方言の習得するこころみ

 研修中に同期と取り組んでいたことの1つに、方言の習得がある。今回はその中で思ったことを書いていく。

注:ここで挙げる方言は実際に聞いたものですが、解釈と訳は完全に僕の独断です。違ったら教えてください。

じゃけぇ = ~だから

 これが最も象徴的な言葉遣いだった。汎用性が高いのもあって至るところで耳にする。時々、単なる断定のような使い方も聞いたりもした。
ex)まああいつはクソじゃけぇな

ぼれぇ~ = すごくorすごい~@標準、えらい~@関西

 これも慣れれば使いやすい。面白いと思ったのは、「すごい」は「(~が)すごいな」といった用法があるのに対して、「ぼれえな」という使い方は耳にしなかったことだ。なので、「すごい~」よりは「えらい~」の方が用法としては近いと思う。
ex)あれはまたぼれぇ車じゃな

~が = ~やんか、やねんか@関西

 最初は普通に逆説かと思っていて、全く話が繋がらなかった。意味としてはおそらく単なる断定だが、暗に同意を求める、あるいは確認して先に進むニュアンスがある気がしたのでこのように理解している。僕は習得していない。
ex)〇〇するには〇〇が要るがー
ex)そんなこと言われたって出来るわけねーがー

一体これらはどこの方言か?

 僕の研修先は岡山県だったが、岡山出身の友人曰くこれは広島の言葉らしい。しかし、広島出身の上司に聞くと純粋な広島の言葉というわけでもないらしい。岡山:広島=3:7くらいなのではと思っている。そう考えると、当たり前だが方言に線引きというのは無くて、時間を共にする人を介してなめらかにつながっているのだと思えた。その意味では、ここで聞いた言葉は比率で論ずる以前に、ここの言葉=10 なのだ。これはなかなか壮大な感覚だった。結局、どれがどこの方言かは判明していない。

とはいえあくまでも日本語――英語はどうやって習得するか

 なので、部分の言い換えによって習得が可能だ。大部分の単語と文型が同じだから予想してちょっとくらい使えたのである。そう考えると、英語などの文型が違う言語を習得するにはどうすればいいのか?
 思ったのは、同じように部分の言い換えで習得すればいいのではないかということだ。日本人にとっての英語のhello worldはおそらくthis is a pen だと思うが、これを言い換えれば大体の「これは~です」が言える。
 この時問題になるのがthis に当たる主語の変化と、a がanになったり色々することだと思う。僕は自信がない。だが、先の話から考えると、これは言い換えの種類ごとに発生している規則なので、結局言い換えで広げていくことに変わりはなさそうだ。ちょっとやってみようかと思う。

まとめ

 まあ、言葉ってのは使わないと忘れるけー


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