レトロで愛らしい雰囲気の「”和製”マジョリカタイル」をご存じですか?
色とりどりで美しい「マジョリカタイル」をモチーフにした新シリーズをご紹介。雑貨やファッションなどフェリシモならではのラインナップ!
みなさまこんにちは。ミュージアム部mitu.です。本日はフェリシモがこの秋新たにお届けする新シリーズ「マジョリカタイルのある暮らし」をご紹介したいと思います。
マジョリカタイルとは?
そもそも「マジョリカタイル」とは、1800年代半ばにイギリスで売り出された、華やかな発色と艶が美しいタイルに名づけられた名前です。イタリアなどのマヨリカ焼(※)の流れをくむ多彩色表現という意味で「マジョリカタイル」と名づけられ、日本でもその名前が広まりました。
”和製”マジョリカタイルの誕生
日本では明治時代に、西洋建築とともにタイルも輸入されます。タイルの意匠性や耐火性・耐水性に注目が集まり、日本国内のタイルメーカーは、国産化をめざして研究を重ねます。
明治40年ごろには、乾式プレス成形法によるタイルの国産化に成功! イギリスの「マジョリカタイル」シリーズを模したタイルも戦前まで作られ、後に「和製マジョリカタイル」と呼ばれ親しまれています。
デザイン性豊かで高品質なそのタイルは、国内消費だけにとどまらず、昭和初期の輸出最盛期には、東南アジア、インド、中南米、オーストラリア、アフリカなどにまで輸出され、輸出先のニーズに合わせたデザインが作られていました。
「和製マジョリカタイル」の世界を楽しむ新コレクション
そんな歴史をもつ「和製マジョリカタイル」をテーマにした新コレクションが、この秋フェリシモから発売されました! その中から、ミュージアム部のおすすめの商品を4つピックアップしてご紹介したいと思います。
1.和製マジョリカタイルをそのまま再現!「スクエアポーチ」
和製マジョリカタイルのデザインをそのまま再現したスクエアポーチ。合成皮革素材にタイル模様をプリント。芯材入りのしっかりとした作りで、バッグにぽんっと入れても型くずれしにくく安心です。
サイズは、タイルとほぼ同じ約12.5×12.5cm。まち幅は約4cmもあるので、想像以上にたっぷり入ります。コスメやアクセサリー、充電器やコードなど、ちょっとした小物たちにぴったり。
2.和製マジョリカタイルを敷き詰め「マルチクロス」
和製マジョリカタイルを生地いっぱいに敷き詰めたマルチクロス。整然と並んだタイルならではの美しさを楽しめます。
素材は綿100%で、やわらかな肌ざわり。ハンカチとして使うのはもちろん、スカーフのように首もとやバッグの持ち手にあしらったり、お弁当包みにしたりと、マルチに活躍します。
3.繊細な花模様「ヴィンテージ調ワンピース」
和製マジョリカタイル柄のテキスタイルを使った、ヴィンテージ調のワンピース。ボリュームのある袖とウエストからふわりと広がる優雅なシルエットで、一枚でも着映えること間違いなし。
繊細な花模様に周囲を囲む幾何学模を再現し、ふんわりとやわらかな微起毛素材にプリントしました。
4.レトロかわいい空間を!貼ってはがせる「壁紙シール」
本物のタイルとほぼ同じサイズ感で、釉薬(ゆうやく)の濃淡やつやもそのまま再現した壁紙シール。貼るだけでレトロかわいい”空間をお部屋の中に作れます。
1枚のサイズは取扱いやすい約30cm×30cm。つなげる枚数次第で、小さな場所から大きな場所まで、お好みのサイズに! はさみでカットできるので、場所にあわせたカスタマイズも簡単です。
いかがでしたでしょうか? レトロで愛らしい「和製マジョリカタイル」を、暮らしの中でも楽しんでみませんか?
まだまだあります!
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タイルの魅力をもっと知ろう! INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」
今回の新シリーズは、INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」とのコラボでお届けしています。
INAXライブミュージアムは、六古窯のひとつに数えられるやきものの街・愛知県常滑市にLIXILが開設する文化施設です。「世界のタイル博物館」以外にも「窯のある広場・資料館」「建築陶器のはじまり館」「土・どろんこ館」「陶楽工房」「やきもの工房」の施設があり、土とやきものの歴史や文化、美しさや楽しさを知ることができます。
その中の「世界のタイル博物館」は、タイルの歴史や文化を研究すると共に、さまざまな展示を通してその魅力を伝えるタイルの専門博物館。紀元前から近代まで、世界の装飾タイル7000点以上を収蔵し、選りすぐって展示しています。
「和製マジョリカタイル」を通じてタイルに魅せられた方は、ぜひ、さらなるタイルの世界をのぞきに行ってみませんか?
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