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夏への爆弾

初夏のグレープフルーツを昨日食べた。
解放されていく酸味に、青い空の味。
柑橘の匂いに、終わった春の匂い。
新しい季節への手触り。
どこかの作家がレモンを爆弾に見立てるなら、グレープフルーツは夏への爆弾だ。
雨季を迎える憂鬱を歯応えの存在感と、弾ける酸味で、爽快に飛散させる。
夏はもうすぐ。半袖も出しておこう。

お題『グレープフルーツ』言葉の添え木様
【後書き】
連想法。五感を使って対象を観察。
ベーシックな優等生みたいな作品だとおもう。
これはこれで個人的にはきれいにまとまっている感があるんですが、どうでしょ?

#詩 #散文詩 #言葉の添え木

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