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ポエム

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#言葉の添え木

本日答えたお題2023/06/05

本日答えたお題2023/06/05

光が明るくて、影が暗いなんて誰が決めた?
ポジティブな影があっても良いし、ネガティブな光があってもいい。眩しいほどの影。目を閉じると優しく染み込む光。
一縷の希望の影なんて表現をしたら、差し伸べてくる誰かの手の映像が浮かぶように。

お題『光と影』るぅにぃ様

死にたくない。生きたい。にアンチテーゼはいらない。

お題『アンチテーゼ』言葉の添え木様
#詩 #散文詩 #1行詩 #言葉の添え木 #る

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夏への爆弾

夏への爆弾

初夏のグレープフルーツを昨日食べた。
解放されていく酸味に、青い空の味。
柑橘の匂いに、終わった春の匂い。
新しい季節への手触り。
どこかの作家がレモンを爆弾に見立てるなら、グレープフルーツは夏への爆弾だ。
雨季を迎える憂鬱を歯応えの存在感と、弾ける酸味で、爽快に飛散させる。
夏はもうすぐ。半袖も出しておこう。

お題『グレープフルーツ』言葉の添え木様
【後書き】
連想法。五感を使って対象を観察。

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繋がれていく不透明さ

繋がれていく不透明さ

人は虚構をずっと紡いできた。
神話とか、かみさまとかの信仰を。
昔話とか、民話とかの物語を。
短歌とか、ソネットとかの詩(うた)を。
童謡とか、民謡とかの歌を。
能や歌舞伎との演劇を。
落語や講談なんかの話芸を。
絵画や彫刻などのアートを。
現代の私たちも
言葉や数字をつかって虚構をつくれ、
簡単に発信できます。
虚構のアートたち。
可謬(かびゅう)性を抱える学説や仮説。
本音が見えない私たちは、

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酷薄

酷薄

張り裂ける音を鳴らせ、
呼吸する肺に直接入っていそうな突風に、
叩きつけるような豪雨。
心音をかえりみる余裕すらない氷が
芯から体に染み込んでいくように。
涙の一雫が落とす音は聞こえない。
稲妻がさえずる。
目がにじんで、ぼやき、視界は乱れ荒れていく。
台風のその様子は、
白日に暴かれるのを拒む
ある種の感情に似ている。
死海のほとりで
鎮魂歌を紡ぐ竪琴の弦を
焼き裂くような。
その感情との葛藤の

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深い青に昇る煙

深い青に昇る煙

炭からチロチロと放たれる熱と発光。

すみびをみていると、
おなかがすいてきます。
うなぎ。さんま。やきとり。バーベキュー。マシュマロ。リンゴ。
おとうさんがつれていってくれたキャンプに。
つくってくれたごはん。
ぜんぶ、わたしのおもいでにのこっています。

喪われた蛍火が書いた詩のようなもの。
私はその紙を見ながらコーヒーをゆっくり、そっと飲んでいく。
冬のキャンプ場に人影はなく、その日は貸し切

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Twitterを駆け出す中で

Twitterを駆け出す中で

最近、みかんの短編部屋お題さんのお題だけが書けないっていう状態になってました。
フォローさんのつぶやきを参考にして、つぶやきスタイルなら行けるかなと思ってチャレンジしたら、思いの外うまくいきました。

お題『アムステルダム』→『とんがり帽子』→『誘う君』→『広がる牛乳』→『お湯を飲む』で繋げた方が一つの作品になりそう。

様々な表現がされるTwitter。さながら、オンラインのアムステルダムの様相

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