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AI時代に必要な人間ならではの力とは

自分なりに考えてみました



〈目次〉
1.はじめに
2.Generative AI(生成系AI)の進化 
3.ビジネスモデル、産業と社会の変化
4.これからの時代、価値を生み出す人材
5.人間にしかできない力を伸ばす
6.おわりに


1.はじめに

AIの進化が激しい時代において、必要とされる人間ならではの力とはどのようなものなのでしょうか。この問いについて、自分なりに考えてみました。


2. Generative AI(生成系AI)の進化

「ChatGPT」や「Midjourney(ミッドジャーニー)」といった、いわゆる「Generative AI(生成系AI)」が進化し続け、現在は、大半の質疑について、文章でまっとうな回答をしたり、曲をつくったり、マンガを描いたりすることができるレベルまできています。


3.ビジネスモデル、産業と社会の変化

これからは、従来型の経済や産業、企業の形態、ビジネスモデルが減少していくと思われます。 代わりに、ありとあらゆる産業分野において、AI×データ化が進み、産業がこれまでの垣根を超え、ダイナミックに組み変わっていくと予想されます。

現在は、サイバーな技術を中核としてリアルを刷新する、スタートアップ企業やベンチャー企業が目をみはるスピードで革新を進めています。

これからの時代のビジネスは、AI×データの質や量、利活用のレベルが、競争の勝負を決めるようになりつつあります。国内外を問わず、どのような業界や業種で仕事をするにせよ、AI×データを活用することが大前提で社会が動いていきます。

AI×データを基に新たな商品・サービスが生まれ、新たな産業が隆盛し、このことが新たな化学反応を社会に起こしていくことが予見されます。

AI×データに決められた使い方はありません。創りたい未来のために、そのポテンシャルをどう生かすかが鍵になります。新しいAI×データのプラットフォームがいくつも生まれていくと考えられます。


4.これからの時代、価値を生み出す人材
「自分らしく知覚し、適切な問いを立てられる人」が、価値を生み出す時代に突入し始めています。

それでは、具体的に、これからの時代にはどのような人材が必要とされるのでしょうか。実際に、AI×データ化によって減少していく職業などがでてくると思われます。

今後、AIやデータの⼒を使える人と、この力を使えない人とでは大きな差が出てくると思います。
もちろん、すべての人がAIに関する専門家になる必要はありません。ただ、AIに関して、基礎的なリテラシーは身につけておく必要があると考えます。

AIが得意なこととして、第一に、「回答が定まっている問題を素早く正確に回答する」ことがあげられます。一般的に難易度の高いとされる業務でもそれが定型的な業務であれば、その業務をAIに任せることができるようになっていくことでしょう。

今後は、「適切な問いを立てられること」、「生み出された答えを評価し、更に正しく問いや指示を与える」といった能力が大切になってくると思われます。 


5.人間にしかできない力を伸ばす
根本的な話しになりますが、機械(AI)ではできない、人間にしかできない力とは、どのようなことでしょうか?

まず、ベースとしてあげられるのは、「その人その人が持つ知覚」だと思います。知覚とは「周囲の情報を統合し、その意味を把握する」ことです。同じ経験をしても、人によってその知覚できる広がりも深さも多層性も、全く異なります。

どんなに優れたAIでも、人間のように「知覚」することはできず、また、「意志」もありません。
そのため、新たな局面を迎える場面で、目指すべき状態を描くこともできません。

基本的にAIには、既知の情報から回答を導くアルゴリズムが存在します。そのため、解決事例が少ない問題には対応できませんし、自ら「問い」を生み出すこともできません。加えて、淡々と説明はできますが、熱意を持って人を動かす力もありません。

6.おわりに
AI時代において人に求められる力。それは、「多様な価値や美しさを複合的に、そして生々しく理解できる力」、「美意識」、「欲求心」、「これではダメだと分かる皮膚感覚」、「直観的に思う」、このような総合的で人間的な力が求められると考えます。


以上

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