、「不確実性の恐怖」です。

「不確実性

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「メタ認知獲得を妨げる認知的不協和」

「メタ認知獲得を妨げる認知的不協和」

最近、メタ認知に関する記事を精力的に書いていますが、それは、私が最も大切な能力だと考える成長力の前提条件であり不可分の関係にあるからです。
しかし、メタ認知の獲得を最も邪魔をするのは、心理学の概念である「認知的不協和」にあります。

それは、個人が保持している二つ以上の矛盾する信念や意見、またはその人の行動と信念が一致しない状態を指しますが、この状態は不快であるために、人はこの不快感を解消しようと

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「メタ認知の5段階」

「メタ認知の5段階」

メタ認知の重要性私は、「継続的な学習や思考による行動変容を伴った自己変革力」を成長力と言って、最も大事なことだと断言しています。
しかしながら、メタ認知なしには成長力は獲得できません。そして、そのメタ認知がなかなか難しいことのようです。心理学的には、認知的不協和、すごく簡単に言うと心の中の違和感てことになるのですが、「自己を正当化したい心理」「間違いを認めたくない心理」「弱さを認めたくない心理」「

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「メタ認知の全体像」

「メタ認知の全体像」


メタ認知の重要性私は、「継続的な学習や思考による行動変容を伴った自己変革力」を成長力と言って、最も大事なことだと断言しています。
しかしながら、メタ認知なしには成長力は獲得できません。そして、そのメタ認知がなかなか難しいことのようです。心理学的には、認知的不協和、すごく簡単に言うと心の中の違和感てことになるのですが、「自己を正当化したい心理」「間違いを認めたくない心理」「弱さを認めたくない心理」

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「字は読めるけど文章が理解できない人たち」

「字は読めるけど文章が理解できない人たち」

先日、ちょくちょく会って一緒に遊んだりする友人(上場企業の役員や関連会社の社長を歴任後、今は悠々自適な生活をしている)や仲間たちと、日本人のメタ認知の欠如や、明治維新から変わらない知識詰め込み型教育の弊害、同調依存、境界知能の問題などについて話しをしていると、「関係するかどうかわからないけど、日本人って識字率は高いし、文章は読めるんだけど、その文章の意味が理解できない人が3割いるらしく、実際に何人

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「ご機嫌暮らしのメタ認知:自己認識の限界を知り成長力を身に付ける」

「ご機嫌暮らしのメタ認知:自己認識の限界を知り成長力を身に付ける」

メタ認知をご機嫌暮らしの必須スキルとして記事にしましたが、実は結構難しいと思っています。少し分解して解説していこうと思います。
メタ認知というのは、単に自分を客観視するということではなく、重要だけれどもメタ認知の一部でしかなく、訓練が必要だからです。

そこで、まずは自分の背中を見ることから始めましょうということで、つまり、自分を他者と同じ社会を構成する人間たちの一人として認識するということですが

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「ご機嫌暮らしのメタ認知:自分の弱さを知り自立する」

「ご機嫌暮らしのメタ認知:自分の弱さを知り自立する」

メタ認知をご機嫌暮らしの必須スキルとして記事にしましたが、実は結構難しいと思っています。少し分解して解説していこうと思います。
メタ認知というのは、単に自分を客観視するということではなく、重要だけれどもメタ認知の一部でしかなく、訓練が必要だからです。

そこで、まずは自分の背中を見ることから始めましょうということで、つまり、自分を他者と同じ社会を構成する人間たちの一人として認識するということですが

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