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主に屁理屈と音楽

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最近の記事

【思いつき】鬱とは、資本主義への唯一の武器なのではないか

標題のようなことを思ったので書く。  最近、「現代経済学の直感的方法」という本を読んでおり、経済(というより資本主義)が止まることはないのだろうかと考えている。  先に注釈しておくと、僕は別に資本主義に恨みをもってはいない。社会主義の崩壊も結局は、社会主義体制下でも資本主義的価値観が個人レベルでは優勢だっただけという風に理解(曲解)している。なので、自分がそこから逃れうるとは考えておらず、どちらかというと自分たちも含めた人類の終焉についての興味でこの話を書いている。  そ

    • ガールズバーというものに行った

       会社の友人にノコノコとついて行ったらガールズバーだった。その友人が何かで一度来たことがあって、カラオケがあるので気にいると思ってくれたらしい。今回はその感想を書く。 僕の予備知識inカフェ  僕はよく近所のカフェで作業をしており、その時にたまにこういったバーかキャバかの面接を見かけることがあった。なので、僕の予備知識は殆どそこから得たものである。聞こえてきた話によると、女の子は時給(そんなに高くはない)に加えて、自分の分のお酒をお客さんが注文した場合その何%かが自分の給

      • 「気にする」を行動にするようにしている ー 主観的な概念は結果の類似性からしか定義されていないのでは?

         工場の仕事では現状維持が至上の命題なので、その為に様々な項目を管理していて、僕はそのうちの自分の担当分を管理する責任がある。しかし、状態の変化に気付くというのはなかなか難しい。というより、それらの状態を「気にする」というのがなかなか難しい。どう頭を使えばいいのかよくわからない。  イメージが沸かない場合は、水族館で何か変わった深海魚を何匹か飼っていて、そいつらの健康状態を自分が保障しないといけない と思ってほしい。 「気にする」をやるには  それで、前回の上司とのミーテ

        • 読書メモ「愛するということ」

          エーリッヒ・フロムの「愛するということ」を読んだ。 本について  いわゆる古典的名著だ。原題は「The Art of Loving」で、適切に直訳するならたぶん「愛するという技術について」となる。いろんな本で引用されていて以前から目はつけていたが敷居が高かった。最近の出来事が重なって機が熟したと感じ、ようやく読むに至った。 注:暗に前提とされているが、人に対する愛の話をしている。 愛とは何か  愛とは、「実存の問題に対する答え」であるという。僕には難しくてあまり理解

        【思いつき】鬱とは、資本主義への唯一の武器なのではないか

        • ガールズバーというものに行った

        • 「気にする」を行動にするようにしている ー 主観的な概念は結果の類似性からしか定義されていないのでは?

        • 読書メモ「愛するということ」

          「何事もバランスが大事」が言っていること

           中庸は、大小などのどちらかに偏り過ぎず中立的であることを指す。単に50%をとるわけでもなく、適切な判断をすることである。現代の言葉でいうと「バランスをとる」だ。「何事もバランスが大事」とはよく聞くが、僕はそれらは特に何も言っておらず、あくまでも類似した感覚からなる集合なのではないかと思っている。 注:あくまでも個人の感覚としてお読み下さい。また、ご指摘もお待ちしております。 バランスとは  中庸やバランスの取れた判断とは、要は各所の都合を鑑みた結果のその都度の最適な選

          「何事もバランスが大事」が言っていること

          主観的な教訓にも客観的な妥当性が必要なのではという話

           ここ数日、僕は先輩の手伝いで不良品の対策をおこなっていた。今日はその中で得られた経験と教訓に対して、考えた事を書く。 経緯  部署の先輩が取り組んでいたクレームの対応(品質改善)で人員が必要となり、僕は現物確認係として手伝っていた。当初根本原因の検討がつかなかったため、暫定対策をしつつ検査で取り除くという方向性だったが、検査方法を確立するための現物確認を進める中で奇跡的に根本原因が判明し、非常にきれいな形で解決することが出来た(工程運用への反映等は残件だが)。尚、良い感

          主観的な教訓にも客観的な妥当性が必要なのではという話

          プラネタリウムの感想、「音楽」や「星」という概念の特権的性質について

          先日プラネタリウムを鑑賞してひどく感動したので、今日はそれについての考察を書く。具体的な内容は書かないが構成等は言及しているので、コニカミノルタプラネタリウムを見に行く予定のある人は注意してください。 内容 そのプラネタリウムはただ単に天文学を扱っているわけでなく、星にまつわる映像作品を上映しており、天球型のスクリーンを用いた映画館と言った方が正しい。僕が鑑賞した作品は、ラジオか何かでお便りとともに曲を紹介するという形式で、星にまつわる3つのエピソードが紹介される。エピソ

          プラネタリウムの感想、「音楽」や「星」という概念の特権的性質について

          ナガスパに行ってきた話

          今回はその感想。 乗ったもの ・スチールドラゴン ・ワイルドマウス ・バイキング ・白鯨 ・(名称不明)回るブランコ ・アクロバット ・木の「ジェットコースター」 断ったもの ・嵐 ・(名称不明)打ち上げられるやつ ・シャトルループ 自分の絶叫耐性  アトラクションの中には、周りが乗っているにもかかわらず乗るのを断って見学したアトラクションがいくつかある。ここから、自分が拒否反応を示すアトラクションの傾向がわかってきた。 ・極端な急加速をしないこと ・日常で経験して

          ナガスパに行ってきた話

          夏フェスに行った話

          少し前の話だが、ロックフェスというものに初めて参戦してみた。今回はその感想を書く。 導入や曲間の使い方にジャンルや個性が出る  純粋なロックバンドの方がおもむろに始まるような演出をしていた。逆にヒップホップや舞台系のアーティストはまっすぐ出てきてお辞儀をして始まる形(どちらかというと声楽や演歌のような)が多く感じた。  これはMCについてもそうで、ロックバンドの方があまり慣れあわずに「ついて来させる」スタンスでのMCが多く感じたのに対し、ヒップホップではほとんど対等な立ち

          夏フェスに行った話

          方言の習得するこころみ

           研修中に同期と取り組んでいたことの1つに、方言の習得がある。今回はその中で思ったことを書いていく。 注:ここで挙げる方言は実際に聞いたものですが、解釈と訳は完全に僕の独断です。違ったら教えてください。 じゃけぇ = ~だから  これが最も象徴的な言葉遣いだった。汎用性が高いのもあって至るところで耳にする。時々、単なる断定のような使い方も聞いたりもした。 ex)まああいつはクソじゃけぇな ぼれぇ~ = すごくorすごい~@標準、えらい~@関西  これも慣れれば使いや

          方言の習得するこころみ

          デュシャンとポロック vs ケージ

          おことわり:最近知って感じた内容を書いていますので、いち素人の感想としてお読みください。その道に詳しい者ではありませんし出典もほとんど覚えてません。解釈違いとかご意見ありましたら是非教えてください。 2人の芸術家と、作曲家についてです ちょっと前に、絵画や現代アートに興味を持った時期があり、近場の美術館を巡ったり、本を読んだりしていた。その中でデュシャンとポロックという2人の芸術家について知り、「だとしたらジョン・ケージが凄いな」と思ったのでここに書こうと思う。 デュシ

          デュシャンとポロック vs ケージ