鮎、福島へ。 2019.6.30
東日本大震災から5年が過ぎた頃、福島県のブランド推進課の皆さんが、日田を訪ねて来られた。曰く、ようやく本来の仕事に戻れますと。この未曾有の災いに関しては、日本中が胸を痛めたが、かと言って何をすればいいのか、途方に暮れた方が大半だったに違いない。
かく言う僕もそのひとりだった。それがこの3月についに現地へ赴き、ブランディングについてお話しする機会をいただいた。テーマは、栽培に成功したばかりのホンシメジで、農家の方や飲食業の方が参加してくれた。その中に、お隣郡山でイタリアンレストランを営むTさんがいらっしゃった。食材を吟味する立場から、貴重な本音のご意見をいただいた。
その後、インスタを通じて交流が続き、僕が鮎釣りをしていることが知れ、筑後川の鮎に興味を示していただいたので、冗談混じりに送りましょうかと申し出たら、是非との展開になり、本当にそのレストラン、アランチャに20cmを超える数匹をクール便に託した。さっそく調理に入った写真が届き、思わぬ復興支援に少し自慢げな気分になっているところだ。
・短時間だけど、そこそこ釣れてくれた。楽しんだ挙げ句に人助けとは。
・処理をしたら即冷凍。専用冷凍庫がある。いろんな人に送って上げよう。
・きっかけはこのレクチャーだった。こんな復興支援もあるんだなあ。