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“職場の人間関係”について考える

こんにちは。スマートフォン向けゲームを企画開発しているf4samuraiで、CTO/CHROをしている松野です。

新たな出会いであふれた春が過ぎ、落ち着いた日々を過ごせている方も多いのではないでしょうか。一方で、慌ただしい時期を経て「疲れがなかなかとれず気分が上がらない……」「もしかして五月病?」と感じている方も少なくないかもしれません。

こんな不安を吹き飛ばし合えるような関係を職場で誰もが築けたら、健やかかつポジティブに働けるだろうな……という想いから、今回は「職場における人間関係の大切さ」について考えてみます。

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“職場の人間関係”に悩む社会人が実は多い?

エン・ジャパン株式会社が運営する『エン転職』のアンケート*結果によると、退職報告する際、会社へ「本当の退職理由を伝えなかった」と回答したユーザーは4割以上、さらに“本当の理由”でトップ2となったうちの一つは「人間関係が悪い」なのだそうです。

たしかに、働くうえで人間関係が与える影響は大きいと思います。気が合う同僚がいると、それだけで出社するのが少し楽しくなりますし、些細な相談がしやすいチームだと単純に仕事がしやすくなりますよね。

反対に、常にネガティブな雰囲気が漂う部署であったり、身勝手な行動ばかりが目立つメンバーがいたり、ハラスメント行為に悩まされていたり……など、働くうえで大きな支障がでるほど人間関係に問題がある職場だと、心身ともにストレスが蓄積され、休職につながったり転職のきっかけになったりする恐れがあります。

もちろん、人付き合いの距離感はさまざまです。しかし、少なくとも「人間関係が悪くないに越したことはない」という気持ちは、誰もが共感できるはずです。

では、職場において人間関係を築くために、できれば良好な関係にしていくために、何を大切にするとよいでしょうか。あくまで僕の過去の経験と個人的に感じていることを基に……ではありますが、考えた内容をnoteにしたいと思います。

※参考:『エン転職』1万人アンケート(2022年10月)「本当の退職理由」実態調査
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/31043.html

良い人間関係を築くには「信頼」が何より大事

まず「良い人間関係」とはどんな関係性でしょうか? 僕はその人と「信頼関係が築けている」状態が良い状態だと考えています。

信頼している人からのアドバイスと、そうではない人のアドバイス……内容は同じだったとしてもしっかり耳に入ってくるのは「信頼している人からのアドバイス」のはず。

では、信頼を得るためにはどんなことを意識すればよいのか考えてみました。

①まずこちらから信頼する

「信頼」と似た言葉に「信用」があります。「信用」はその人の過去の実績を見て信じることですが、対して「信頼」はその人が自分に対して害をなす存在ではないと信じること、と僕は解釈しています。

なので、新しく入社したメンバーに対しても、まだ社内での実績はないなかで「とりあえず信じてみる」ところから信頼関係が始まると思っています。

②コミュニケーションの量を増やす

一朝一夕にはいかない信頼の構築。だからこそ、日々のコミュニケーションの積み重ねが大切であると感じています。

例えば、
・自分から挨拶する
・適度に雑談を取り入れる
・社内ブログに最近あったおもしろい出来事を投稿する
など、いろいろな形でコミュニケーションをとることで、お互いの理解が深まり、信頼感が育っていくと考えます。

とはいえ雑談の場合、その機会を業務中に設けることが難しい方や、周囲からの見え方が気になる方も多いはず。なので、仕事の話以外の会話が広がる機会があるとよいかと思います。

例えばf4samuraiでは、月に一度「バリスタデー」というイベントを開催しています。コーヒーを片手にカフェスペースにてメンバー同士がラフに会話している姿を見ると、コミュニケーションが深まっていっているな、とうれしくなります。

こういった、メンバー同士の信頼関係の構築につながるような機会を、会社側でも積極的に設けられるよう、今後も工夫していきたいです。

バリスタマシンでエスプレッソを抽出しています

③自己開示をする

「自分はこういう経験を積んできた」「こんなことが好き」「普段考えていることはこれ」など、自身のスキルやパーソナルな側面を他者へ開示していくことは、お互いの心理的安全性の確立につながるため、人間関係の構築において大切な要素です。

しかし、スキルや知識をアウトプットすることは業務中でも可能ですが、職場でパーソナルなことを伝えていくのは簡単ではないですよね。僕も、私的なことをどのように話し出すのがいいか分からなかった時期がありましたが、最近は僕の個人的な悩みを相談する、というやり方をとっています。

例えば、この間は「子どもが近所の池でミナミヌマエビという小さなエビを捕まえてきたんだけど、今まで家で生きものを飼ったことがないので全然飼い方が分からなくて……どうしたらいいんですかね?」みたいな相談をしました。

するとメンバーからは「100円ショップでいろいろグッズが売ってますよ!」「猫と犬は家にいるけど、エビや魚を飼うのはめちゃくちゃ大変ですよ!」といった返事があって、会話が盛り上がりました。

悩みが解決するに越したことはないですが、それよりも話が広がることを大切にしています。僕の悩みをきっかけに相手のことも知れるので、オススメです。

ミナミヌマエビ、無事に赤ちゃんが生まれました

④次のアクションにつながるフィードバックをする

相手のミスに対し、あくまで指導・指摘するのは「プロセス」や「アウトプット」に対してであって、その人の人間性を否定したり、性格などの本質的な部分を否定したりすることは、相手を傷つけ人間関係を悪くするだけでなく、重大なハラスメントにもつながります。

フィードバックをする上では、
・×「ちゃんと考えたの?」 → ○「この資料を読んだ上でもう少しキャラクターの魅力が伝わるようにできる?」
・×「間違えないように気をつけて!」→○「確認漏れがないようどんなことを確認しているのか知りたいのでチェックリストを作ってみて!」
というように、精神論ではなく具体的なアクションにつながるフィードバックを心がけています。

逆に褒めるときも、その人の性格や能力にフォーカスしすぎないほうが良いと思っています。「天才だね!」「センスあるね!」と褒めるよりも、「良く思いついたね! 何をしているときに思いついたの?」「このデザインかっこいい! 細部まで魂込められてますね」みたいに、プロセスやアウトプットも併せて称賛することが、次のアクションにつながるフィードバックになると考えます。

先輩・後輩・上司・部下など立場は関係なく、ともに働くメンバーへのリスペクトを忘れずに、スキルは切磋琢磨し、人格は尊重し合えるよう、意識することが大切だと感じています。

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今回は、“職場の人間関係”について考えてみました。

あくまで僕個人の考えですので、一つの案として捉えていただきつつ、「どんな行動をしたらいい職場になりそうか」「なかなか接点がないメンバーに明日話しかけてみようかな」など、皆さんが働く職場の人間関係について考えてみるきっかけになっていましたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!


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