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藤井青銅「日本の伝統の正体」

こんにちは、もはです。
今朝は洗濯機を回してワンピースからのワイドナショーを見て、有意義な朝を迎えました。

ワイドナショーはやっぱり面白いですよね。
いつの間にか毎朝の定番になっています。
人類はサンジャポ派とワイドナ派に二分されると思いますが、やっぱり僕はワイドナ派です。あんなに売れているのに、松本さんの発言が世論とズレきっていない(もしくはずれすぎて一周して丁度いい)のは本当すごいなと思います。

こういう番組を見ると、彼らスターが絶頂期だった80年代、テレビ全盛期の時代に生まれたかったなと思います。
僕が年上を羨ましいと思う一つの理由です。
あの頃のとんねるずやダウンタウン、生で見たかったなぁ。

そして今は笑っていいともがみたい。
やっぱりテレビは好きですね。

さて、前置きが長くなりましたが本日もいきましょう。

盲信しがちな伝統の正体とは

本日の本はこちら。藤井青銅の「日本の伝統の正体」

こちらの本を購入した理由は、書店でカバーが可愛かったのと、カバーで謳われていた伝統は怪しい!?の一言にとても興味を惹かれたからです。

僕も時折、日本の伝統文化の崇拝ぶりは異常だなと感じることがあります。
会社の古いしきたりや慣習なんかもその延長線上にありますよね。
誰も理由は説明できないのに、昔からやっていると言う理由だけで、不必要な作業を強いられる事が多い。そんな僕の違和感を狙い撃ちしてくれたのが本書です。

面白かった部分がとても多かったですね。時に前半部分に、人に話したい内容がたくさん詰まっていました。

例えば初詣の起源や箱根駅伝が年始の風物詩になるまでの過程など、世の中でいつの間にか当たり前のように存在する事象について、そんなに歴史ないよ、そんな偉そうな顔すんなよ、みんな見てるみたいにいうな、と正しく解説してくれて、幼少期の頃から感じていた心の中の違和感がスッキリする、とても面白い本でした。

相撲も国技と呼ばれるようになったのは、「両国国技館」と言う箱物ができてからとか。
言葉を選ばずにいうなら、あんな不祥事や暴力、隠蔽体質の競技なんて、日本に住む一個人からしたら国技なんて名乗られるのも恥ずかしいなって思います。
少なくともあの体質が改善されるまでは、国技という称号は外して欲しい。

恵方巻のブームがここ20年弱で、スーパーなどの小売店や海苔組合とかが示し合わせてできたと言うのも本当に納得。
俺が小さい時ですら恵方巻なんて文化なかったし、あんな商業目的の伝統はこれから絶対乗っからない、と心に決めました。笑

上記はかなり僕の個人的な見解が含まれていますが、本書の中にはこのように日本人が感じる伝統への違和感とその正体や背景が、丁寧に解説されています。
日本に住んでいる方であれば、一人一つは興味深いと想うエピソードが見つかると思うので、ぜひ手にとってもらいたい一冊です。

本の紹介は以上になります。

著者はラジオの有名放送作家さんだった

こちらの本、ジャケ買いで気付きませんでしたが、著者は藤井青銅さんと言う有名な放送作家の方でした。

オードーリーのオールナイトニッポンを聞いていた時に、確かに名前は聞いたなと思いましたが、ナインティナインのオールナイトニッポンも担当されていたりと、すごい方だったんだなというのは後から知りました。

道理で、文章のところどころで読者の心情を察するような文言が散りばめられていて、読みやすいんだなと納得しました。

狙いもせず、大好きな若林さんに近い方の本が読めたので得した気分です。

さて、次はなんの本を読みましょうか。
少し疲れたから音楽とゲームも挟みながら、有意義な日曜日を過ごします。

皆さんも、良い休日を。
noteばっかり書いてないで、確定申告しなきゃな。

ではまた。

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