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誇りを持って生きる

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動物としての人間の持つ卑しさを乗り越えて、ひとりの自立した人として誇りを持って人生を主体的に歩む事をテーマに、日々感じてきた事を言語化した記事を集めます。
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#主体性

「流される人は大罪の片棒を担ぐ」

「流される人は大罪の片棒を担ぐ」

指示やルールに従う前に一時停止して考えようこれは専務のご指示だから、社長のご指示だからと、部長がうやうやしくメッセンジャーボーイのように伝えてきた指示をそのまま実行する。ある出来事の対応をただルールや前例にあるがまま処理しようとする。それがどういうことを意味し、どんな結果をもたらすことになるのかなど関係なく。
場合によっては、流れされて何が悪い、長い物には巻かれろは上手に生きる知恵であり、流れに任

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「安心の柵(しがらみ)で国が滅んでいく」

「安心の柵(しがらみ)で国が滅んでいく」

思いやり思いやりには、特定の人に対するものであれ、不特定多数の集団に対するものであれ、あくまでも、その言動は、思いやる側の主観に基づくものです。そして、その言動を思いやりと思うかどうかは、受け手個人の主観に基づきます。つまり、言うまでもありませんが、その言動が、思いやりとして意識したものであろうがあるまいが、思いやりとして受け手に届くかどうかは、受け手次第ということです。
少なくとも思いやりの押し

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「青信号みんなで一緒に渡らない」

「青信号みんなで一緒に渡らない」

主体性を導く道標は「高潔」2011年3月11日の震災によって、日本人特有の弱みでもある不安を感じやすい性質が刺激されて活性化し、思考停止&同調依存に陥り、いつの間にか(自覚なく)主体性を失ってしまった人が増えているように感じていました。
そして、ここ3年のコロナ禍で不安に恐怖が加わってとどめを刺されたようで、為末大さんが言及している「なんかあったらどうするんだ症候群」に冒されたままでは、理屈が嫌い

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「わかってるならやろう/やめよう」

「わかってるならやろう/やめよう」

私もリアルでの記憶にないような古い話で恐縮ですが、植木等さんのスーダラ節という歌の歌詞にある「わかっちゃいるけどやめられない」ってフレーズだけは今でも時々耳にします。

お酒とギャンブルと女をやめられないダメ男をコミカルに表現した歌ですが、本能と欲望に支配される人間という生き物の本質をよく表していると思います。

心理的に言えば、「意識の80~90%を占め、理屈を超えたところで動く潜在意識下におい

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「二つの主体性を守る」

「二つの主体性を守る」

主体性を奪う方法が、為末大さんのTwitterで言及されていますが、人の本質を良くとらえられているなと思います。

つまり、主体性を守るというのは、二つの意味があり、一つはもちろん、自分の主体性、もう一つは、子供や部下などの主体性です。

先日、沈みゆく船の椅子取りゲームのようになっている日本から転換するためには、一人ひとりの行動変容しかなく、多くの人が陥っていると言わざるをえない同調依存による思

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